飯田実樹さんのレビュー一覧

空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子 小説

飯田実樹  ひたき 

竜が歌う国に行きたいな

出産・子育て編とも言える下巻
エロエロな婚姻の儀からはじまり、出産、子育てと家族の幸せな風景を眺めながら、フェイワン良かったね~と、ほっこりしたり、所々にうるっとくるような話ありと、下巻は下巻で盛り沢山な感じで、あっという間に読んでしまいました。
最近はBLでも子供を生む話が、いくつか読めるようにはなりましたが、ここまでじっくりと出産や子育てに向き合う話は少ないかもしれません。
すっごくステ…

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空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子 小説

飯田実樹  ひたき 

竜が歌う。その意味は──。

前作にて愛を確かめあった二人。
今回は二人のお子さまが誕生です。

男の身でありながら、子を産む──。
生きてきた中で考えられない、異世界での自分の立場や仕組みに葛藤し悩むリューセー。
フェイワンが好きだから!と悩まずに何でもハイハイ受け入れるのではなく、自分の中で答えを探す様子がとても好きです。

不安を言葉にし、悩んで、前向きに考え──そして、出した答えはシンプルで。
『フェイ…

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空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子 小説

飯田実樹  ひたき 

先のお話

一作目では攻め様フェイワンと受け様龍聖がようやく結ばれた辺りで終わっていましたが、二作目はどんどん進みます。
章が変わると何年か経っていたり。
間のエピソードは描かれていなかったりします。
一作目の最初に家系図が載っているので、その時点ですでにネタバレでしたが、今作ではフェイワンと龍聖の次の世代が始まる辺りまで描かれます。

結婚式と第一子の出産位まで前作同様に細かく描かれているので、フ…

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空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子 小説

飯田実樹  ひたき 

さっくり読めます

『空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王』の続編であり、完結篇でもある今作品。続きが気になっていたので、続編がこうしてすぐに発売になるのは読者としてはとてもうれしいです。

『~ 紅蓮をまとう竜王』では、フェイワンとリューセーの想いが通じたところで終了。『~ 竜王を継ぐ御子』は二人が正式に婚姻を結び、世継ぎを…、というストーリーになっています。

龍聖が『リューセー』になることを受け入れ、ま…

4

空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子 小説

飯田実樹  ひたき 

軽いファンタジー

受の主人公が婚姻の儀式をして妊娠・出産(正確には違うが)する下巻。私はBLで婚姻も妊娠も全然気にしないので問題なく楽しめた。ファンタジーなんだから細かいところは気にしない。
とはいえファンタジーと言えども細かい設定の矛盾を考え始まるとキリがないので軽い気分で読むといいと思う。増えていく子どもは可愛いし、次世代に血筋がきちんと繋がっていくのが分かる終わり方で満足できた。ただ、やはり本が厚くて読みに…

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「空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王」コミコミスタジオ書き下ろし小説小冊子 グッズ

暖かいお話です

コミコミスタジオさんの特典冊子
本編のワンシーンの楽屋裏的なお話です。
フェイワンとジンヨンは、二人(?)で一人。人の体と竜の体の二つに分かれていますが、命は1つです。
互いに半身の気持ちなどが、通じ合っているようですが、どんな風に通じ合ってるんだろう?テレパシー?などと、以前から思っていましたが、今回、ジンヨンの感情がどんな風にフェイワンに伝わるのかが分かって、ちょっとジーンとしました。

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

おいしい三変化

以前広告で見かけて、これは買いだ!と楽しみにしていました。
まず驚いたのは、本の厚さ。え、デカい!と思ったのはわたしだけではないようです。
ですが厚さなんてなんのその。
え?もう読んじゃった…と呆気なく最後のページにたどり着いてしまうほど、スラスラと読めてしまいました。

いにしえの契約により、王に魂精を与えなければならない存在、『リューセー』。
母の息子への愛情ゆえ、異世界の国エルマ…

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「空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王」コミコミスタジオ書き下ろし小説小冊子 グッズ

ほっこり、優しいお話でした

コミコミスタジオさんで購入すると特典でいただけるおなじみの書き下ろし小冊子。A4の紙3枚を真ん中で折ってつくられているA5サイズの大きさの小冊子で、小説部分のページ数は7P。

さて内容は、というと。すみません、本編のネタバレも含んでいます。本編未読の方はご注意ください。




タイトルは『睦言』。
時系列は本編でフェイワンが本来の姿に戻った後。
ジンヨンの歌声が聞こえて、リュ…

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

続きが気になる

ちるちるさんの作家インタビューで紹介されていて、おもしろそうだなと思って手に取ってみました。

内容は、というと。すみません、ネタバレしてます。



旧家の長男である守屋龍聖が主人公。彼の視点でストーリーは進んでいきます。

代々何の商売をしても繁盛し裕福であり続けた旧家ではありますが、祖父の代から徐々に陰りを見せ始め、若くして父が急逝して以降貧困に喘ぐようになった守屋家。そのた…

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空に響くは竜の歌声 紅蓮をまとう竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

軽い気分で楽しめるファンタジー

異世界トリップ物。先祖が異世界人と契約していたことにより、突然異世界へと呼び出される主人公。家系で数代おきに異世界に呼び出されるという設定は面白い。しかも全員が竜王の妃となるよう決められていて、名前は皆「龍聖」。
その辺りの設定が少しややこしいが呑み込めれば話は面白い。主人公に突然のことを柔軟に受け入れるしなやかさがあり、重くなり過ぎないのがいい。脇役達も魅力的で別カップルも出てくる。
ただ単…

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