バーバラ片桐さんのレビュー一覧

夢想監禁 小説

バーバラ片桐  高座朗 

受けが攻めをほのぼのと甘く監禁

切なさと甘さのある、すごく好みのお話だった。
小説家の那須は担当の中浦にずっと片想い。所詮男同士、叶わぬ思いと諦めていたけど、とうとう中浦が結婚するというのを知り、思い余って、別荘に彼を1週間だけという約束で監禁してしまう。

監禁と言うと物騒だけど、身の回りの世話を甲斐甲斐しくされながら、思う存分読書や映画鑑賞に没頭でき、普段は仕事で忙しい中浦にとっては、その環境は快適そのもの。これは次の…

5

三兄弟 小説

バーバラ片桐  タカツキノボル 

兄と弟から溺愛される真ん中っ子

兄と弟から同時に求愛されて、どっちかに決めろと迫られるけどふたりとも大事で決められらない、じゃあ三人で仲良く…というパターンの王道3Pもの。兄弟でエロエロしてるのを軽く読みたかったので、最後まで楽しく読めた。

前半の話は上のお兄ちゃんの方に焦点が当たっている。
眼科医でクリニックを経営してる兄にお見合い話が持ち込まれ、融資を盾に娘と見合いしろ、と圧力を掛けられる兄。結婚する気などない兄は断…

1

どうしようもない恋 小説

バーバラ片桐  高城たくみ 

ヒモとはサービス業である

強気美人受けは大好きだけど、ヒモ攻めっていうのが引っ掛かって、読むのを躊躇していたこの作品。
私は溺愛好きなので下手したら地雷にもなり得るなあと思っていたのだが、すんなり読めるどころか、だんだんと「あれ?コイツいいやつじゃね?」という気持ちになり、最後まで読むと、いいお話だったわ…という感想になってしまって自分にびっくり。

攻めの三隅のキャラはたしかにクズだと思う。借金のくだりは受けの気持…

2

虎狼は愛に餓えて 小説

バーバラ片桐  藤井咲耶 

ヤクザ×ヤクザ

刑事とヤクザとか一般人とヤクザとかは読んだことがあったけど、ヤクザ同士、しかも敵対する組の相手というのは初めてかも。
受けが極道の世界に堕ち切っていないというか、完全に悪に染まり切れていないのが、どこか可愛らしくてよかった。
男らしく腕の立つ受けが、より腕っぷしの強い男に屈服されるのはやはり萌え。

攻めも実はいい人で、その行動理念にはちゃんと理由があるし、受けに執着していた理由も、受けが…

0

純白の婚礼~カッサリーノ家の花嫁~ 小説

バーバラ片桐  海老原由里 

あまあまで人のいいマフィア攻め

このシリーズ、マフィアのファミリー同士の勢力争いなど物騒なことも起こるのだけど、攻めがイタリア男なせいで、恋愛面は安定して甘いので結構好き。今作も前作に引き続き、最後まで安心して読めるお話だった。前作の内容は詳しく説明されているので、これだけでも読める親切設計。

「カッサリーノ家の花嫁」で受けの命を狙っていた攻めの義弟、ヴァレリオが今回の攻め様。マフィアの幹部でありながらウェデイングドレスの…

0

72歳のバリスタ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

72歳おじいちゃんの純愛

「33歳、代議士先生に抱かれたい秘書」のスピンオフ元。33歳~を読んで再読したら、田口と白鹿のやり取りにニヤニヤした。
若返りの薬で20代の肉体を手に入れたおじいちゃんがひそかに想いを寄せていた若者と…というのは夢があるし、所々で信濃が龍之介の「おじいちゃんぽさ」を見抜いているのがなんだか可笑しい。シリアスなシーンでも時々クスリとできる部分があり、最後まで楽しい作品。

元々信濃が72歳の姿…

0

33歳、代議士先生に抱かれたい秘書 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

表紙とはちょっと印象が違った

奈良先生なので無条件購入。後で表紙みて「げ、なんじゃこのトロ顔は・・」と思っていたのですが。
濡れ場シーンはこんなに要らないと思いますが、攻め受けとも人間味が好きだったので、萌にしました!さすがバーバラ先生、ぶっとび設定なんのその!なお話「本編180P超+あとがき」。「72歳のバリスタ」のスピンオフで、未読でも当作を読めますが、読んでる方が絶対楽しいと思います。(72歳のバリスタのカプは出てきま…

2

33歳、代議士先生に抱かれたい秘書 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

『72歳のバリスタ』解説編

『72歳のバリスタ』で私を大いに笑わせてくれた代議士秘書、白鹿が今作の主人公。
この人の振れ幅が大きすぎたので笑えたんですよ。あまりにも変人にしか見えなかったのですもの。
彼がとんでもない変人にしか見えなかったのは、桜庭代議士への執着があまりにも度を越しているからなのですが、このお話で書かれるのは、その執着の理由なんです。

これが結構、壮絶な理由でございまして……
ごめんね、白鹿さん。…

1

33歳、代議士先生に抱かれたい秘書 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

72歳攻め…だと?

バーバラ先生×奈良先生×ラヴァーズ文庫というハードエロ間違いなしの組合せ。ツンツンした美人強気受けと、傲慢だけど実は懐の深い攻めのお話で、とても楽しく読めた。

全身全霊で仕えてきた代議士の桜庭を亡くし、失意の中、その隠し子で若返り薬の開発者である田口(72)を若返らせ、地盤を引き継がせることにした議員秘書の白鹿。
女好きの田口がキャバクラに行こうとするのを止めるため、白鹿は田口に体を差し出…

7

33歳、代議士先生に抱かれたい秘書 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

プライドは捨てちゃいません!!

何故かあらすじでは「プライドを捨て夜の相手を・・・」と苦悩系の気の毒な受けに書かれちゃってますけど、全然違います。
なんなら、逆に楽しんじゃってます。
そういう、冷静で頭が切れてちょい辛辣で、何よりしたたかな受けなのです。
オマケにエッチでは虐げられる事で興奮しちゃう、ちょいMなのです。
最高なのです!
唯一惜しいとすれば、陥没乳首じゃないトコだけ。
何故なの!? バーバラ先生!!

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