カッサリーノ家の花嫁

カッサリーノ家の花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
30
評価数
9
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
バーバラ片桐 

作家さんの新作発表
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イラスト
海老原由里 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
シリーズ
カッサリーノ家の花嫁
発売日
価格
¥857(税抜)  
ISBN
9784862961556

あらすじ

母の通夜に突然現れたセクシーで危険な男セルジオ。会ったこともない父がマフィアの首領であると告げられた愛矢は、その首領が彼を娘だと勘違いしていることから、セルジオに花嫁として連れ去られてしまう。「男に手を出すつもりはなかったが、おまえはやたらとそそる」と、戯れのように触れてくるセルジオの指先は、慣れない愛矢の体から容易く快感を引き出していく。理性を根こそぎ奪われるような愛撫は、愛矢を甘く蕩かせていき――。

表題作カッサリーノ家の花嫁

マフィア セルジオ 
コーザノストラの息子 愛矢 

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

花嫁は18歳

ん~イタリアマファ物ってあまーいですよね。
ヤクザ物も好きなんですけど外人ならではな甘さが超おいしかったです。
甘いだけのは最近苦手だったのですが切ない勘違いすれ違いが最高でした。

高校卒業間近に母親が亡くなり喪主をつとめた愛矢
悲しいけど愛情をたくさんくれた母親が大好きでそんな大すきな母が生業にしていたイタリア語をならおうと大学をきめた。
悲しみに打ちひしがれながら母を想っているといかにもイタリア系悪いやつらみたいなセルジオがあらわれて「アモーレか?ドンの子供か?」と毛をぬかれDNA鑑定すると勝手な事をいってさってゆく。
亡き母からの手紙をよむと「あなたはイタリアマフィアの幹部の息子です。」とつづられていた。(笑)しかも亡くなる前に愛矢のことをその父親に知らせたので会いたがったら自分できめてくださいと。
会いたいもなにも向こうからかってにきたあげく「俺と結婚しろ」とセルジオが脅しをかけてきてさぁ大変(笑)お母さん・・・いらぬ置き土産です。

セルジオは「アモーレ」というカッサリーノ家が縄張りにしている土地をドンが「アモーレの気持ちを盗めたらくれてやる」といったとかで愛矢=アモーレはセルジオに脅されイタリアへ拉致られます。
そこから荒々しい兄弟喧嘩?異母兄弟に命を狙われるアモーレ(笑)
アモーレがほしいからお前みたいなクソガキの相手をしているんだとことあるごとに意地悪するセルジオに傷つくアモーレ(笑)もうアモーレだらけでどのアモーレ?となります。
父であるペッペにすら女性だとだますセルジオ・・・・「アモーレを花嫁にできたらアモーレを改めてやろう。10日以内に結婚しろ」(笑)アモーレパレードです。
つか花嫁にできたらとかいいつつ10日以内に結婚て・・・・。とんでもお父さんですね。
そんなこんなでアモーレを手にいれるためセルジオは愛矢を女装させしたてるのですが
気まぐれからHなことをされて愛矢のセルジオへの想いが「好き」と気づいてしまいます。
維持をはってしまう愛矢とそれをからかうセルジオ。
好きという言葉がほしいのに憎まれ口をたたいてしまい自己嫌悪におちいる。
ん~たまらん。

ひさびさに甘くてほどよい切なさのあるマフィアものでしたー。

2

アモーレがゲシュタルト崩壊しそう

母の葬儀に突如としてやってきた謎のイタリア人マフィアに連れ去られてしまう、高校生の愛矢のお話。
実は愛矢の亡くなった母親はイタリアマフィアのボスの元恋人で、愛矢はボスの隠し子だったのだ。
愛矢を女だと勘違いしているボスのベッペは、ファミリーが巨額の資金を投じて開発した観光地「アモーレ」を相続させる条件として、攻めのセルジオに愛矢(アモーレ)を10日以内に花嫁にすることを命じたらしい。

そういう訳で女のフリをさせられ、結婚させられそうになった愛矢の運命や如何に? という話なんだけど、アモーレアモーレの連呼に、序盤は思わず笑ってしまう。で、慣れた頃に攻めとのアレコレが始まる。

