宮緒葵さんのレビュー一覧

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グッと来た作品がありました

こちらの小冊子の中で本編を読んだ事のあるお話は三作品でした。順番に感想を書きたいと思います。

まず最初は菅野彰先生の『色悪作家と校正者』シリーズ&『ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱』より「色悪作家とドリアン・グレイの大迷惑」です。ドリアン・グレイの方は雑誌に続編が出ているようですが、そちらは未読です。
タイトルから分かるように本シリーズとスピンオフの2CPが登場してます。白洲が新し…

1

鬼哭繚乱 小説

宮緒葵  嵩梨ナオト 

桜の樹霊と武将の恋

宮緒先生の和風執着愛は、素敵。
「羽化」の1-2巻を読み、過去作品を数冊読みました。
洋風アレンジの和ものは、独特な世界観が創られていて引き込まれます。

里を守る鎮守の桜の樹、その神木の桜の樹の精が、うっかり武将に一目ぼれされて捕まって樹に戻れなくなり、
なんと、武将の弟に本体の樹が伐採されてしまう。
樹木の精霊は、本体を失うと死滅する。
樹の伐採の後、清音は消えてしまう。
自分…

1

つがいは目隠し竜に堕ちる 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

続編が出たら嬉しい

みずかねりょう さんの表紙が凄く綺麗。
電子版にないので、紙本の帯文をチェック、
「そなたに愛されたい ほんの少しでいい 竜人はつがい無しでは生きられない
----それでも愛は与えない」

前半の光希は、イケズの塊。
目隠し竜・・とは、イケズな光希の魔力暴走を止める為に攻の竜人が両目の瞳をくりぬくから。

あとがきに 
>この作品は、以前にブログに公開していたSSをきちんと仕上げ…

2

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒犬・・?

先生おっかけで購入したものの、先生の放つ萌パンチに今一つシンクロしきれず、申し訳ありません、中立です。なかなかコワかったお話、本編270p弱+あとがき。「スプラッタ的要素はミリでもダメ」という方は、ご注意いただいた方がよいかもです。

妖鬼を撃退する能力のある術者一族の分家に生まれたけれども、能力は全く無い紀斗。一族と関与のある会社に就職、社長の娘と婚約し順調だったのですが、結婚式当日に突然新…

6

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

貴方は私の全て

今回は妖鬼を退治する一族の当主と分家の青年のお話です。 

受様のために新当主となった攻様に受様が墜ちるまで。

この世界には巨体な蟲や様々な獣の姿をとり
人間を喰らう化け物が存在します。

人間達は長く彼らに贖おうとしますが
対抗できるのは一握りの術者の一族の者だけで
受様はそんな妖鬼退治の一族でも筆頭と謳われる
天喰家の分家・八奈木家に生まれた男子でした。

しかしなが…

7

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒先生らしいお話

宮緒先生のシリーズ以外の新作と知り、発売を楽しみにしていました。

「悪喰」や「華は褥に咲き狂う」などのシリーズが大好きなのですが、今回はどんな攻めが登場するのかとワクワクしていました。

執着攻めだったのは間違いないのですが、話が進むうちに「犬」要素も強くなって来て「犬」来たー‼︎って喜んだんですが、受けの紀斗がいまいちしっくり来なかったんです。

読者なら読んでて気が付いたであろう…

5

悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

執着強め!攻めの愛が重量級


あ~~もう冒頭から面白いやつ~!!

画商×美人画家で受けが無自覚あざとい系です。
霊が見えてしまうが故にイジメに合っていたりしたので内向的ですが、無邪気ゆえのあどけなさでイケメンスパダリが翻弄される様は最高でした。
それに抗うように攻めも片道6時間かかるのに足しげく通い、最初から優しく紳士的にアプローチ。
見えない攻防が繰り広げられている二人の口説き対決のよう。

途中、急にこ…

8

百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒作品お得意の執着攻め、のお話かと思いきや。

作家買い。
作家買いですが、絵師さんがサマミヤさんということで否が応でもテンションが上がる。タイトル、そしてサマミヤさんの描かれた表紙から宮緒さんお得意の執着攻めのお話かな?と思いつつ手に取りました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は紀斗。
彼は天喰家の分家の出の男の子だが、男というだけで「役立たず」の烙印を押されている。本家に集まる時は女である…

13

Chara BIRTHDAY FAIR 2021 D キャラ文庫創刊24周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

三作とも良かったです!

こちらもネタバレしない程度に感想を書きたいと思います。


まず最初は『異世界で保護竜カフェはじめました』より「俺の親友は浮気ができない」ですが、こちらはジュリアンの親友の魔術師のレオニダス視点のお話でした。王立学院時代のジュリアンの事や、ユウリという神子を得てジュリアンがどんなに変わったかが書いてありました。レオニダスが本当にジュリアンの幸せを願っていた事が分かります。


そして『…

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羽化 悪食2(表題作「夢魔」) 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

妖精

先生買い。水琴ちゃんの透明度がますます上がったように感じて嬉しかったので、萌2より萌にしました。カプの馴れ初めやら受けさんの異能に関する説明はほぼないので、是非1巻からお読みください。雑誌掲載の表題作150P+別のお話230Pほど+あとがき。水琴ちゃんの異能の関係で、どうしても死者が絡んでくるのでちょっぴり悲しいエピがあるのを許容できる方向けかと思います。

恋人でありパトロンである泉里のギャ…

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