小中大豆さんのレビュー一覧

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

カバーイラストイメージとはちょっと違う

今回は生活能力の低い画家と恋人の世話し続ける会社員のお話です。

攻様のモデル探しで知り合った2人がモデルの登場をきっかけに
関係に波風が立ち嵐となり凪ぐまで。

受様はゲイだと自覚しつつもデビューは大学生になってからでした。

ぱっちりとした大きな目が実年齢よりも幼く見せるのか、庇護欲をそ
そるタイプが好きな年上の男性に好かれるのですが、愛想と外面は良い
モノの受様の実態はせっ…

7

ないものねだりの王子と騎士 小説

小中大豆  北沢きょう 

これぞ騎士ものの醍醐味ですよー!!

剣の腕は凄いのに魔術はヘッポコの魔術師と、魔力は高いのに剣術はからきしの騎士見習いによる、愛と感動と笑いの騎士物語になります。

この二人、性格も真逆で、まさにチグハグコンビって感じなんですよね。
神経質で理屈っぽい偏屈男と、完全に脳筋の単純バカでして、二人のやりとりが爆笑ものなんですよね。
細かいギャグがこれでもかとブッ込んであって、笑えて笑えて仕方ないんですよね。

が、ただ単に笑…

22

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

攻めザマァに切なさの涙

元々、出来上がったカップルのお話が大好きなんですが、最近身内の離婚があり、当人でない私自身もとても疲れ複雑な気持ちでいっぱいでした。
そんなタイミングでこの本を読んだのですが、最後には克己のしつこさに、とうとう涙が出てきてしまいました。

変わりたい、変われない、変わったら。

そんな簡単なもんじゃないんだよなと。
読んでて胸が苦しくなりました。

あんなことがあれば、克己が重い男…

11

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

個人的見解です!

まずは先にレビューを上げてくださった姐さま方にお礼を申し上げます。
この作品と出会わせてくださって本当にありがとうございました !!

✳️
こちらの作品、書影が発表された当初、
小中さんと麻々原さんという大好きな作者さま達のタッグだというのに、
なぜか食指が動かずチェックするに到りませんでした。

そして発売後。何か読むものないかなーとちるちるの巡回中に
作品のレビューが上がっ…

27

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

人生こんなもん

先生買い。表紙からコミカルなのかと思っていた→全ての挿絵を先に見た→はは、ヘタレってるわ!とウキウキ読みだしたところ、なんと、かなり切なかった・・・むっちゃ胸が痛くて、やめとけ!と何回も叫びそうになったお話、本編220P+あとがき。安堵感やハピハピ感が少し足りなく感じたので萌2にしました。

雑木林の中、食材がぎっしり入った袋を抱え、真冬の道をてくてく歩く昭良(あきら)。社会人1年目で仕事がて…

9

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

小中大豆節〜♡

本作は同人作品に加筆されたものだそう。麻々原先生とのタッグにシビれます〜!

紙書籍と電子同時配信でしたので、通販でも発売日当日に配送されない地方住みのわたしにはありがたく、夜中に読み始めて一人キュンキュンジタバタゴロゴロしてましたー!

自称売れない画家と、ゲイバーで彼に一目惚れした大学生の逆転劇。

もうもうもう、小中先生の片思いが大好きで、本当はお互いに思い合っているのに、攻めの…

9

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

これでもか!!というほどの容赦ない攻めザマァ

読む前はあらすじを見て、精々、痴話喧嘩程度かと思っていたけど、そんなもんじゃなかった。
読み終わった今、こんな簡素なあらすじじゃこの本の良さが全く伝わらない……!!と思わずやきもきしちゃってます。

一つのカップルがスレ違いから別れを経て、その愛が奥深いところに辿り着くまでを丁寧に描いていてすっごく良かったです。

そして盛大な攻めザマァ。
攻めザマァ好きの方には是非とも読んでほしい本…

27

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

多くの絵描きは特殊な生き物だと思う

前略 一木昭良さま

突然知らないおばさんからのお手紙で驚かれたかもしれません。
昨日、あなた様と長沢さんの恋の顚末を知り、お節介ながらとても心配になりましてお手紙を差し上げようと思いました。図々しいと自分でも思いますが、お許しください。

あなたが恋に一途で、パートナーに尽くしてしまうタイプの男性だということはとてもよく解りました。
それはとても素敵なことだと思います。
でも、一方…

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ヴァンパイアと子守り恋夜行 小説

小中大豆  陵クミコ 

倦怠期というより擦れ違い

80年連れそった恋人達が、子連れ旅行中に仲直りする話です。

あらすじに倦怠期とあったのですが、擦れ違いという感じでした。

それと子供を連れて行く目的がどうも…。要はおじいちゃんが怖かっただけだよね?というもので、子供達に内緒で大人同士で話し合ったら解決したのでは?という気もして。

まぁその分、安心して二人の恋愛模様に集中できましたが、そうなると子連れ道中が邪魔なんですよね。二人の…

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ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

終わってからが、本当の始まりになる物語です

切ないスレ違いものであり、攻めザマァであり、恋人達のとても深い愛と再生の物語でもあります。

小中先生と言うと、可愛いラブコメのイメージが強いと思うんですけど、初期の頃の作品って結構痛かったりするんですよね。
今回、それを思い起こさせる重苦しいお話。
「温かい眠り」と言う同人誌を大幅改稿されたとの事です。

表紙やタイトルから可愛らしいお話をイメージすると、結構しんどい内容でダメージを…

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