壱也さんのレビュー一覧

皇たる鷹は若葉の月を寵愛する 小説

葵居ゆゆ  壱也 

皇宮に潜む闇を狩るために

今回は次期皇帝となる皇太子と
黒雀宮に入宮の決まった白氏分家筋の青年のお話です。

父の死の真相を探る受様が攻様に利用されながらも
攻様の隣を居場所とするまで。

玖国は皇家である赤氏、青氏、黄氏、白氏、墨氏の
五氏の貴族によって支えられてしまいます。

受様は白氏の分家筋の青年で
皇太子である攻様を支える人材を育成する
黒雀宮の試験に知識を問う文科で合格します。

貧乏…

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皇たる鷹は若葉の月を寵愛する 小説

葵居ゆゆ  壱也 

受けのキャラクターが好きです

葵居先生初の中華風物語。250P超の上下段組で非常に読み応えのある作品でした。
少々登場人物が多く、その背景にある家柄もあちこちで登場するものですから、これなんだっけ?名前の読みは?他、慣れるまでは正直混乱しました。ですが、設定が面白かったのです。

皇太子が将来皇帝となった際に仕える人材を教育する、黒雀宮が舞台となっている今作。中華版寄宿舎、ギムナジウムといった感じでしょうか。
出世を目…

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皇たる鷹は若葉の月を寵愛する 小説

葵居ゆゆ  壱也 

ただの寵愛ものじゃない

これはなかなかの読み応えある中華BL。
そして色んな設定盛り盛りです。

まず舞台は王宮でしょ。
父の死の疑惑解明でしょ。
陰謀論渦巻くミステリーでしょ。
後宮での全寮制生活でしょ。
それにスパダリ皇帝との閨事情。

父親の死の理由を明らかにするため、立身出世を目論む青年・緑月を取り巻く様々な人間関係や、出自貴族の派閥、嫉妬や嫌がらせ、皇帝・静鷹からの寵愛などなど、多岐に渡る設定…

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過保護な弁護士と寂しがりな彼 小説

きたざわ尋子  壱也 

ど直球、ど真ん中に甘いBL

雑誌掲載時には、両思いになったところで終わる。

…はい?ここで?終わり?てなりますよね!
膝にまたがっては、いる。が。キスしただけなんすけど。
続きは?と、アンケートにも書きますよ。

なので、当然、買います。

中身はタイトルのまんまです。

攻・暁斗 キラキラ弁護士。←過保護
受・瑠佳 両親亡くした獣医師 ←寂しがり

瑠佳の父が実は御曹司。母との結婚を反対されて、…

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過保護な弁護士と寂しがりな彼 小説

きたざわ尋子  壱也 

うーん

きたざわ先生なので購入。なんだけど、今回は今一つ盛りあがれなかったので、中立にしました。二人で長くもだもだしているのが好きな方にはいいのかも。本編130Pほど+その続き100Pほど+あとがき。

獣医を志し大学付属の動物病院で実習中の瑠佳。数年前に父を亡くした時に知り合った弁護士の暁斗が何かと声をかけてくれてごはんを食べに行ったり親しくしていましたが、ある日発生したアクシデントをカッコよく片づ…

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過保護な弁護士と寂しがりな彼 小説

きたざわ尋子  壱也 

王道で甘くほっこり幸せ

暁斗×瑠佳


完璧な大人の年上攻めが、
優しく健気な受けを包み込むような
愛情がジュワ~っとあふれて
あまあまなほっこりした幸せ感がすごくて
きたざわ尋子先生の心温まる王道物語です。


父が亡くした獣医学生の
瑠佳の心情がリアルすぎて、
彼が抱える虚無感と孤独感がグッとくるし、
動物に対する温和な接し方が、
人間性をさらに引き立てて、
彼を守りたくなる気持ちが湧い…

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無垢で傲慢な愛し方 小説

名倉和希  壱也 

タイトルまんま!

タイトルまんま、突き抜けてて恋に悪戦苦闘してる2人に笑ってしまう。
一見17歳年上の恋人を20歳の清彦が振り回しているように見えるけど清彦も克則が大好きで、大好きすぎて拗らせてるし、プライドも恥じらいもあって素直になれないのが可愛かった。
振り回されてるようでブレないのが克則。大人だから想いだけで動けないのは解るのでそれで振り回されるのは気の毒。けど想いが通じた後はね、清彦命!大人の本気で清彦…

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第八王子と約束の恋 小説

朝霞月子  壱也 

一途だなあ

朝霞月子さんの穏やかで甘々が読みたいなと思ったのですが…。

二段組で丁寧に物語が書かれています。

不名誉なあだ名、出戻り王子と呼ばれるフラン。思えば初恋からして破れてたもんね…。
九回出戻って次に上手く行かなければ一生独身で過ごすと決めていたら…。

丁寧に書かれてあるんですよ。できれば平和で甘々が読みたい気分で手に取ったのですが、商品説明のトーンにシリアスとあったのがこれか…と…

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うちの花嫁が可愛すぎて困る 小説

真船るのあ  壱也 

顕彦の何もしなさに…

同意の上の花嫁ものです。
その点だけは安心ですが…、顕彦っ!頼りなさすぎる。

真船さんの王道をいく母子家庭育ちの苦学生な主人公大学3年生の千羽矢。アルバイトのかけもちで奨学金ももらってカツカツ。
お相手はミリオンセラー作家の顕彦。麻布の豪華マンションに住み高級外車に乗り。千羽矢にアシスタントをしてほしいと日給2万と美味しい食事で釣り上げて。
実は婚約者の振りして一緒に帰省してほしいと……

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推しとおいしいお付き合い 小説

川琴ゆい華  壱也 

甘さがクドく両視点が説明過多

こんなことがあったらいいなあという、ガチヲタの妄想を延々聞かされている感覚だった。推し相手の夢小説のよう。

受けは田舎から出て来た眞宙。口調が柔らかく中身は重度のドルヲタで、特定の話題にだけ饒舌になるときは早口っぽい。思考も行動も乙女すぎなため、挿絵がなければ女子。店長が務まる器に見えず頼りない。

攻めは芸能人のカイリ。なぜこんな足りていない人のようなしゃべり方をするのか。長く芸能界に…

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