川琴ゆい華さんのレビュー一覧

宵越しの恋 小説

川琴ゆい華  橋本あおい 

緋褪色、若苗色、黄檗色、淡水色、躑躅色

色マニアな私。
この小説には色彩がちらほら出てきます。
和の要素がふんだんに散りばめた奥ゆかしさがたまらなくて神評価です。
小説の詳しい内容は他の方のレビューを御覧になると解りやすいので
私は勝手ながら省略します。
この小説に出てくる色について(もはやレビューではないです)

【緋褪色(ひさめいろ)】
緋色のあせたような鈍い調子の赤系の色。
古代から赤には厄除けの信仰があった。

7

宵越しの恋 小説

川琴ゆい華  橋本あおい 

甘さと緊張感

記憶喪失のままのふりをするという設定は目新しく新鮮で、展開を想像するだけでワクワクしました。
お互いの嘘から始まった二人、その嘘がいつ何処で明らかになってしまうのか…
自ら漏らすのか、それとも自らの意思とは関係なくバレてしまうのか…
それを考えるとハラハラさせられました。
しかしながら、その緊張感が甘いストーリー展開上での良いスパイスになっていた感じがします。
深尋視点でじっくりと心理変…

3

『宵越しの恋』初回限定特典書き下ろしショートストーリー「背中越しに恋」 グッズ

可愛過ぎな遊び

『宵越しの恋』の初回限定ペーパーです。
本編の三ヶ月後、甘々なふたりの日常です。やー、甘い以外のなにものでもありませんよ!

学生時代に片想いしていた深尋(受)と晴れて恋人同士になり同棲している准平(攻)が、うまーく頭を働かせえっちに持ち込もうとするお話。
まあ、深尋もすっかり准平のすることなすこと『可愛い』なんて思ってしまっているのですから、バカップルですよねえ(苦笑
短いですが、ペー…

2

宵越しの恋 小説

川琴ゆい華  橋本あおい 

川琴作品では2番目に好きだ!

フルール文庫の川琴さんの作品は可愛いので、大好きです。
今回も中身を確認せず予約。
今年に入ってからかなりのハイペースで出版されていますが、個人的にはフルール以外の作品はピンときませんでしたねえ。
こちらの作品、川琴さんのHPでSSが読めますよ。

********************
受けの深尋は、スペインで洋菓子の修行をしたパティシエ。
何事にも流されるまま生きてきた結果、彼…

10

宵越しの恋 小説

川琴ゆい華  橋本あおい 

絶妙な関係性

WEB公開で読んでおり、設定の絶妙な上手さと、キュンとくる切なくも甘い展開にやられ、「これは文庫されても買い!だな!」と思っていました。
記憶喪失だと嘘を付く攻め准平と、嘘をつかれていると気付きながら記憶喪失のフリをする受け深尋の、今にも壊れてしまいそうな絶妙な関係性。交換日記を通して少しずつ探りあったり、同居生活や和菓子屋という准平の家業と通して近づいて行ったりしながらも、常にお互いに嘘をつき…

3

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エロエロ背中文字ゲーム♡

深呼吸して
「いくぞ」なんて言うから何かと思えば
ただの背中文字あてっこゲーム。
湯上がりで浴衣の二人にいやでも
エロい展開を期待してしまいますw

「当てたら何かくれる?」
と准平。
いいけど何を?と深尋が返すと
「キス」
と意味深に笑う。

そして深尋の書いた
『神楽坂まつり』『赤城神社』『鬼灯(ほおずき)』
を全問正解する。
漢字で書く深尋も容赦ないけど
即…

4

宵越しの恋 小説

川琴ゆい華  橋本あおい 

宵越しのお茶を淹れ直し…

彼女にフラれ、仕事もクビになったあげく
歩道橋から落ちて一時的に記憶を失った深尋(受)。
病院へ現れたのは、
学生時代「ホモ」と揶揄されていた同級生・准平(攻)。
准平によると、自分と彼は恋人同士だったと……


記憶はすぐ戻り、准平の嘘にも気づいたものの
学生時代准平をハブにしていた罪悪感&この際ロクでもない自分の人生をリセットしたいと
記憶喪失のふりをして准平の嘘に乗っかるこ…

10

ケダモノとその息子 小説

川琴ゆい華  桜城やや 

ズルイ大人(好き好き~っvv)

自分の付けたタイトル通りの作品です。

かつて行き場のない明琉を拾って援助してくれた道風。
最初は憧れだけの存在がだんだんと恋になり…
だけど自分を捨てて海外への仕事へ旅立った。
それもやるだけやってね。
そんな男が5年ぶりに帰ってきて、まだ自分を好きだという。
あの時は明琉のためを思い…って言いながら、やっぱり忘れられなかった。
もし明琉がまだ待っていてくれたら好きだと伝えるため…

3

あなたを無性に恋している (表題作 アイリスヒスパニカ) 小説

川琴ゆい華  みずかねりょう 

デビュー作だとは!!

ウエディングプランナーの男性ってなんとなく色気ありそうだし、
人の幸せの手伝いが出来る仕事って素敵ですよね!!
あらすじが面白そうだったので読ませていただきました。
川琴さんはこの度初読みではありませんが
まさか、こちらの作品がデビュー作だなんて、あとがきでおったまげました!!
それを微塵も感じさせない堂々とした印象のお話でしたよ!!

26歳にしてフラワーデコレーターの伊勢谷万葉は…

2

ケダモノとその息子 小説

川琴ゆい華  桜城やや 

星が乳首に見えるんだ・・・好いフレーズ

歳の差カップルの再会モノ&オヤジとその息子に好かれる強気編集のお話ですが、
三角関係や3Pものでもなく、恋愛や結果横恋慕的な雰囲気や親子の絆や仕事など
個人的には様々詰め込み過ぎではないかと思えた作品でした。

作者10冊目の作品は、私的にはどうもノリきれない感じで読み終わってしまったかな。
編集で受け主役の明琉は19才の若いカメラマンに熱烈求愛されていざ事に及ぶ寸前
そのカメラマンの…

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