野原滋さんのレビュー一覧

そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

萌え萌え

リーマンものが得意な作家だそうですが、時代ものも上手だと思う。

ありそうで無さそうな御伽話。
多分戦国時代の日本、三雲高虎の元に、双子の姉の身替りに嫁ぐことになった忌み子のシンデレラ物語。
三雲家から、末子を嫁に出すようにと政略結婚の話が起きたが、娘は嫁ぎ先が決まっていた。
末子の息子に名も付けず、馬小屋に捨てたように放り出していた領主である父親は、捨てた息子を呼び出して、愛する妻が難…

0

犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

どんでん返しといえる展開

ずっと積んでて…こういう話だったんだ!とある意味衝撃。
表紙や口絵の鎖/手錠とか見てSMもの?とか軽〜く考えてたけど、全然違うじゃん!
非常に面白かったです。といっても萌えとかそういう感じじゃなくて意表をつかれる痛快さとしての面白さとでも言えばいいのか。

「犬、拾うオレ、噛まれる」
別れた元カレ・貴史をストーキングしている紺。その執拗なヤバさから始まる本作。
「被害者」の貴史から雇わ…

1

そらのいとしい旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

ふくちゃん❤️

梟ってかわいいですよね。私大好きなんです。知らねーよって 笑

今回初登場のキャラの中で一番の活躍を見せてくれたふくがかわいいんです。
この子は空良が大好きなんですよ。

そして、攻めの父がやはり男嫁をすんなりと認めてはいなかった。周りも複雑な気持ちでいた事が空良にもわかってしまいました。
それでもみんな空良の事は好きなんですよね。

しかし、空良を見失った高虎の焦燥ぶりに父もよう…

0

そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

愛が溢れてます。

この巻だけ読んでたらちょっと受けが女性的というか、女性の代わりの様でしかなかったんです。あまりに攻めの周りの人がすんなり受け入れている風に見えてしまったからだと思います。

とは言え、受けが重傷を負った際の受けの生への執着の無さはそれまでの人生があまりにも酷かったからだろうと納得しつつも、悲しすぎました。
そして、本人が手放そうとしている生を必死になって取り戻そうとする攻めと周りの人たちに胸…

2

気高き愚王と野卑なる賢王 小説

野原滋  白崎小夜 

うーん。。。

確かに世界観やキャラクター等とても好みだったのですが…。

攻めには、ここぞという時颯爽と助けに来て欲しい。
攻めには、ロマンチックなHをして欲しい。

秀瑛の眼はすごく良かったんだけど、読み終わってなんかがっかりだった。
高評価多いですが自分には合わなかったみたいです。

1

恋する若頭 小説

野原滋  陵クミコ 

いつどこを好きになったの?

既出の設定と既出のエピソードを組み合わせて上手くまとめたような一作。特色の無さが惜しい。
キャラ萌えもなし、受けの眞田は毒のないほわほわイイコちゃんでまさにBLキャラ、攻めの伊吹は強面なはずなのに挿絵は腑抜けた面で拍子抜け。
口下手というのはこのタイプの話の進行において非常に便利に使える設定だな、と思った。

内気強面男が頑張っていたが、一目惚れシーンがエピソードとして弱く、ストーキングま…

1

雨降りジウと恋の約束 小説

野原滋  兼守美行 

あまーい

なんて甘々なんでしょう…
野原さんの書く甘々カップル大好きです。


龍というと水の神様かな?と思っていたけど山の神様なんですかね。
ざっくり神様。
受けが子供のときに知り合って、祠が埋まるまえに会いたくて会いにきてしまう神様。かわいい…上から目線の神様じゃなくて、ウケ溺愛神様なのでそこかしこに愛が溢れています。

いよいよ神様が力を無くしかけたときに消えてしまい、受けの記憶が甦っ…

2

犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

度が過ぎる不幸と度を超えたクズ

野原さん初読み(たぶん)。
クセのない文章で読みやすい、といっても本作は一人称で語られるため視野が狭く、キャラクター造形のせいで抑揚の無い感じになっている。よって本来の文章は分からない。

主人公には、読んでいて欝々としてくるほどに不幸が押し寄せる。フィクション王道の不幸をこれでもか、と詰め込んで来る。
紺視点で感情が削がれていると語られるが、序盤からテツローに対する紺には感情の動きがみら…

1

身代わり花嫁は月下に愛を誓う 小説

野原滋  六芦かえで 

契兄弟の正妻

皇子の花嫁(第一夫人)に男性が選ばれたというお話。

優れた機織りと染色技術を伝承する李家に生まれた姉弟
恋人と駆け落ちした姉の代わりに、花嫁選びの儀式に参加した弟伶偉。
儀式中に起きた事件から、主人公の祖父の代で起きた冤罪の真相が分かる。
・・ライバルの同業者;宗家の仕業だった。
皇子が選んだのは、伶偉。めでたしめでたし。

---この小説は、色々調べ所満載で面白かった---

0

「そらの誉れは旦那さま」コミコミ特典SS小冊子「まどろみの続き」 グッズ

ある冬の日の朝に

本品は『そらの誉れは旦那さま』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、高虎視点で次郎丸たちがやってくるお話です。

ゆるやかな冬の朝。高虎はいつもより暖かいと感じて、もう春が近かった
かとぼんやり思います。いや、まだ年が明けたばかりのはずだと、すこし
づつ覚醒するとともに、ああ、ここは隼瀬浦ではなかったと思い至ります。

ここ日向埼にやってきてから半年が経ち、近頃はこうした錯覚を起こ…

4
PAGE TOP