カゼキショウさんのレビュー一覧

「びんぼう草の君」アマゾン限定書き下ろしSSペーパー グッズ

相変わらず仲良しな二人

アマゾンさんで購入するといただけるペーパーです。B5サイズの大きさの紙を四つ折りにした造りで両面印刷されてます。

さて、それでは内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。



タイトルは『自慢したいひと』。
時系列は本編終了後。志信視点で描かれています。

吉野の服を一緒に買いに来た志信。吉野が試着室で服を着ている間、ショップをうろうろしていた志信は高校時代の同級…

7

びんぼう草の君 小説

小鳥屋りと子  カゼキショウ 

優しいお話でした

優しい絵柄の表紙とあらすじを拝見して、なんだかとても心惹かれて手に取ってみました。

裕福な家庭で育った志信(受け)。
一方、貧しく満足に制服も買えないような家庭でありながらも優しい性格の吉野(攻め)。
高校の同級生で、相反する立ち位置にいる二人ですが吉野のくれる花を通して近づいていく二人。なのに同級生の目を気にして吉野に酷い態度をとってしまった志信は…。

という、何とも既視感のある…

10

びんぼう草の君 小説

小鳥屋りと子  カゼキショウ 

表紙のイメージ通り

結論から言うと、とっても良かった!新人作家さんで買うのを迷ったのだけど買って良かった。迷いつつも購入した自分を褒めたい。
高校時代に傷つけてしまったクラスメイトのことを忘れられない主人公が、ふとしたきっかけで相手と再会しする。お互いの蟠りや誤解を理解し合いながら、気持ちを通じ合わせていくのがたまりません。描写が丁寧で無理がなく素敵な作品です。
何となくあまりエッチシーンはないような予想でした…

6

びんぼう草の君 小説

小鳥屋りと子  カゼキショウ 

追想の愛

小説ショコラ新人賞受賞作とのこと。
読みやすい文章に、ほのぼの優しい作風が好印象の作品でした。

裕福な家庭に生まれ、クラスでも一目置かれる存在だった志信(受け)。
自分によく花をくれる、貧乏な家庭育ちのクラスメイト・吉野(攻め)に淡い恋心を抱いていました。
しかし、ある日花を受け取っているところを他のクラスメイトにからかわれ、思わず花を突き返してしまいます。

それから数年後。

14

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

ラブが少ないからか、攻めが地味なのか?

異世界トリップ物、ファンタジー大好きです。
六青さんの前回読んだ「輪廻の花」が私の萌ツボにドンピシャだったので今作もめちゃめちゃ楽しみにしていました。

設定は面白くてワクワク感があり、ストーリーも二段組みながらあっという間に読み終えてしまいます。

物語のキーポイントとして出てくるクロもめちゃくちゃ可愛くて癒しもあるのですが、レンドルフ(攻)に今ひとつ魅力が感じられないのが残念でした。…

5

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

良質なファンタジーでもなければ、BLでもない

内容は他のレビューで詳しく書かれているので割愛しますが、とにかくまるまる1冊が前フリのような内容で読んでいてとても疲れました。

恐らく、物語全体に圧倒的に“会話”がない事が要因だと思います。

異世界トリップなので、現地の人と言葉が通じない。
一緒にトリップしたもう一人の主人公の少年は、少し頭が足りないので会話の内容が主人公の脳内で要約される。
唯一意思疎通できるのはトカゲですが、き…

6

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

異世界難度E

異世界トリップもの。異世界の騎士×日本人高校生。
一緒にトリップした友達が選ばれし神子で、主人公はオマケどころか忌まわしい存在として忌避される、という展開です。
まったく同じ展開の『妖精王と二人の花嫁』(秋山みち花)を最近読みましたが、そっちは受けが不憫で読んでて不快だったけど、こっちは許せました。こっちの受けくんのほうがはるかにひどい目に遭ってるんですが、あっちと違って、攻めが最初から受けく…

5

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

上下巻にしてもよかったんですよ?

延期に次ぐ延期となり、首がキリンどころかろくろ首になってたんですが、ようやく!!
届いてびっくり2段組は平常運転として、このみっちり感、そして行数改行ギリギリ!
大興奮で読み始めたら、もうあっという間でした。

大まかな内容はあらすじの通りですが、今回はいつもの六青さんとは少し違い、受が不憫なのには変わりないのに健気じゃない。
ある意味健気ではあるんですが、他人を妬むという人間として当た…

11

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

あとがきと全く同じ気持ちになりました

受けがどんな酷い目に合うんだろう…とドキドキしながら読みました(苦笑)。やっぱり今回も、可哀想な境遇に一生懸命頑張る受けに泣かされました。

昔から劣等感を抱いていた相手と一緒に異世界に飛ばされて、そこでも自分だけ蔑ろ(というか災いの対象)にされる…、これだけでもう泣けます。おまけに、そのチヤホヤされて大事にされてる相手に、「これでも辛いんだ」なんて言われたらグレたくなる気持ちも分かります。だ…

13

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

翻訳機能が欲しい!

子供は無力だ。
無力だから受け入れるしかない。
辛い事実も受け入れる。
同じ境遇なのに自分より何もかも、ことあるごとに恵まれている子がいる現実を受け入れる。
でもどうしたって理不尽でやりきれないから妬む心が生まれる。

今回の受けの秋人は、六青さんの作品によく登場する小公女○ーラ風の不幸だけれど健気で心根が純粋のタイプとちょっと違います。
身寄りの無い母子二人だけの家に育つも幼い頃に…

8
PAGE TOP