宮緒葵さんのレビュー一覧

迷宮の夜、解放の朝 小説

宮緒葵  相葉キョウコ 

一緒に冒険している気分で読みました。

花丸文庫BLACKのレーベルでは、いつもは特典ペーパーが付かないということもあり、
初めは古本で購入しようと思っていたのですが、発売前に特典ペーパーが付く
ということで、予約して新本で購入しました。

宮緒先生の作品といえば犬、臨場感や重厚感、迫力のある作品を書く
というイメージがありますが、今回は読んでみて、それら全て殆ど感じず、
一般的な王道の内容という印象を受けました。
また、…

2

獣王子と忠誠の騎士 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

主従といえば、「犬」!

再び「犬」の登場です。
主従ものであるので、実のところ「堕つれば~」や「愛犬~」に似た感じは否めないです。
それゆえ、エッチ描写の”子種””孕ませる”だの、そういった表現の使い方や絡み方も、あ、またか、な感じがしてちょっと新鮮味がないのが残念な部分。

愛をつかさどる女神トゥランの末裔の王族が治めるトゥランは女神の加護か豊かな大国。
その王子クリスティアンが母の王妃が亡くなると後妻に入っ…

4

「迷宮の夜、解放の朝」書き下ろしショートストーリーペーパー グッズ

異世界の中心で愛を叫ぶ

本編後、無事に元の世界へ帰って来て同居をするようになった二人の話。
二人で暮らすマンションで尾上宛の宅配便を受け取った蓮。
それは出版社からの荷物なのですが、その名前もちょっとツボ。
白泉社ならぬ黒泉社編集部で、花丸blackをもじったのねとクスリ笑いしちゃいます。

そしてそんな出版社から来た宅配便の中身とは、いつもは尾上が在宅中だけに
届くようにされていて、荷物を受け取ると蓮の目を…

1

迷宮の夜、解放の朝 小説

宮緒葵  相葉キョウコ 

獣で横暴男かと思ったら必死に愛を欲する子供でした

これもある意味洗脳状態だったのではと思わせる受けである教師の蓮の生い立ち。
奔放な母親の為に、雁字搦めにされるように祖父から命令に諾々と従いながらも
無意識の深層心理では抑圧された心が悲鳴を上げている。
そんな時に出会ったのが生徒の尾上、酔って何も覚えていない蓮を、自身に何の
価値も無いと思い込んでいる蓮を初対面なのに守り包んでくれた相手。
しかし、それは蓮にとっては夢の中の出来事の一つ…

3

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

お、怨念…!!

高評価だと、気になるというのが当然と言うものでしてw
葛西リカコさんの表紙も美しいし、
ホラー要素もありそうなBL、どきどきして読みました!

前半部分は、祐一が長年悩ませられている夢によって
女性が苦手でこれまで誰とも深い関係になった事もなく
軽い接触ですら不可能という特殊な設定というのも
なかなか頷けました。

牡丹の絶対的な美しさ、特別な人物という描写に
艶のある挿絵と共…

5

「迷宮の夜、解放の朝」書き下ろしショートストーリーペーパー グッズ

ケダモノからの華麗なる転身?

無事現世に戻ってきた二人のその後。
すでに龍生は大学4年生となり、廉と同棲しているカップルとなっております。
まさにケダモノだった龍生ですが、どのように変身したのか?大変に興味があります。

龍生に届いた大手出版社編集部からの宅配便。
いつもはそれが届くと龍生はそそくさと部屋に戻り、いつも廉を抱いて寝るのに部屋に閉じこもるのです。
何か悩みがあるのだったら相談してほしいと願っている廉な…

2

迷宮の夜、解放の朝 小説

宮緒葵  相葉キョウコ 

ケダモノ攻めはさしずめグリズリー?

異世界トリップものですが、その使われ方にビックリ仰天しました!
いや、でも、『堕つれば~』でもリセットを使ったくらいの作家さんですから仰天も範疇か(汗)
そしていつも攻めが犬とかヘビっぽいものが定番だったのですが、今回は”ケダモノ”自分的にさしずめグリズリーかと(爆笑)野生のグリズリーがくまのプーさんになったらもっと驚きですが、ボリショイサーカスの熊くらいにはなったでしょうか?w

奔放な…

3

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

やっぱり私にはあわない作家さんでした。

題名通り、こちらでは大人気作家、しかも私の大好きなワンコ執着攻めということで、
今までこの作家さんの作品全部読んだのですが…。

共通していえること

難しい熟語や言葉使い、文章が難しくて、ストーリーを楽しむまでたどり着けないです。
きっと、ここにレビューをよく書かれる方は文章を読慣れた方、読解力がそれなりにある方ばかりなんだと思います。

いちいち、これってどういう意味?とわから…

7

二つの爪痕 小説

宮緒葵  兼守美行 

王道かな?→やっぱ宮緒作品だった!な3Pモノ

攻め二人に受け一人、3Pモノです。
同じ宮緒作品の『悪夢のように幸せな』は攻めが二人ながら3Pではなく受けを奪い合うお話でしたが、こちらは3Pど真ん中。エロは濃厚でした。

個人的には、3Pってそんなには好きじゃないんです。というか、他ジャンルより好き嫌いが分かれるんです。
たぶん受けへの愛というか独占欲が薄めで、他の男でも貸し出し可ダヨ★楽しもう★みたいな展開が嫌いなんですね。攻めは2人…

3

二つの爪痕 小説

宮緒葵  兼守美行 

無関係な姉弟を巻き込んだ歪んだ兄弟喧嘩

3Pものですが、なかなかどうして複雑な絡まり方をしています。
あっ、もちろんエロでなく人間関係ですよ(笑)エロも3Pお約束の二輪挿しはもちろん
タイトルにもあるように攻めである兄弟二人は愛する者が付けた爪痕を背中に残しながら
その痛みに幸せを感じているのですよ。

1番可愛そうなのが受けである陽太の姉でしょうかね、本当に哀れとしか言いようが無い。
でも彼女も付き合っていた彼よりも地位も…

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