夕映月子さんのレビュー一覧

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

友情でいいんじゃないだろうか。

イラスト買いして一年程積んでましたが、新刊発売をきっかけに読んでみました。作家さまのデビュー作ということですが、着実にキャリアを積んでいらっしゃるようなので、率直に感想をしたためたいと思います。

ちるちるさんの特集記事にもありましたが、山岳BL初体験。山に魅了された男達の姿がとてもリアルに描かれていましたし、素人のわたしにも山登りの魅力が伝わってきて、胸を躍らせながら読み進めました。

4

運命の転機は三十歳でした。 小説

夕映月子  サマミヤアカザ 

30歳男子の等身大描写が絶妙

あらすじ:
大手メガバンクに勤める透(受け・30歳)は、仲間内で「美人なジャイアン」と呼ばれる、自他共に認める俺様。
大学からの友人で貧乏学者の東元(攻め・30歳)と、独身男同士、同居生活を
始めることに…

俺様で自己中なのに可愛さもある透が良いキャラ。
仲間内では言いたいことをズバズバ言う俺様キャラですが、
仕事で好青年を演じる程度の良識はあり、
人に気を遣うのが嫌なので結婚願…

12

運命の転機は三十歳でした。 小説

夕映月子  サマミヤアカザ 

共感しすぎる!!

30歳という、大人の男同士の同居ものです。執着攻めに、ワガママな受けがひたすら甘やかされて…という感じ。

内容としては、大学時代に仲良くなったグループで、「30まで独身だったら一緒に暮らそう」と約束をしていて、実際に30になった受けの所に攻めが迎えに来た…というもの。一緒に暮らし始めると、至れり尽くせりの生活で、受けはグズグズに甘やかされて…という展開です。受け視点で進みます。

受けは…

3

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

描写が綺麗

デビュー作品『天国に手が届く』が素敵で購入しました。一番最初に抱いた感想は、
「やっぱり夕映先生の風景描写は上手い」
山、大自然を綺麗に描いてます。山岳地方に旅に出たくなる。
そして次に抱いた感想が、
「人物描写も上手だな」
攻めの穂高はアウトドア用品店員で山岳写真家。なので逞しい身体つきの青年。
受けの梓は病弱ですが、高原ホテル経営者だからか、上品さのある年上美人。
そういった魅力…

3

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

山で生きる!私とは別世界゜。+゜(*´-`)。+゜。゜

皆様とダブってしまいますが、みずかねりょう先生のイラストが本当に素敵。ページを捲る手が止まり、ついイラストに見入っちゃう。表紙&巻頭カラーイラストももちろん良い!!のですが、挿絵のペン画イラストがめちゃくちゃ上手いのです。プロのイラストレーターさんの絵に上から目線の物言い☆⌒(σゝω・)σゴメンネ
ですがその状況や設定にピッタリ当て嵌まったイラストが、情感豊かに、丁寧に、細かく描き込まれているの…

10

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

イラストに★1つプラス

みずかねりょうさんの美しく荘厳なイラストに★1つプラスです。

私は山岳地帯で暮らしたこともなければ山登りにもあまり興味はないのですが、かつて長野県を旅行した際に見た早朝の南アルプスを思い出して、山や自然の描写にはなんだか深呼吸をしたような清々しい気分になりました。

ただ、BLという点では…うーん…全体的にゆったりとした優しい展開で、山岳エリア独特のおおらかさとも相まって雰囲気の良い作品…

2

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

ごめんなさい、みずかね先生への評価です

夕映先生、ごめんなさい、ほんとにごめんなさい。
でも、どうしてもみずかね先生の絵に対して評価いれたくて
ごめんなさい×100万回。

みずかね先生の絵がもともと大好きで
この本に到達。
絵を見るためだけにこの本買ってもいいぐらい
美しいーーーーーーーーーーーーーーー
ありえない美しさです。
攻めさんと受けさんの森の中の散歩シーン(だったはず)では
木漏れ日が動いて見える!まじで…

9

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

命ある限り

『天国に手が届く』を“動”とするなら、こちらは“静”といった感じでしょうか。

どちらも好きですが、純愛モノに弱い私は、今作の方がより胸を締め付けられました。

心臓の病気を抱える梓は、穂高の想いを受け止めることができず自分の人生をどこか諦めていた。それと同時に、穂高と恋人同士になってしまえば、自分を失ったときに傷付くだろうことまで考えて、一歩を踏み出せない。
穂高の方はといえば、告白を…

5

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

穂高連峰の雄大な景色が目に浮かぶ様です。

なにこの読後の達成感!!
私が山に登ったわけではないのに。

昔会った事のある憧れの存在、小田切を社員食堂で見かけた佐和は思わず声をかける。だが、小田切の反応は冷たいもので、取りつく島もない。一緒に登山をしたいと願うものの、小田切の方は顔を合わせるのも、迷惑だと言わんばかり。
二人の距離が近づくきっかけとなったのは、奥秩父の山。
たまたま同じ日、同じ場所に居合わせた二人。落石により怪我を…

6

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

綺麗すぎて記憶に残らない

※辛口注意※
【天国に手が届く】がもの凄く良かったので期待していたのですが、ちょっと期待はずれだったというか、悪くはないけど特に印象に残らない話という感じでした。

攻は年下ワンコ攻。
受は生気に欠ける病弱受。
題材は【天国に手が届く】と同じ山男ものです。
ちょろっと小田切と佐和も出てきていたので、そこは非常に嬉しかった。寧ろそこだけ空気に色が付いたみたいで、他のほとんどのシーンは色の…

3
PAGE TOP