小中大豆さんのレビュー一覧

伯爵と囚われの華 小説

小中大豆  小路龍流 

健気な受けが頑張ります

健気受けなら小中先生と(勝手に)思ってるんですが、今回も本当に一途で健気です。
そして自分で道を切り拓いていく強さがあり、とても好感の持てるキャラクターです。

受けのユーリス視点で話が進みますが、前半は18才になった彼の回顧という形で語られます。
これがなかなか切なくて、貧民街で死にそうになっていた所をアルトゥールに拾われるも、最初は使用人達からろくに面倒をみてもらえず、これまた死にかけ…

10

伯爵と囚われの華 小説

小中大豆  小路龍流 

萌の宝庫

貴族・年の差・養父・長髪攻め…と、萌設定の宝庫でかなり楽しめた一冊。
やんちゃな少年から美青年に成長を遂げる受けの変化も萌ポイントの一つで、よしながふみさんの『ジェラールとジャック』を少し思い出しました。

あらすじ:
貧民街で死にかけていたユーリス(受け・10歳→18歳)は、亡き父の友人を名乗る美貌の伯爵・アルトゥール(攻め・30歳→38歳)に拾われる。
実は、ユーリスはレテ公爵家の最…

11

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

出会い方は本望ではなかったけど…

美容師の友人プロデュースによる髪型と服装で
内面と真逆で悪く受け取られてしまう亮平は
ジムのインストラクターをしています。
今まで経験があるのはタチだけ、でも本当は抱かれたい。
一度だけ身体を重ねたことはあるけど今は友人の翔一に
「遊びだった男がしつこいから恋人の振りをしてほしい」と頼まれ
断りきれず了承したものの、
その男が亮平のどストライクな見た目で…。

“人の見た目は8…

3

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

ギャップが物足りない

切ない風味のラブコメに定評のある小中大豆さん。
今回はちょっと切ない成分が多めのお話でした。

主人公は、ジムのインストラクターでゲイの亮平(受け)。
年上の逞しい男に抱かれたいネコなのに、派手な外見のせいで同じネコにしかモテず、いつもタチをやらさせる…という悩みを抱えています。

ある日、セフレと手を切りたいゲイ仲間の頼みで、彼の彼氏のふりをすることに。
現れた正治(攻め)という男…

4

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

これもギャップ萌えかな

新刊予約の絵師指定枠本。
多分この作者さんの本は初めて買った。
金ひかるさんがイラストの本は、作者名もあらすじもノーチェックで買っているけど、今回もなかなか当たりだった。
主人公の亮平は、根は真面目でネコ気質なのに、チャライ外見(これも自発的にチャラくしているわけじゃない)せいで、なかなか望むような恋愛ができない。
そればかりか、アパートの大家には偏見からいらぬ疑いをかけられ、切羽詰まって…

1

『甘えたがりなネコなのに。』コミコミスタジオ特典ペーパー グッズ

好みのタイプは恋人似

本品は『甘えたがりなネコなのに。』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

本編後、亮平と翔一が
其々の相手と飲み会を企画するお話です。

亮平と翔一は
亮平が上京した頃からの友人です。

今夜も当初は2人で飲む予定でしたが
ふとした拍子に亮平が
正治と付合い始めた事を打ち明けたところ

翔一が正治も呼ぼうと言いだし、
それなら翔一の相手も一緒にとなって

6

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

読後感の良い1作

タイトルとあらすじからコメディ色の強い作品かと思っていたら、リアルな恋愛物だった。
主人公はネコ希望なのにタチとしてしか恋愛したことがなくて、そのため恋愛も上手くいかない。自分にも自信がなくて上手に意思表示もできない。そんな主人公がある日、猫と子犬を保護したことにより生活が一変する。その猫と子犬がとてもカワイイ。
主人公の健気さにキュンキュンくるし、攻の傷ついた過去には同情して胸が苦しくなった…

5

甘えたがりなネコなのに。 小説

小中大豆  金ひかる 

痛みを抱えた2人(と2匹)のハートフルBL

中身はオトメンなのに外見がチャラく、ろくでなしに見えるせいで色々と誤解を受けがちな亮平(受け)。トラブルに巻き込まれることも多く、身に覚えのないことで大家に睨まれ、怪我をした犬猫を拾ったことが決定打となりアパートを追い出されるが、そこを助けてくれたのは以前誤解で殴られた相手・正治(攻め)だった。
友人に頼まれて彼氏のふりをした際、その友人に付きまとって捨てられた男が正治だった。騙したことで良心が…

13

狼さんちの家庭の事情 小説

小中大豆  御景椿 

ほのぼの人外

人外、人狼の受け、櫂が主人公ですが、それほどモフ感はないかな?
個人的にはモフは萌え属性ではないので、ほのぼのラブストーリーとして楽しめました。

櫂は人狼であることをかくして生きている青年。一応ゲイ設定。家族の配慮で人が少ない過疎地の村に暮らしています。
その村にやってきた医者が攻めの鳥羽。男で一つで息子を育てています。都市で勤務医だったが、妻と別れて田舎に越した事情があるようです。

1

嘘つきは親子のはじまり 小説

小中大豆  東野海 

タチだと思っていたけどホントは無自覚ネコだった

小中大豆さんの作品は初めてだと思いいます。
お名前や作品は見かけても購入に至らず…
今回は、カバー絵の仄暗いお膝抱っこが何故か気になったのと、あらすじの謎解き的な話が面白そうだったの。

23歳フリーターの真くんは親に捨てられただけじゃなく金をせびられカツカツの生活なのに、現在も母親から負わされた借金返済に過重労働を強いられています。
その上、世話になっている勤務先のオーナーや同居してい…

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