小中大豆さんのレビュー一覧

『甘えたがりなネコなのに。』コミコミスタジオ特典ペーパー グッズ

人間は変わる

本編の後日談です。ショートとはいえ両面ペーパーなので長めなのが嬉しい。

正治の視点です。
亮平が遅れるというので、正治と翔一が先にレストランで食事を始めます。
本編でも、亮平は好みのタイプじゃなかった、と亮平本人に言っているくらいだったのですが。レストランで見かけたゲイカップルを眺めて、正治は今まで好みだったはずの小柄な男でなく、亮平に似た長身の男につい目が行ってしまったという自分に気が…

1

夜啼鶯は愛を紡ぐ 小説

小中大豆  yoco 

愛の重さや比重に悩める彼に幸福を

先生他の作品よりかなりシリアスです。
でもラストはハッピーエンドなのでハッピーエンド好きの方は安心してください。
凛の重い愛と、歌声だけを愛されてるのではという疑心暗鬼の部分は読んでいて辛いです。
でも凛の愛が報われるのです。
彼のこれからの幸せを祈ります。

5

冷徹王は翼なき獣人を娶る 小説

小中大豆   

ケモ耳のファンタジー

王と獣人の恋話です。ユノ(受)は健気ですし、ヴァルティス(攻)も真面目なので、読んでいて好感が持てます。恋愛でのすれ違いより、レトヴィエ王国とカガン帝国の戦いはどうなるのか、ルーテゥ族は援軍を出してくれるのかという点の方が気になりました。

結果的には丸く収まってハッピーエンドなのですが、カガン帝国との戦いで出陣した兵のほとんどを失った、というのが、さらりと書かれていましたが少し切なかったです…

1

社長と元ヤンの幸せ子連れ生活 小説

小中大豆  金ひかる 

ほのぼの子育て

子育てと言っても異父兄の子供、麗王くんの面倒をがっつり見ないといけなくなり、右往左往していたところ、とっても頼りになる兄の元彼が兄からの依頼でそこに絡んできて再会・・・なお話。

時々構って遊ぶのと、ちゃんと子育てするのとでは勝手が違い、でも周りの協力を得ながら頑張っていこうとする龍基の一生懸命な姿に初々しさも感じました。
麗王くんがひたすら可愛いです。
金ひかる先生の表紙もですが、口絵は…

0

魔法使いが年下狼を育てたら 小説

小中大豆  みろくことこ 

子育ても味わえる

みろくことこ 先生のイラストにも惹かれて購入。

タイトルからわかるように魔法使いが出てくるファンタジーです。
そして、人外でもあります。
世界観や設定がしっかりしてるのもあり、読みやすく楽しめました。

でもなんと言っても年上のオジェが魔術以外の日常生活に無頓着というかできなさ加減に、年下のヴァリの世話焼き攻め具合が最高です!
子供時代もきちんと堪能できるので、ちみ好きにはたまりま…

4

狼くんは社長の甘いごちそう。コミコミスタジオ特典書き下ろしSSペーパー 特別番外編 グッズ

相変わらずの2人です

本品は『狼くんは社長の甘いごちそう。』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、南の無人島から
毛物町に通う九朗のお話です。

九朗の店のある毛物町は
年間を通して涼しく
雪も結構降る地域です。

以前の九朗なら
来るまでも外出の際には
上着を着て出ていたのですが
自宅が変わってからは
季節に鈍感になってしまいます。

今日も店の食材が切れたか…

1

狼くんは社長の甘いごちそう。 小説

小中大豆  サマミヤアカザ 

どこでも繋がるドア(仮)が繋げたモノは空間にあらず

今回は天才的な頭脳を持つ偏食家の社長と
狼系獣人のカフェレストランオーナーのお話です。

閑古鳥の鳴く受様のカフェ起動にのり
攻様の偏っていた食と暮しが修正されて
2人が新たな生活を始めるまで

この世には人類の他に
動物を祖先に持つ獣人が存在します。

受様は狼を祖先に持つ肉食系獣人で
退化しきれなかった耳と尻尾に
狼系獣人のルーツが残っています。

受様は乙子ばかり…

4

狼くんは社長の甘いごちそう。 小説

小中大豆  サマミヤアカザ 

『小中ブランド』というものの存在に畏怖を感じます

小中さん、多作ですねぇ。今年に入ってから商業で8冊、その他にサークルで2冊出されています。
私は商業で出された7冊を読んでいますが、その全てが(私の好みに合っているかどうかは別にして)面白いというのは、実に驚異的なことだと思います。今、所謂『脂がのっている』んでしょうね。凄い。

そうなって来ると、評価のハードルをついつい上げてしまいたくなるのです(へそ曲がりでしょうか)。
『小中作品』と…

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狼くんは社長の甘いごちそう。 小説

小中大豆  サマミヤアカザ 

天才だけど不器用

どんなお話だろうといつもワクワクする小中大豆先生のお話。変人入っていて面白かったのですが、インパクトがちょっと少なかったように感じたので萌2よりの萌にしました。「本編210P超+先生のあとがき」です。

開店後3か月がたつのに閑古鳥が続く受けさんのカフェレストラン。お話は、反省しつつも気を取り直して掃除するべく用具入れを開けるところから始まります。用具入れの中は、なぜか掃除道具は綺麗さっぱり消…

2

妖しい薬屋と見習い狸 小説

小中大豆  高星麻子 

狸の恩返し


表題作+短編

表題作は子狸の里(受け)が五明(攻め)に助けられ、化け狸となり恩返しをしに五明が営む漢方薬局に転がり込み、恋人になるまで。
短編は常世と現世が年に一度つながる祭で、死に別れてしまった両親兄弟にきちんと別れを言う話と二人が結ばれるまで。


<表題作あらすじ>
里が五明の元へきて1年。五明の手伝いが板につき、近所の商店街の人たちとも仲良く楽しく暮らしています。
五…

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