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夕映月子 まさお三月
marun
ネタバレ
京都を舞台にした作品で、ゲイで過去に家族に捨てられたことがこだわりとなって 暖かな家族への憧れからいつも好きになる相手は恋が絶対叶う事がない、 家庭持ちの年上の男ばかりの主人公伊織と伊織が密かに好きだった相手の息子で 7歳年下の颯馬とのラブストーリー。 年下は全然恋愛対象にもならない伊織、その伊織が子供の頃の初恋の相手で 父親に頼まれ古書店に行った時に数年ぶりに伊織に再開し、その場で…
夕映月子 木下けい子
snowblack
まだ2作しか著作のない作者の夕映さん。 木下けい子さんの美しい挿絵に惹かれて手に取ったこの本は、文章も素直で読み易く 最初に読んだ時に「これがデビュー作?」とビックリしました。 山の蘊蓄もイヤミにならずに盛り込まれ、登山経験がなくてもその空気が伝わってくる。 すごく好き!と絶賛お勧めで、貸し出していたのが返って来て この度再読したので、レビューを書く事に…w …
夕映月子 三池ろむこ
イサヲ
大学生の和音(かずと)は、公認会計士を目指しながら、ダブルスクールの学費を稼ぐために塾講師のバイトをしている。 和音はゲイの自覚はあるものの、これまで男性と付き合うことはおろか、誰かに気持ちを打ち明けることは一生ないだろうと諦めている消極的な男子。 そんな和音が、新しく入ってきた受験生を受け持つことになったのですが、その相手は自分の通う大学の教務の仕事をしている32歳の日下部さんなのでした。 …
ランプの精
本当に本当に地味で真面目な二人のお話です。 変わっていると言えば、攻めの日下部が32歳にして医学部受験生(後に医学部学生)という事だけ。 受けの和音は、弟に対する無自覚なコンプレックス(だと私は思う)や、ゲイである事の後ろめたさから いろいろ諦め超超引っ込み思案です。 二人は塾の講師(受け)と生徒(攻め)という関係ですが、最初のうちは本当にお互い ”そういう”意識はほぼ全くありません…
kirara
淡々とした日常も、この上なく地味なキャラクター・ストーリーも、好きな方なんですが、この作品はどうも好みに合いませんでした。 悪くはないんです。キライでもない。読んでて疲れたとか嫌になったとかもないんですよ。だからって、いいところも別になかったなあ、という感じです。キャラクターもストーリーも、これといった魅力はなかったです。実際、設定もストーリーも、何ら特筆すべきものはない、ホントに『よくある…
カトリ
初読みの作家さんですが、ピュアな世界がうまく表現されていて、良かったです。 32歳の医学部受験と、なかなか大変な選択をした日下部(攻様)と、そんな日下部の塾の担当になってしまった和音(受様)のお話です。 和音は、今まで両親の離婚やピアノ、それに、恋人を作ることだとか…いろいろな事を諦めて生きてきました。 そんな和音ですが、日下部の塾の講師になり、始めは厄介だと感じていますが、彼と接する内に、少…
茶鬼
夕映月子さん、デビュー作から実に1年10ヶ月ぶりの2作目! デビュー作も丁寧な作りが印象的で、好きなモノだけに丁寧に綴られているなーと思えたのですが、今作品も実に丁寧な描写と展開でとても好感の持てる仕上がりになっていました。 派手さがあるわけではない。 大きなヤマがあるわけではない。 もどかしいほどの純粋な気持ちがじんわりと伝わってくる。 堅実さが良さと言いましょうか、登場人物たちも誠実…
大学生と大学職員との緩やかで、生真面目な恋のお話でした。 大学生の受け様はゲイで、大学の同級生に1年半も淡い片思いをしている。 告白する予定も気持ちも持っていないが、たとえゲイでも人を好きになれると言う事 だけで、幸せを感じようとする受け様は、身の丈に合った将来設計をするような 堅実で真面目なタイプだが、そのせいで何かを強く求める事を諦めてる感じもする。 そして大学職員の攻め様は、3…
デビュー作の「天国に手が届く」(木下けい子画)が、新人とは思えなかった作者。 前作は、著者の得意分野の山と恋愛が両輪となって素晴らしい作品だったので、 じゃあ他の分野のBLはどうか?と楽しみに待っていたのですが、 結論から言うと、期待の割にちょっと残念という感じでした。 「両親が仲直りしてくれないことも、自分に弟ほどのピアノの才能がないことも、 家に経済的な余裕がないことも、自分が同…
あむり
初読みの作者さんです。 デビューから2作目ということで、 私は1作目を読んでいなかったのですが 丁寧な作品を描かれる方だな~という印象です。 作者さんもあとがきでおっしゃているのですが、 「真剣に恋愛と向き合う」お話でした。 塾講師のバイトをしている大学生の和音は、 生徒として医学部受験を目指す社会人の日下部をみることになる。 医学部に30を超えてということで、他の塾講師た…