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はるのさくら
ネタバレ
とある小さな村の、私塾でのお話。 西苑と季郎の2人が、小さな村に腰を落ち着けてすでに20年程が経っている模様。 それぞれ、周老師、壇老師として、子供たちに学問と剣術を教えながら2人きりで過ごしていて。 たまに季郎は、盗賊討伐の助っ人等の荒っぽい仕事を請け負って、旅に出掛けているようです。 旅立ちの朝「危険なことはするな」と西苑が泣きながら季郎を引き留めようとしている姿を垣間見てしま…
高原いちか 東野海
題名から、妖しい受け様の艶っぽいお話なのかと思っていたら、違ってた(≧∇≦) めっちゃ私の萌えツボにドンピシャな展開で嬉しい(#^.^#) 受け様は王家の傍流一族の当主、西苑。 身分を隠し、色街で一夜の男を求めていた時に、色街の頼れる兄貴分の季郎と出会う。 この2人の出会い、西苑に分があってウフフにやけちゃいます(*´艸`) 攻め様である季郎は、王家をしのぐ権勢を誇る武官、壇…
高原いちか 古澤エノ
もきゅ子
長年放置されていた祖母のお屋敷を相続したものの、 悪い妖精や化け物達が住み着いていてそれらの対処のために魔法使いを派遣して貰う話。 生活に根付いた伝統的なタイプの魔女や魔法使いのお話がとても好き。 昔から屋敷にかけられている魔法の仕組みや構造を、 当時の曾祖父母の人柄や人生から紐解いていくのも面白かった。 攻めいわく魔法使いの理論的には根拠のある推理なんだけど、 素人の受けには今ひ…
kurinn
高原いちか先生の作品は「愛されうさぎととろけるクリームティー」に次いで2冊目でした。 前作はイギリス出身のウサギ獣人受のお話でしたが、今作は受がイギリス短期留学をしていて攻がイギリス人魔法使いでした。作者様がかなりイギリスに思い入れがあるのだと思いました。まぁ、舞台は日本でしたが…。 前作も飯テロBLだと思いましたが、今回はそれ以上に飯テロBLでした。しかも鋳鉄製のストーブ兼オーブンで…
あーちゃん2016
古澤先生挿絵なのでマストバイ。攻めが金髪魔法使いさんなのですが、美味しそうなお食事や、ふわっと優しい魔法、おうちの様子等が素敵なのと、攻めが割合好きでしたので萌にしました。古くて素敵なカモミール・ハウスというおうち舞台のファンタジー、本編210pほど+後日談28pほど+あとがき。 会社でゲイバレしてなんとなく居づらくなった航(わたる)。亡くなった祖母から通称カモミール・ハウスと呼ばれる古い家…
高原いちか 御園えりい
窓月
『旗と翼』と同じ世界観で繰り広げられる、中華歴史もの。カプは異なりますが、前作と同じく主従関係で、今作は攻め視点。時代も前作から数十年後の設定となっています。 主人公の李三は大陸五国の蓉から北方に位置する寒冷地方の貧しい出自で、子供の頃にいわば間引きのために家を出された無学文盲でした。その後、王都守備隊の兵士として出世するも、教養の無さを克服すべく、独学で初歩的な読み書きを習得しようと奮起し…
作家様デビュー作。 骨太な中華ヒストリカルストーリーで、試し読みの冒頭から一気に引き込まれてすぐに正規購入しました。こんな作品があったとは……! 物語の時代背景に合わせた文体が流麗で心地よく、映像が鮮明に浮かびます。もう、これだけで興奮するのに、ストーリーも王道ながら攻め受けの心情変化に目が離せない。8歳の獅心(攻め)と13歳の玲紀(受け)が、太子と傳役として出会ってから15年の経過を…
高原いちか 金ひかる
ちゅんちゅん
自分の大切な居場所を守るためにがんばる正反対の立場の二人が手を取り合うまで うさぎの獣人・ノエル(受け)は故郷から離れ、自分を受け入れてくれたホテルオーナーの的場のもとでホテル「ナーサリーライム」でティールームのチーフをしています。 自分の唯一の居場所であるホテルを守りたいノエルでしたが、由緒あるホテルとはいえ、これから生き残る戦略として大神(攻め)という男がアメリカから招聘さ…
本編で他ホテルのアフタヌーンティーに行った時に、大神とノエルが急な発情から助け出したうさぎ獣人の女性がいました。 会場から連れ出して公園のベンチで休ませていた所で、彼女の恋人が現れたので大神とノエルは去っていました。 こちらの小冊子は半年記念の新婚さんの旦那さん目線でしたので、まさかと思ってドキドキしながら読み進めました。 2人は全くの偶然に「プディングの夕べ」に参加したようです…
初読み作家さまでした。 お話の舞台になっているホテル「ナーサリーライム」と、ノエルが給仕長をしているティールーム「十月のうさぎ」の描写が興味深くて夢中で読みました。 そして反発しあってた2人が思いを通わせ始めた辺りで、攻めの大神のノエルへの溺愛ぶりにキュンキュンしました。 とくにノエルがうさぎ獣人だとバレないように、自らを犠牲にして守る姿と独占欲溢れる言動が普段の大神とギャップが…