糸井のぞさんのレビュー一覧

期限切れの初恋(CITRON) コミック

木原音瀬  糸井のぞ 

初恋の幻想

泣けるBL→ノベルズ→コミカライズの順で読みました。
泣けるBLの部分でうーん、泣ける?と思っていた部分がノベルズの書き下ろし含めて読み終わったあとやっと消化できた感じだったのでコミカライズだけではまた消化不良感が。。
連作ボリュームで致し方ないし、漫画と小説で表現手法はもちろん違うので難しいのですが、どちらかと言えばコミック→ノベルズのが読む順番としてはいいかもしれない。

(2013.…

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恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

ストーリーがしっかりしてていい

やはりストーリーがしっかりしている漫画は読み応えがあります。

破壊願望のある高校生、掌。
そして、恋に破れ、祖父の文房具店を継いだ蛍二郎。

蛍二郎に出会い、仲良くしてから、壊そうと決意する掌。次第に蛍二郎に執着するようになるが、それが本当の恋だと気付かない。
一方、手ひどく彼氏に振られ、心に傷を負ったままの蛍二郎。しかし、まっすぐに自分をみつめる掌に、だんだん心を動かされていく。

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夏とセックスとぼくらの未来 コミック

糸井のぞ 

無限ループの神作品✨文学的で面白いです❗

めちゃくちゃ面白くて強力にお勧めです。
不思議なムードの作品で筒井康隆「時かけ」とか眉村卓「なぞの転校生」を思いだしました(´- `*)
エロもあって余韻がすごい。
最後まで読んだあと、また最初から読みたくなる無限ループ作品。とても文学的だなと思いました。

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恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

攻めの衝動を理解してあげられない

 ありのままに評価するなら、萌え寄りの中立という感じでした。理由は表紙の人物・掌の抱えている破壊衝動について、この作品を読み終えるまでに完全に理解できなかったというのが大きいです。そもそも彼のこの衝動はどんな経験によって形成され、どういうことを引き金に生じるのか。今までどうやってやり過ごして来たのか(ひたすら我慢していただけ?)。その対象が人物となった時、「破壊」は何を意味するのか。体を傷つけるこ…

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期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

いつかは僕で君が幸せになってほしい

とりあえずやたらと臭いをイメージさせられる作品でしたね。
攻めの村上のホームレス状態だったり職にした汚部屋清掃だったり。
綺麗なものだけでかためられることのない木原さんの作品、確かな描写力が大好きです。

それにしても序盤の攻めはついつい顔をしかめてしまう程の汚すぎる身なりで嫌悪感半端なかったのですが、それでも好きでいることをやめられなかった受けの宇野の想いの強さに驚きました。
年数も経…

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グッモーニン グッナイ コミック

糸井のぞ 

許すことはない、2人を真剣に愛したから

 リネアが記憶を失って幼子のような性格だった中盤まではそこまでハマれなかったんですが、記憶を取り戻すと共に段々落ち着いた性格になっていってからは、ちょうどストーリーが要を迎えたこともあって、どんどん引き込まれていきました。アヤが忘れられない元恋人・サイラス。最初はリネアよりもサイラスのことが気になってしまって、過去の2人の話をもっと読みたいなぁなんて思っていたけれど、リネアとサイラスの会話のシーン…

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恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

恋のチカラ

壊したくなる衝動、というのはちょっと私には難しかったです。
傷付いて悲しくて記憶を消してしまいたいと思うことならわかるのですが。
それでも誰だって抱えているものはありますよね。
掌の場合はお母さんが“アレなモード”な時があるから
破壊衝動に駆られるようになったのかな…。
妹さんもいるので二人とも転校を余儀なくされて
うまくやり過ごすのも大変でしょうね。気の毒でなりません。
初恋の相手…

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恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

予想外にコミカルな作風、しかも純愛で上質な神作品!

発売前から表紙とあらすじに後ろ髪をに引かれながらも手にできず、電子発売でやっと購入。
初読み作家さんだったので、この作品にハマり既刊作品を拝読する楽しみができました。

もっとドス黒い感じのサイコ感あふれる雰囲気かと思ったら、柔らかいコミカルな作風。
その中で、突発的な破壊衝動を秘めた高校生 掌のサイコ感が見え隠れする…それが余計に恐怖を煽る。
しかも、読み進めるなかで、掌の壊したいレベ…

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恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

バラバラに壊れても元に戻せる

ハラハラしちゃいました♪

”破壊衝動”のある掌が、それを理性で我慢してきたが
いつか遂行したいと心に思い続けてるのがぞくっとしちゃいましたね。
そして、出会った蛍二郎の人間関係や家の造りなどを冷静に観察してターゲットへと絞ってからは、掌が蛍二郎に会いに行く度ドキドキでした。

自分が「破壊衝動」だと思っていたのが「恋」だったと清々しい顔で言う掌。

自分が「破壊衝動」を「恋」だと…

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恋か破壊か コミック

糸井のぞ 

体は大きくても、高校生はまだ大人じゃない

一人顔アップ表紙コミックスも今まで数あれど、これはかなりのインパクト。
その上このタイトルに帯。
あらすじの文章もなかなか不穏だし、さぞかし病んだ内容なのではと思いきや、、、、

主人公の高校生の男の子が、恋する気持ちとは何かをしっかりと悩む、とってもピュアな、ハッピーエンドの初恋物語でした。

現実の高校生男子がこんなに物を考えられるかというと、到底あり得なそうで、実は一番やばそうな…

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