宮緒葵さんのレビュー一覧

華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~  ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

上様の馬たらし

特典ペーパーの内容は、なんと。
「馬にも愛される上様の大いなる魅力」。

本編にて。
目付に扮した純皓の家来・七田として饒肥藩邸に駆け入らんとする馬上の光彬。
閉じた門をものともせず、少年を共に馬の背に乗せたまま屋敷の屋根の破風を跳び越える活躍を魅せる光彬ですが。
この時乗っていた馬は、南町奉行・祐正(すけただ)の所有する鹿毛の名馬。
饒肥藩事件の後になって、なぜか飼葉を食べず、水も…

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華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

○れん坊将軍

ほー……
読み終わってのため息。読み応えありすぎでちょっとグッタリ…
詳しい内容は上がってますので、感想だけ。

宮緒先生の力のこもり具合に圧倒されました。
私的には手離しで「面白かった〜!」なんだけど。
偏見承知で申し上げるけど、これ若い世代にはどうなんだろ?
内容も展開も、もろマツケンの○れん坊将軍なんだもん。
私なんかは世代的に時代劇に馴染みがありますよ。でも今の18才くらい…

3

幕末オメガバース! 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

読後に物悲しい余韻を引きずります

『小説b-Boy2019年秋号』掲載作品です。
『華は褥に咲き狂う』と同じように架空の江戸を舞台にしたオメガバースですが、あちらで書かれる『恵度』とは異なり、こちらの『武都』は少しばかり暗い感じ。
血で血を洗う幕末ですからねぇ……天下泰平の世とは異なります。

時は大政奉還後(正史の言葉で書きますがお許しを)でございます。ただし、まだ幕府が政権の中枢を放していない時代。南虎と長龍(このネー…

4

「覇狼王の后 下」コミコミ特典SSペーパー グッズ

本編とは違って笑い多し

ヴォルフとアリーシェの長男のフェリシオ視点のお話でした。
フェリシオはヴォルフの異母弟に勉強を教わっており、その後の関係が良好なのが分かります。
大好きなアリーシェの元に行くと膝枕でヴォルフが昼寝しています。ヴォルフが気を許して寝るのはアリーシェただ1人、5人の王子が近づくと気配を察して直ぐに覚醒すると書いてあります。

アリーシェは30歳で5人の王子にお腹にはもう1人います。ちょっと下巻…

4

覇狼王の后 下 小説

宮緒葵  yoshi 

素晴らしい読後感!

下巻は面白くて面白くてページをめくる手が止まりませんでした。

母親に両性である為に酷い言葉を浴びせられ続けたアリーシェに、ヴォルフは根気よく愛の言葉を捧げ続けます。アリーシェは心を開き始めヴォルフに掛ける言葉も違って来るのですが、それに悶絶せんばかりに喜ぶヴォルフが犬化して行きます。さすが宮緒先生です。

貴族の娘のウルリーケに媚びられてもスルーなヴォルフにスカッとすること間違い無しです…

5

覇狼王の后 上 小説

宮緒葵  yoshi 

上下巻一気読みをお勧め

上下巻一気読みしました。
どちらもボリュームあったので読み応えありました。世界観に浸る為にも続けて読むことをお勧めします。

上巻はアリーシェの自己否定と卑下が凄いので、イラっとする方も多いかもしれません。
ヴォルフがアリーシェを好き過ぎる為に話を聞かずに身体を繋げるので、嫌悪感を持つ人もいるでしょう。
BLだから両性が受け付けないって読まず嫌いしないでください。

私はヴォルフの悪…

4

悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

流石の文章力

死者の姿をスケッチする主人公とあらすじにあったので、恐々しながら読みましたが全然怖くなかったです。
むしろ死者より生きている人間の方が、とても恐い作品でした。流石の宮緒先生です。
狭い世界で守られていた水琴が、広い世界に出て行こうと決心したきっかけは奥槻です。
不思議ちゃんな水琴の考えを先読みして、行動出来る奥槻はスパダリでした。
義弟の犯罪が暴かれるまでは下僕のような扱いでしたが、解放さ…

2

乳親 ~息子と父に狙われた極上の乳首~ コミック

藤村綾生  宮緒葵 

「乳親」ダイジェスト版。物語のキモはザックリ端折られてます。

これはもぅ、是非小説版を読んで頂きたい!と言うか、読まないと分からないのでは?と、思いました。
結構物凄い執着愛の果て、というドッロドロに常軌を逸した関係性と。特に父である菫親の異常な愛執がキモなんだけど。「え⁈ そんな事まで⁈」っていう。そこをザックリ省いてしまっている様な本作。
特に前半は、朝幸が謀略に堕ちて行くまでを描かれている筈なんだけど。そこもサラーっと。実にサラーっとなぞっているの…

5

「悪食」コミコミ特典書き下ろしSSペーパー  グッズ

天使を恋人にした男の苦悩

本品は『悪食』のコミコミオリジナル特典ペーパーです。

本編後、泉里視点で水琴の東京生活が描かれています。

水琴が東京の泉里の元に引っ越してきてから、水琴は合う人々を悉く
魅了します。

正体不明の「妖精画家」だったということに事実に加え、本物の妖精
だと言われても納得するような容姿で、美に対する情熱を持つものな
ら誰でも、自らの筆で描きとりくなるに違いありません。

水…

2

悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

悪意ある生者と死者の無念

今回は東京の画商と死者の姿を絵にする青年のお話です。

受様の死者の視える力で攻様の母親の失踪事件が進展を見せる本編と
攻様の同業者の画商の両親の死の真相が解明する続編を収録。

受様は高祖母の美貌と不思議な力を引継いで生まれます。幼い頃から
人には見えない不思議なモノが見えていました。

彼らは陽炎のように揺らめいていて様々な場所でゆらゆらと佇んでい
ましたが、幼い受様が何度…

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