伊東七つ生さんのレビュー一覧

八木沼酒店にロマンスは売っているか? 小説

鳩村衣杏  伊東七つ生 

メガネ受けには日本酒!

久しぶりの鳩村先生、楽しかったな〜。大好きです。同じく大好きな伊東七つ生先生のイラストだったので、そちらもテンション上がりました。

仕事に重きを置き真剣に取り組むことで、気づきや内省を得てそれが人生の軸になっていくような、そんな生き方ができる男性はカッコいい(女性も)。本作では、主人公が仕事で悩み、成長していく様子を追いながら、読み手の自分にも刺さる名セリフとたくさん出会えました。

商…

0

舞台裏のシンデレラ 小説

安西リカ  伊東七つ生 

時生が佳衣史の心に刺さる棘を溶かす

「人魚姫のハイヒール」・・この二人がまた登場。
加賀谷広郷, 瀬戸の恋人 同じ会社の同期
瀬戸友哉,  加賀谷に惚れた人 女装美女「瀬戸子」 

「舞台裏のシンデレラ」
相沢佳衣史, 女装子衣装を扱うネットショップを経営  姉に罪悪感を懐き続けている。
宮原時生,  ゲイナイトで知り会った大学3年 10歳まで佳憐と同じ病棟に入院をしていた。

「人魚姫のハイヒール」の関連本。早逝し…

1

ほとおり星/2人の余熱 コミック

伊東七つ生 

短編のお手本

作家さんの新規開拓中に見つけた作品。

絵柄に抵抗がなかったのとお手頃価格でポチ。

世界観が東洋系ファンタジー、しかも余計な描写がないので、一読めはぼんやり読んでふーん、良いお話ね。くらいでした。

再読したらあらあら素敵なお話でした。

何を書いてもネタバレになりそうでレビュー難しい。

BLというよりは戦時下の師弟愛です。背景に戦争って難しいと思いますがお上手です。

0

近距離恋愛 コミック

伊東七つ生 

短編集

◾️近距離恋愛
とても珍しい始まり方で、終わり方も珍しくて、後日談含めスッキリしなかった。スッキリしない話も好きなんですけど、それにしてもというか。

◾️影のわずらい
全体的に暗いので、終わり方もストレートに読んだら"気持ちを確かめ合う"って流れなんでしょうがどうもホラー。

◾️床屋のカノン
この話が特に好きです。田舎の寂しさがギュッと詰まった最後に希望がある…

0

ニコラと花咲く国の暴君 小説

一滴しぃ(Si)  伊東七つ生 

面白かった〜

Si先生の作品は初読みでした。
2018年に商業デビューされたようですので、まだ三年なんですね。

とても読みやすい文章だったのと、Si先生があとがきで触れていたように◯ィ◯ニーアニメをイメージして書いたとありましたが、とても素敵なファンタジーでした。

あらすじに「植物を操る力を持つ不思議な人々の島・アマネア」とありますが、彼らの能力だけでなく人柄や暮らしぶりがとても魅力的でした。島自…

6

chocolat bunko after story collection vol.3 グッズ

弱い

「まばたきを三回」の番外編読みたくて入手。どうにもこうにもこのタイプのお話には弱くって泣いてしまったので2と合わせて評価を神にしました。以下読んだもののみコメント。

1.夏の残響 凪良ゆう先生 「まばたきを三回」番外編
  一佳と一緒に暮らし始めて3年。村で絵を描いていた令が、学生帽に
  白い開襟シャツを着た不思議な印象の青年に出会います。
  青年は市川史郎と名乗りましたが、どうや…

0

ロマンスの箱庭 コミック

伊東七つ生 

不思議な世界に浸る

4つの短編と、前後編のものが1つ収録されています。
どれも不思議な世界で、読んでいる間、世界観にうっとりします。

【ロマンスの箱庭】 萌
夜というのは不思議に満ちてますね。
暗闇の中というだけで、昼間の光の下と同じものが全く違うものに見えてきます。
とある芸術学校(魔法学校っぽい感じもある)の寮生で、朝型のマサタカの知らない世界を知っている夜型のひろみ。
知らないものは知識で補おう…

1

近距離恋愛 コミック

伊東七つ生 

ノスタルジックな雰囲気がたまらない

伊東さんの作品に漂う不思議な雰囲気が好きです。
作画なのか、背景なのか、全体的に暖かいノスタルジックな空気感がありますよね。

【近距離恋愛】(2話+後日談) 萌
幼稚園の頃から風呂屋の河(コウ)にプロポーズしては、断られ続けて来た酒屋の大輔。
そんなやりとりが続いて20年、突然返ってきた「いいよ」という返事に大輔は…。
大輔が考えなし過ぎて…。
考えなしで、思い立ったらすぐ行…

0

花とスーツ コミック

伊東七つ生 

心のささくれ、治ります

この間からほのぼのした気持ちになりたくて、本棚を漁っておりました。
やっと見つけた。

植物園のような市営公園を舞台にした話と、離れ小島の話が収録されています。

【花とスーツ】【花とスーツとそのその秘密】【花束とスーツ】
【雪とスーツと次の春】(描き下ろし) 萌2
市営公園の嘱託職員として働く文と、役所の偉いところから左遷されてきたらしい蓮池。
生真面目で無表情、言葉数が…

1

近距離恋愛 コミック

伊東七つ生 

表題作がもっと読みたい

◆近距離恋愛(表題作)
 この作品のページ数がもっと多かったらなぁと思わずにはいられませんでした。先のことを何も考えずに、ただ河と一生仲良く遊んでいたいという理由だけで、幼い頃から彼に結婚しようと言い続けた大輔ですが、いざ本当に受け入れられたらどうしていいか分からない。でも、河も大輔が考えなしに求婚していたのは分かっている上で、自分はそういう意味で大輔を好きだと伝えるんですね。

 その後は…

0
PAGE TOP