セルジオはイタリア人だけあって、女好きで、派手に遊んでそうな雰囲気。一見、傲慢、俺様っぽい感じの攻め様なんだけど、男が初めてなせいか、余裕があって、無理強いはしない。バーバラ先生なのでもちろん乳首はたくさん責めちゃうんですが、挿入は最後の最後までなくて、そこが意外と紳士な感じでよかったな。
愛矢だけをいかせてあげて、布団掛けてあげて笑いながら去っていくとか、物足りないと思った愛矢が引き留めると、抱き締めて一緒に寝てくれたりとか、要所要所では甘く見えて萌えました。

争いに巻き込まれた愛矢は危険な目にもあったりするんだけど、セルジオとその部下がちゃんと守ってくれるので安心です。思い返してみるとこのお話、マフィアものとは言え、悪い人間が出てこないんだよなー。
ボスのベッペは愛矢のお母さんを愛していて、愛矢のことも可愛がってくれる。で、愛矢にも、この人が本当のお父さんなんだという実感が芽生えてくる。
この辺の親子の交流もよかったし、愛矢の腹違いの弟が対立相手として出てくるけど、その子も最後まで読むと、根っからの悪人じゃないということがわかる。こういうところがいいんだよなー。
ロマンス小説っぽさのある、王道な花嫁もの。何も引っ掛かるところがないので、最後まで安心して、気持ちよく読み終えることができる作品でした。

0

シチリアマフィアと女装花嫁

あらすじ紹介には出てきませんが、これ女装花嫁モノなんです。
愛=アモーレという変換から、シチリアマフィアサイドは主人公 愛矢君が
女の子であると思い込んでしまい、
病気の首領は愛矢とセルジオが結婚するって条件付きで、遺産相続の話をもちかけます。
セルジオは野心的な男なので、どうしてもこのチャンスを逃したくない。
それで、愛矢は女装して花嫁にさせられる訳です。

このセルジオが粋な伊達男。イタリアーノなマフィアで実にかっこいい!
強引で危険だけれど抗えない魅力が伝わって来ます。

受の愛矢君は女装してお嫁さんになれるようなビジュアルながらも
気が強いので、そんなセルジオに逆らってツンツンしてしまう。
が、セルジオを好きになってからは実に健気で可愛い。
良いツンデレっぷりです。

そんな魅力的な二人が花嫁物の甘甘と王道を外さずに、
しかもシチリアマフィアらしくスケールの大きいことをやって問題解決してくれます。
爽快感があって、BLエンターテイメントとしてとっても楽しくて萌えました。
それに、バーバラさんは、相変わらず乳首が大好きなんだなと
実感させる入魂のエロを堪能できます笑)

1

サクサクと読める王道

外国でマフィアが出てくる話としては、王道でもあり良作だったと思います。

嫁モノって主人公の立場が弱くて繊細な受けが多い気がするのであまり読まないんですが、これはよかったです。

負けん気の強い受けに好感が持てます。
立場は弱いですけど。脅されてるので(笑)
及び腰でもキッと睨みつける主人公が想像できます。

普段うるさく抵抗されることが少ない攻めは、ついついちょっかいをかけて構ってしまう・・・という図式がまた萌えです。

エロに関してはバーバラさんなので心配いりません。
バーバラさんだから・・・

海老原さんの表紙のセルジオがカッコイイ!!

ちょっと無理ある展開!?も説明付けて収束してくれたので、ちゃんとオススメできる作品です。

1

普通におもしろかった。

最初は、あまり期待していなかったのですが、やっぱり長年作家として書かれてきた方は違うんだなーと思いました。

内容はとっても王道なのに、さくさくっと軽く読めて、でも、主人公の気持ちにすうっと入っていけました。

新人さんとかだと、時々読んでて「ん?」と思ったりするけど、この作品は、そんなふうに思うところもなく、素直に楽しむことができました。

エッチが乳首責めなシーンがなかなか濃くて、そこもよかったです!(笑)
主人公の性格が素直で、かわいいですね。
続きはライバル役の話?
そちらも読みたいですね。

0

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