Sakura0904
◆近距離恋愛(表題作)
この作品のページ数がもっと多かったらなぁと思わずにはいられませんでした。先のことを何も考えずに、ただ河と一生仲良く遊んでいたいという理由だけで、幼い頃から彼に結婚しようと言い続けた大輔ですが、いざ本当に受け入れられたらどうしていいか分からない。でも、河も大輔が考えなしに求婚していたのは分かっている上で、自分はそういう意味で大輔を好きだと伝えるんですね。
その後は…
◆花とスーツ(表題作)
ビジュアル的に、あまり見かけないタイプの攻め受けで、新鮮な気持ちで読めました。攻めの平岸は顎髭を少し生やした優男、受けの蓮池はスーツの要らない職場でもスーツ姿を崩さない、元市役所職員。蓮池がプライベートでの付き合いに頑なに抵抗を示すのはなぜなのか。その理由は確かに重く、シリアスな内容ではあったのですが、そこばかりにフォーカスされるわけではなくて、あくまで2人の新たな関係…