ヤマシタトモコさんのレビュー一覧

BL古典セレクション1 竹取物語 伊勢物語 小説

雪舟えま  ヤマシタトモコ 

男、男、男・・・どこをみても男しかいない!

本書はあの有名な「竹取物語」と「伊勢物語」2つの古典のBL訳である。

【竹取物語】
主人公は絶世の美女のかぐや姫ならぬ、絶世の美男のかぐや彦(♂)。
彼は竹取の翁(♂)と爺(♂)に拾われた後、蝶よ花よと大事に育てられ、
長じた暁にはその美しさゆえに5人の貴公子たちから求婚を受けることとなる。

しかし、翁と爺との3人での暮らしに幸せを見出し、
結婚願望の欠片もないかぐや彦はそれぞ…

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非BL作品

さんかく窓の外側は夜 1 非BL コミック

ヤマシタトモコ 

うーん

BL的にもサスペンス的にも面白くなくて残念でした。

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恋の話がしたい コミック

ヤマシタトモコ 

恋の話が

ヤマシタトモコ先生の作品の中で、おそらく一番好きな1冊です。
会話のテンポがヤマシタトモコ節バリバリで、BL漫画でこんなに特徴ある人も珍しいってぐらいヤマシタトモコ。流れでレビュー書くと影響されちゃう。

◾︎表題
◾︎真川(ノンケ 年下)×美成(インテリアショップ店員)
久々に読み返したのですが、邑崎(美成の友人)のことがとにかく記憶に残っていまして、記憶ではラストシーン泣いていたと思…

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新装版 イルミナシオン コミック

ヤマシタトモコ 

表題作だけじゃない!

もー、最高ですよね!
ヤマシタトモコ先生にはいつも泣かされます。
表題作ももちろんいいのですが、
短編がホント最高‼︎
とくに、女子の描き方がお上手で、
女子を描かせたら右に出るものはいないとさえ思っています。

【イルミナシオン】
スペイン語で照明の意味でしょうか?
登場人物3人にそれぞれ焦点を当てていく手法で描かれています。
心は身体を裏切るし、心も心を裏切る……
気持ち…

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新装版 イルミナシオン コミック

ヤマシタトモコ 

おまけ漫画がたったの3Pでがっかり、だけど好き。

旧版は持ってます。

新装版は「10年ぶりの表題作の3人!!」というので期待して読んでみたけど、あぁそうなの……やっぱり決着ついてないのね……というオチで正直、ガックリ。
しかもたったの3P。
旧版を読んでる人が、これ目当てに新装版を買ったら多分がっくり来ると思う……。

しかも私は勘違いしてたんだけど、「表題作の3人の10年後」ではないんです。
10年も経ってりゃ決着ついてるよね、…

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新装版 ジュテーム、カフェ・ノワール コミック

ヤマシタトモコ 

素晴らしい以外の言葉がみつからない

あーすごい!
すごい感性‼︎
優しくて切なくて苦しくて……
いろんな感情が引き出されるし、共感もできる。
ヤマシタ先生すごいなぁー

【ラ・カンパネラ】
賢くて暗くて偏屈な友人を好きなタカイチのお話です。
恋に落ちる時の様子を〝心で鐘が鳴った〟と表現されています。
好きな子の着メロが鐘の音なので、
むやみやたらにメールしては鐘を鳴らすタカイチ。

本当は両思い?と匂わせるだ…

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YES IT’S ME コミック

ヤマシタトモコ 

両思い

ヤムシタトモコ先生の作品は、台詞回しがどれもヤマシタ先生ですね。たまーに違うのもあるけど、テンポと話し方が同じ。先生もこんな人なんだろうなってのがキャラに滲み出まくってる。

一番最初に収録されている「目蓋の裏にて恋は語りき」(現実的劣等感強め眼鏡美大生×才気あふれる童貞ピュア少年系美大生)や、「minun musiikki」(オケのチェロ×ピアノ)も、「夢は夜ひらく」(これはほぼレディコミ)…

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YES IT’S ME コミック

ヤマシタトモコ 

可愛いナルシストは大歓迎

◆彼女は行方不明
 短いし終わり方も呆気なかったけれど、意外と余韻が残るというか、妙に心に引っかかるような作品でした。行方不明と噂の女子を探す旅に出た古林と八名木。古林にひっそり懸想している八名木は、そんな女子のことなんかどうでもよく、頭の中では酷い扱いをしていて、彼女と会った時には人として最低な言葉すら吐いてしまう。いくら恋敵といえ、そんな言葉を投げつけられる筋合いはないですよね。彼女が返した…

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新装版 ジュテーム、カフェ・ノワール コミック

ヤマシタトモコ 

人間模様あれこれ

「BL作家の心に残る一冊」という本でためこうさんが推してるのは、この「ジュテーム、カフェ・ノワール」に収録されている【ONCE UPON A TIME IN TOKYO】で、この本何度も読んでるくせに思い出せなくて、いつか読み直そうと思いつついつも後回しに……。


で、久しぶりに再読してみたら、あ〜!この話か!と。

地方から上京し、京急の車掌になった男が主人公。
勤務中の電車に、大…

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スニップ,スネイル&ドッグテイル コミック

ヤマシタトモコ 

ぼろきれ,かたつむり,犬のシッポ

日記形式で綴られる、
ヤマシタトモコ先生による日常BLです。

綴り手は誰なのか?
目線は客観的であるからこそ、
二人の日常を覗き見しているような気持ちになります。

タイプの違う友人として知り合った峰と安城が、
友人から恋人の様な関係に進展していくまでが描かれています。

出会いから恋人になるまでが流れるように描かれるのではなく、
時系列が前後しながらなので分かりにくい部分…

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