夕映月子さんのレビュー一覧

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

イラストに★1つプラス

みずかねりょうさんの美しく荘厳なイラストに★1つプラスです。

私は山岳地帯で暮らしたこともなければ山登りにもあまり興味はないのですが、かつて長野県を旅行した際に見た早朝の南アルプスを思い出して、山や自然の描写にはなんだか深呼吸をしたような清々しい気分になりました。

ただ、BLという点では…うーん…全体的にゆったりとした優しい展開で、山岳エリア独特のおおらかさとも相まって雰囲気の良い作品…

2

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

ごめんなさい、みずかね先生への評価です

夕映先生、ごめんなさい、ほんとにごめんなさい。
でも、どうしてもみずかね先生の絵に対して評価いれたくて
ごめんなさい×100万回。

みずかね先生の絵がもともと大好きで
この本に到達。
絵を見るためだけにこの本買ってもいいぐらい
美しいーーーーーーーーーーーーーーー
ありえない美しさです。
攻めさんと受けさんの森の中の散歩シーン(だったはず)では
木漏れ日が動いて見える!まじで…

9

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

命ある限り

『天国に手が届く』を“動”とするなら、こちらは“静”といった感じでしょうか。

どちらも好きですが、純愛モノに弱い私は、今作の方がより胸を締め付けられました。

心臓の病気を抱える梓は、穂高の想いを受け止めることができず自分の人生をどこか諦めていた。それと同時に、穂高と恋人同士になってしまえば、自分を失ったときに傷付くだろうことまで考えて、一歩を踏み出せない。
穂高の方はといえば、告白を…

5

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

穂高連峰の雄大な景色が目に浮かぶ様です。

なにこの読後の達成感!!
私が山に登ったわけではないのに。

昔会った事のある憧れの存在、小田切を社員食堂で見かけた佐和は思わず声をかける。だが、小田切の反応は冷たいもので、取りつく島もない。一緒に登山をしたいと願うものの、小田切の方は顔を合わせるのも、迷惑だと言わんばかり。
二人の距離が近づくきっかけとなったのは、奥秩父の山。
たまたま同じ日、同じ場所に居合わせた二人。落石により怪我を…

6

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

綺麗すぎて記憶に残らない

※辛口注意※
【天国に手が届く】がもの凄く良かったので期待していたのですが、ちょっと期待はずれだったというか、悪くはないけど特に印象に残らない話という感じでした。

攻は年下ワンコ攻。
受は生気に欠ける病弱受。
題材は【天国に手が届く】と同じ山男ものです。
ちょろっと小田切と佐和も出てきていたので、そこは非常に嬉しかった。寧ろそこだけ空気に色が付いたみたいで、他のほとんどのシーンは色の…

3

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

山と生きる

本屋さんで何気なく手に取りました。
実はタイトルが何だか照れ臭い感じで、ちょっと躊躇。
(先生ごめんなさい☆)
でも裏のあらすじを見たら、山男の話とあり。
高所恐怖症の私には、羨ましい憧れの世界。
ぜひ読みたい!となりました。

夕映月子先生は初読み?と思っていたら。
BL小説初心者の頃、雑誌の方で他のお話を読んだ事あるみたいです。
記憶力悪くて申し訳ない…。
このお話は、先生…

4

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

デビュー作とは思えないクオリティ

まずこの作品がデビュー作という事実に驚きます。
本当に最近の新人さんは文章が熟れているというか、上手いなぁ……と唸りました。
普通、初読み作家さんはどうしても最初に躓くと、読みにくいという印象が先立ってしまって時間が掛かってしまうのですが、この方の文章は非常に癖が無く読みやすかった。
するするする~とトコロテンを押し出すようなスムーズさとリズムに読んでて心地よかったです。

内容は登山も…

6

てのひらにひとつ 小説

夕映月子  三池ろむこ 

好青年と好壮年の、ふつうの恋愛

夕映月子さんの『天国に手が届く』が個人的にヒットで、『てのひらにひとつ』も続いて作家買いしました。

受けの和音は「本当に好きなものは自分の手に入らない」と思っている、ちょっと諦めグセのある大学生。でも、ありがちな投げやりタイプじゃなくて、ただ「自分が誰かから求められる存在だ」っていう想像が自然に浮かんでこないような、自己評価が低めのタイプ。実際は、ピアニストの卵である弟のためにも自分は安定し…

4

王様、お手をどうぞ 小説

夕映月子  周防佑未 

華やかな世界

社交ダンスがテーマのお話。
おそらく探せばあるのでしょうが、私はダンスがテーマの小説を読んだのは初めてでした。でも分かり易く説明があって読みやすかったです。

テーマがテーマだからか、登場する人物らは華やかな世界で生きる優雅な雰囲気を持つ人ばかり。
主人公の杏里はハーフでプロのダンサー、お相手の江神は名門校に通うセレブです。

杏里はある名門大学でダンスの指導をすることになったのですが…

1

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

とにかくエッチシーンに萌え

山岳カメラマン×心臓に疾患を持つ、山の小さいホテルの息子。年下攻め。

心臓が悪く、激しい運動のできない受けを思いやりながら手探りでのエッチシーンがダダ萌えでした。山男でガッチリ体格の攻めが、丁寧に丁寧に受けを抱くのが、もうしびれるくらい優しくて切なかった。エッチに至るまでのいちゃいちゃもすごい萌えた。
でも書き下ろし? の後半はちょっとダレたなぁ。展開はゆっくりでいいんだけど、いらない描写…

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