宮緒葵さんのレビュー一覧

おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

神は神話の存在ではなく

今回は帝国に滅された国の王子と第12皇子のお話です。

母を亡くし父帝にも顧みられなかった受様が
父帝の側妃だった攻様によって帝王になるまで。

テトロティアは東西の交易路が交わる砂漠の小国から
代々の王の武力と経済力で大陸南方の大国となります。

受様の父である現帝は好戦的で
1年の半分以上を戦場で過ごして周辺国を攻略し
好みの美男美女を後宮に連れ帰るため
生れた皇子皇女は…

3

おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

作家買いだけど…

宮緒葵先生の作品が大好きなので楽しみにしていました。先生らしい執着攻めのシアリーグと、ロセルが成長して行く過程が面白くてワクワクしながら読んでいました。ですが初めての中立にしてしまいました。

途中までは凄く良かったんです。後ろ盾のない亡国の母親が亡くなって後宮で忘れられた存在であるロセルが、魔術国出身の王子であるシアリーグが導き手となって魔術師として成長し、父皇帝の悪意から逃げ延びつつ国の英…

0

おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

絡め取られる

先生買い。とある理由により今ひとつ「読みたいなー」って盛り上がりが少ないまま読み始めたのですが!面白かった。どうなるのかとハラハラして、最後まで一気読みでした。宮緒先生お好きな方でしたら、お気に召すのではと思うねっとり話、本編250頁弱+あとがき。個人的にはひっくり返ってほしかったけど(笑)

帝国第十二皇子として産まれたロセル。亡き母そっくりのキラキラ容貌ですが、冷酷傲慢我が道を行く父、皇帝…

3

おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

母子BL…?

宮緒葵先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ファンタジー 3
エロ 3
執着3
血表現 2
な感じだと思います。

シアリーグさん×ロセルくんのカプです。

テトロディア帝国の第十二皇子のロセルくんは、豊富な魔力を持って生まれた所為で、父皇帝のクバードから愛情を注がれことなく後宮で暮らしていた。そんな中、同じく豊富な魔力…

5

おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

宮緒先生節炸裂の、ねっとり纏わりつく執着攻めの怖さを堪能

やー……これ、評価に迷う作品でした…!
好みと評価が大きく分かれる作品だろうなあ、というのが読後すぐの正直な感想。

宮緒先生節炸裂!!という感じの、義母BLです。
義母BLというジャンル自体は、正直自分の好みではないんですよね。
橋本あおい先生の絵柄も、個人的には好きなんですが今回は攻め受け共にものすごーーく女性寄りだった気がする。もう少し男味を感じさせて欲しかった、、とは思う。

6

おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

BLであるかどうかは疑問です

シアリーグ×ロセル

16年の歳の差、「擬似親子の究極の執着愛」。
父子ではなく、母子・・・
BLであるかどうかは疑問だね。

表紙を見たときに「え、女性2人?」と思って、読むか迷った。
宮緒葵先生の作品だから読もうと決めた。

シアリーグが「国王の側室」として、ロセルの「母上様」の役割として、
ストーリー全体が女性のイメージで進んでいる。
見た目も中身も女性だけど、生物的に…

4

おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

宮緒節炸裂

読みながら、あー…これは間違いなく宮緒先生の作品だなとひと読みで分かる作品でした。もし、BL作品の作者当てクイズがあったとして、こちらの作品が出題されたならば、迷わず宮緒先生の名前を挙げます。それくらい宮緒クレグランスがプンプンに香る物語でした。

ちょいと歪んだ母性愛、母親に甘えたい欲望が解放された、親と子の依存愛と言うべきでしょうか。…2人だけの異質な世界がキワモノ感満載です。怖いっちゃ怖…

2

おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

母性!

宮緒葵さんらしさが香るうえに母性あふれるお話でした。

二重の意味があるってことかな?

自分の苦手要素というか、それはどっちかっていうとやめてほしかったなあな所を書くと真相のネタバレになってしまうので…。

皇帝の後宮で母を亡くし後ろ盾もない四歳のロセルが側室のシアリーグと出会って本当に良かった(泣)二人の孤独やロセルの運命も良い方へ運ぶね!と思っていたら…。

実は二人とも強い…

4

桜吹雪は月に舞う (2) ~奉行と閻魔~ 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

いろいろ惜しかったです

「桜吹雪は月に舞う」は「華は褥に咲き狂う」のスピンオフとのことです。
「華は~」8巻まで出ていますが、そのうち1~4巻は電書のみ。「桜吹雪は月に舞う」の1冊目も電書のみです。
小説は紙で読みたい派で、悩んだのですが、「華は~」も「桜吹雪は」1巻も読まずに、いきなり本書を読みました。
巻数ものは順番に読むべきであり、私のレビューはあまり参考にならないと思います。

なのにどうして2巻だと分…

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狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

ちょうど良い執着

宮緒先生お得意の執着攻め。
他の作品だと、攻めの執着が行きすぎて、おいおいそれはちょっとやり過ぎなのでは…と受けが心配になるほどなんですが(それが宮緒作品の魅力でもあり好きな部分でもある)
今作はちょうど良い執着なので、安心して読めました。(監禁とかもしてないし、ちゃんと合意の上で行為に及んでいるし…)
受けがしっかり自立しようとしてるのが個人的に好みでした。
あと攻めが超ハイスペックで最…

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