宮緒葵さんのレビュー一覧

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

犬執事

受けが飼ってる子犬の犬神が可愛い。
しゃべれない・人化できない最弱な犬神なので、もはやただの賢い子犬ですが、それがもうひたすらに可愛い。
可愛くて常識人(常識犬?)な子なのです。
「この子が強くなって攻めになるの?!」って期待をしてしまったくらいでした(笑)

本物の攻めは、非常識な犬神(禍神)の方で。
非常識で鬱陶しくて、でも有能で家事も完璧なあたり、押しかけ執事という感じがした。

2

渇命 小説

宮緒葵  梨とりこ 

バッドエンド回避をめざして

ここのレビューが恐ろしいので、どんな凄い内容かと恐怖と不安に怯えつつ、しかし恐いもの見たさで買いましたが。

うーん、別に……普通……

いや、いい意味でヤンデレ全開だなとは思いましたが、突出してサイコな内容だとは感じなかった。
というのも、本作の攻め(ヤンデレ属性)が求めているのは「受けの監禁」であることが最初からわかっているので、「何をされるのかわからない恐怖」「どこまで堕ちていくの…

13

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

喉から手が出るほどに、渇いている

ヤンデレ好きとしては一度読まねばなるまいと思いつつ、それでも賛否両論のレビューにビビって手を出しかねていた本作。
「よし!ヤンデレ読むぞ!」という気分になった一瞬を狙って読みました。
その結果……

よかった。
大変、よかったです。読んでよかった!
そして、ビビって読んだけれど全然狂気の宴ではありませんでした。
前情報なしで読むとびっくりするかもしれないけれど、ヤンデレ枠として読めば…

4

鬼はここに居る 小説

宮緒葵  周防佑未 

鬼はどこでもいる

宮緒さんの小説を読むのは1年ぶりですが、最近作風が変わった気がしました。
語りべが相手の描写を語るところで相手をベタ誉めすぎ?(今回も攻めのことを天女と描写していた)攻めがそれほど美しいか描写したいのはわかるが、何回もかかれるとちょっとしつこいような・・・?前回も「泥船」や「沼底」でそういう描写が多く、しつこいという印象で。あまり物語があまり頭に入ってきませんでした。
ストーリーは面白かったで…

3

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

一際際立つ人間の醜さ

吸血鬼もの、初挑戦でした。
何度か気になってはいたジャンルだったのですが、特に縁もなく。
今回、表紙イラストに心奪われタイトルが気になり購入。

読む時は注意してください!!
何度か、ふふっと笑ってしまうシーンが来るので、周りに人がいない状況で読む事をオススメします。
なのに、コメディ要素だけじゃなく、切なかったり焦れったかったり。
この1冊にはたくさんの素敵要素が詰まってました。

4

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

残念ながら

ついていけませんでした。
設定、展開、気持ちの推移。全てにおいて「ええ~、いくらなんでもあり得なくない?どうなの?」という思いが消えず(ホラー部分以外で)。レビューを読んだ限りでは途中から面白くなっていくイメージだったので、何とかもう少し、もう少し、と読み進めました。それが3/5ぐらいまで続いたでしょうかね。
皆さんおっしゃっている「怖い」展開に入ってから、やっと普通に読めるようになりました。…

3

ぱんつを穿きたい3日間 小説

宮緒葵  梨とりこ  青山十三  黒岩チハヤ  雪路凹子 

こちらも濃いです。

『渇仰』『渇命』と読み、こちらを読みました。
順番的にはその2作の間のようですが、渇命で「うひぁあ…」となった後だったので、今作のアホらしさで少し浮上できました。

アホらしい…とはいえ、達幸の「あーちゃん」熱は変わりません。
やりまくりで、明良のお尻の頑丈さに感心してしまいます。
精液を腹にためたまま・繋がったままでの排尿シーンがありますが、尿だけ?腹は下さないのか!?…と思ったり。

3

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

コミカルなのにせつないとは……上手い!

あ、眩しい!イラストも文章も。
それなのに、いつものように「ぶっ○け」ちゃうんですね。
その部分は、いつもいきなり文章がお下品になる。
そういう宮緒さんが大好きです。

ほぼ時期を同じくして刊行された「桜吹雪は月に舞う」が、黒髪・しっとり系だったせいか、こちらの「ザ洋物」は筆が踊っているような書きっぷり。書いている最中は当然のごとく色々ご苦労もあるのでしょうが、とっても楽しそうです。

4

桜吹雪は月に舞う 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

犬とか蛇も出るけど、それだけじゃない

お恵渡を舞台にした、これはまた別の話(こっちも続編を是非!)。
光彬さまご夫婦の活躍した時代から二代後のお話です。そして、今度はお白州ですよ、お白州。お白州と言えば「あの人」と決まっていますよねっ!

「華は褥に~」のシリーズ(まだ二作しか出ていないけれど、シリーズ化するはずだと勝手に決めている)の皆さんより、主人公の好文はちょっと若くて世間知らず。おぼこい印象です。登場する皆さんもあまり裏…

3

華は褥に咲き狂う~鬼と剣~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

時代劇エンタテインメント(シリーズ化望む!)

御台所が男でそれも攻めというぶっ飛んだ内容の前作にウヒョウヒョ言ったのは私だけではない様で、待望の続編が出ました。嬉しい!楽しい!

このシリーズは「スパダリ受け」の傑作だと思うのです。特に光彬さまなんてKing of スパダリですよね。将軍様という身分だけではなく、心持ちの高潔さや弱いものに対する慈悲、頭脳明晰で眉目秀麗、おまけに人心に厚く人脈も広い。無鉄砲なほどの行動力もある。(この辺、前…

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