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夏乃穂足 御園えりい
マキヲ
ネタバレ
どこがどうと上手くお伝えできないのですが「惜しい!」と感じました。 良いところは沢山あって、舵と海里を彷彿とさせるライオンとサルの童話が章ごとにインサートされる構成や、数少ない舵のモノローグで彼の心境の変化が分かる点はワクワク感が増して楽しかったです。また、自分の愛情の重さを自覚しつつ海里を独占したいと苦悩する舵もなかなか不器用で愛おしいキャラクターでした。 ただ…オチ自体は前半でなん…
夏乃穂足 麻々原絵里依
M+M
高丘(攻め)視点の表題作「ドMとドSと、ときどきウサギ」と、久住(受け)視点の続編ショート「ドMとドSと、ところによりジェラシー」が入っています。 普段はクールでキツい上司だけど、実はうさぎのぬいぐるみが大好きで無いと眠れないという秘密があるという高丘がカワイイです! 久住はゲイですし好きになるのはスムーズに分かるのですが、高丘が久住を年下の友人でなく恋愛相手だと思うようになったのは、…
夏乃穂足 北沢きょう
薄雲
タイムトリップで転生ものでしょうか。 使い古された王道ネタな感じですが、上手に読ませてくれます。 これがデビュー作ということですので、他の作品も楽しみ。 過去に遡って曾祖父の清巳(血縁ではない)と恋に落ち、媒体となる鏡を壊したことによって二度と清巳にあえなくなってしまった攻の要が、現代で清巳と瓜二つの望と出会い再び恋に落ちる。 こういうの大好きなのできゅんとします。 特に同じ時間を生…
最近のよく見かける「ペーパーの4分の1が表紙イラスト」で、残りがショートストーリーというスタイルではなく、両面ともに書かれています。 本編と同様に立花の視点で進みます。 立花が秋ヶ瀬の別荘に引っ越してきて一週間。 寝室にかけた絵を眺めながら感慨に耽ったり、立花が絵をもって別荘に訪れた日の寝室での出来事を回想したり。 そんな中、秋ヶ瀬の仕事相手であり肉体関係のあった「ギャラリー柊」の…
夏乃穂足 三枝シマ
表題作とショート2作品とも、立花(受け)の視点で進みます。 あとがきによりますと、ブログの連載作品を文庫用に直された作品だそうです。連載時の作品は未読ですので比較はできませんが、シリアステイストな内容です。 立花は、友人からいじめられ、襲われて、逃げた直後に自殺されます。 秋ヶ瀬は実母に捨てられ、義母と関係をもたされ、父には疎まれます。 立花と秋ヶ瀬は親しくなりますが、立花は打算で…
杏仙
エピソード盛りだくさんのところが逆に萌えないのかもしれません。 主人公、透は離婚した妻の元に引き取られた娘の心臓手術のために店を売ってお金を用意するのですがまだ足りません。そこで、人づてに聞き及び10年前に決別した親友遼平がお金を助けてくれます。そして、遼平は透に執着しているので、無理やり襲います。本当は昔みたく楽しく絵を描いて過ごしたかったのです。透は自己犠牲の人です、元妻が妊娠したのは遼平の…
夏乃穂足 嵩梨ナオト
鬼人と人間ーー種族を超えた、切なくて一途な愛が描かれる和風異世界ファンタジーです。 千鳥の親族が残したノートにまつわる仕掛けもあり、少々ホラーちっくな序盤からかなり惹き込まれて読みました。また、鬼人と人間の間にある確執や鬼人たちの生活に関する設定がしっかりしていて、最後まで世界観に浸ることができました。森羅のストイックさや千鳥を溺愛する様子に萌え、とっても可愛い子供達に萌え、後半の緊迫感のあ…
小説11編、コミック19編が収録されていますが、ページ数としては半々といった感じです。本編を読んでいなくても、二人の雰囲気がそれなりに楽しめます。 コミックは1作品だけ1ページですが、あとは2ページか4ページで4コマ作品もありました。 小説のあらすじを少しだけ紹介します。以下、敬称略です。 凪良ゆう「蟹の宿」 「お菓子の家~un petit nid~」番外編。阿木の目線で進む、…
夏乃穂足 明神翼
1冊ぜんぶ表題作です。有紀(受け)の視点でストーリーは進みます。 あらすじで勝手に育成モノかと思っていたので、嶋崎(攻め)は昔はモテていてセフレ30人いたという絶倫男でビックリでした。外見を整える・デートの練習をするという「女慣れ」マニュアルの必要性ではなく、過去の失恋からの立ち直りと新しい恋へ向かうという話でした。 嶋崎の「愛されなかった理由を知りたい」が目的だったのに、有紀のレッス…
夏乃穂足 上田規代
bonny
動物は好きですが、犬を飼った経験もあって冒頭からうるうるしてしまいました。ワンちゃん好きだったらもう、悶えること間違いなしです。 殺処分を免れた捨て犬と里親の出会いから始まるファンタジー。イチと名付けられた真っ黒い犬。人間不信だったイチが恐る恐る飼い主となった璃人(りひと)に心を開いていき、急速に信頼関係を築いていきます。璃人に何かあったら命がけで守ってあげたいと思うようになるまでに…。もう…