宮緒葵さんのレビュー一覧

桜吹雪は月に舞う コミコミ特典書き下ろし小冊子 永崎夜話 グッズ

へぇ〜そうなんだとびっくり

このお話は好文の父親である、永崎奉行である鷹文視点のお話です。

これの内容が凄く興味深くて思わず唸ってしまいました。
雑誌の本編でも町奉行である好文に仕える内与力は鷹文の愛人達で、茨木と対立してると書いてあったんです。鷹文の愛人って茨木だけじゃなかったの?ってびっくりしたんですよ。
それだけじゃなくて、茨木の1番大切なのは鷹文だって勝手に思っていたので、鷹文と茨木の関係にも驚いてしまいま…

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つがいは目隠し竜に堕ちる 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

執着は序盤で通り越した


同著者の「泥舟」が好きな方はめちゃくちゃ好きだと思います。
もう執着通り越してヤンデレ。

現世から竜人の住む異世界へ召喚された受け。
「つがい」とありますが、バース性はありません。
なので発情期もありません。
”対になるもの”、”唯一の存在”という解釈で大丈夫です。
オメガバースに飽きた私には、ちょうど良かったです。

最初から受けがめっっちゃ攻めのこと嫌いで、攻めは受け至…

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悪食 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

妖精画家との出会い。

BLの恋愛的ストーリーとしても、オカルトちっくストーリーとしても、とても面白かったです(≧▽≦)


受け様は、死者の姿が見える水琴。
田舎の祖父の家で、心の赴くままその姿をスケッチに描いて過ごしてきた。

そんな水琴の絵を見た旅行者がSNSにアップし、その絵に惹かれた画商が水琴を訪れる。

この東京の大手画商に勤めるのが、攻め様である奥槻。

水琴は、軍人のような隙のない奥槻…

1

羽化 悪食2(表題作「夢魔」) 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

まさに羽ばたくための羽化。

前作がとても面白かったので、続編を楽しみにしていました。
厚みにビックリ。
あとがきで、先生が予定を百ページ近くオーバーって書いてあって、そりゃぶあつくもなるでしょうね。


受け様は、この世にならざるものが見える水琴。
その姿を描き、正体不明の妖精画家としてSNS上では話題になってる。

攻め様は、水琴のパトロンであり画商のオーナーであり恋人の千里。


雑誌掲載作品の「夢…

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鳥籠の扉は閉じた 小説

宮緒葵  立石涼 

物足りない

受けの心境変化の描写が足りない。
屈辱に慣れて諦めかけ、安心すら感じ始めて、何らかのきっかけで依存が恋心に変化し続ける…こういう変化こそ監禁物の一番見所だと個人的に思う。
受けは監禁される前から攻めが好きなわけでもないし、真相も知らないのになぜ急に攻めに思い寄り始めたのか本当に謎だ。攻めも思考がすごく歪んでいる。こんな攻めならいっそバッドエンドにした方が自然だと思う。ハッピーエンドの監禁物書く…

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百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒さんらしいお話でした。

宮緒さんの中で一、二を争うたちの悪い攻めだそうです。
いじらしさ健気さ美しさを持ちながらも、たった一人を手に入れる為に執着や策略や時間を惜しまず。
全てを排除し大切な人を完璧に手に入れる。

宮緒さんらしいお話ですね!

紀斗の苦境を3年も見守って時期を狙って、さすがですね!
紀斗と視線が合えば震えて喜び、紀斗に可愛くない瞬間が見つからない…って困って(笑)
そして紀斗が勃たなけれ…

2

新書館創立60周年記念 ディアプラス文庫フェア特典書き下ろし小冊子 C グッズ

グッと来た作品がありました

こちらの小冊子の中で本編を読んだ事のあるお話は三作品でした。順番に感想を書きたいと思います。

まず最初は菅野彰先生の『色悪作家と校正者』シリーズ&『ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱』より「色悪作家とドリアン・グレイの大迷惑」です。ドリアン・グレイの方は雑誌に続編が出ているようですが、そちらは未読です。
タイトルから分かるように本シリーズとスピンオフの2CPが登場してます。白洲が新し…

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鬼哭繚乱 小説

宮緒葵  嵩梨ナオト 

桜の樹霊と武将の恋

宮緒先生の和風執着愛は、素敵。
「羽化」の1-2巻を読み、過去作品を数冊読みました。
洋風アレンジの和ものは、独特な世界観が創られていて引き込まれます。

里を守る鎮守の桜の樹、その神木の桜の樹の精が、うっかり武将に一目ぼれされて捕まって樹に戻れなくなり、
なんと、武将の弟に本体の樹が伐採されてしまう。
樹木の精霊は、本体を失うと死滅する。
樹の伐採の後、清音は消えてしまう。
自分…

1

つがいは目隠し竜に堕ちる 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

続編が出たら嬉しい

みずかねりょう さんの表紙が凄く綺麗。
電子版にないので、紙本の帯文をチェック、
「そなたに愛されたい ほんの少しでいい 竜人はつがい無しでは生きられない
----それでも愛は与えない」

前半の光希は、イケズの塊。
目隠し竜・・とは、イケズな光希の魔力暴走を止める為に攻の竜人が両目の瞳をくりぬくから。

あとがきに 
>この作品は、以前にブログに公開していたSSをきちんと仕上げ…

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百年待てたら結婚します 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

宮緒犬・・?

先生おっかけで購入したものの、先生の放つ萌パンチに今一つシンクロしきれず、申し訳ありません、中立です。なかなかコワかったお話、本編270p弱+あとがき。「スプラッタ的要素はミリでもダメ」という方は、ご注意いただいた方がよいかもです。

妖鬼を撃退する能力のある術者一族の分家に生まれたけれども、能力は全く無い紀斗。一族と関与のある会社に就職、社長の娘と婚約し順調だったのですが、結婚式当日に突然新…

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