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夕映月子 日塔てい
ぷれぱーる
ネタバレ
「倦怠期」というテーマが珍しくて手に取りました。 ハッピーエンドの恋人たちのその後を描いた本作ですが、すごく身につまされましたね。 付き合って15年、同棲して8年の亮と一心。 6歳年下の一心の自由さに振り回されっぱなしの亮は、積もり積もった不満がついに爆発して……と、いうお話。 繊細で神経質な亮が、「愛」ってなに?惰性で一緒にいる事に意味はあるの?と、自問自答を繰り返します。…
kurinn
翠玉の懐妊が分かる前のお話なので、本編の幕間のようです。 本編でも新年の儀で英明が忙しい日々を送っていて、翠玉との時間が取れないので駄々を捏ねるシーンがありました。 こちらのお話はようやく時間が出来て、2人で嵯峨野へ行啓に行った様子でした。 ここでも古典オタクの夕映先生の知識が披露されてて、雅な行事を楽しませて頂きました。 んー言葉ひとつ、植物の名も意味があって奥深いです。 …
本編後の東宮英明と東宮妃翠玉の仲睦まじい様子が書かれていました。 身重で悪阻がまだあって辛いようですが、英明のつま弾く箏の音に耳を傾けていると和らぐような心地がするとありました。 そして翠玉がうとうとしていると女房がやって来て、英明の母親の弘徽殿中宮から翠玉宛てに文と贈り物が届くのでした。 相変わらず中宮との関係も良好の様でした。 贈り物は箜篌で英明との合奏を望む内容の文で…
夕映月子 秋吉しま
夕映先生が後書きで古典オタクと書かれていましたが、流石に詳しくていらっしゃって錆びた頭を試されているようでした。フル回転でしたよ。www 抑制の効いた文章は品が良くて、東宮とウーを始め登場人物たちの立ち居振る舞いもやっぱり上品で、他のオメガバ作品には無い世界観をとても楽しめました。 ウーによって語られる祖国での思い出こそ痛々しいものの、瑞穂国に来てからは平穏な日々で東宮にはコレでもかと…
みざき
時系列的には本編終了後。 翠玉視点で語られる、愛する夫の君からの行啓への誘いに胸を躍らせるお話。 ちなみに、行啓とは、皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃が外出されることを指します。 東宮妃となって2ヶ月。内裏を出たのはたった1度きり。 学ばねばならないこと、身につけなければならないことも多く、それらを学びながら楽しむすべも心得てはいるけれど… 1度しか外に出ていないという事にも驚きで…
あーちゃん2016
先生買い。ちょっと変形版と感じたオメガバースでした。攻め受けともめっちゃ好きとまではいきませんでしたが、平安時代の雅な世界を垣間見たような心地が好きだったので萌にしました。みやびでございますよ・・・本編160Pほど+その続き30Pほど+あとがき。 瑞穂国平和京。黄国第二王子ウーは、卑(=Ω)を母に持ちながら同じく卑となり、父皇帝より成人の儀を行うことも許されず疎んじられ、はるばる海を越え瑞穂…
夕映先生初のオメガバース作品だそうです。 架空の国ではありますが、中華風・和風な世界観。 夕映先生のオメガバースと聞いて、一体どんなお話になるのかなと楽しみにしていたのですが、意外や意外。時代もの風なお話に、こう来たか!と。 登場する言葉や、登場人物達の言葉遣いも世界観と同じく…なので、もしかしたら慣れるまでは読み辛さを感じる方もいらっしゃるかなと思います。 けれど、お話としてはスタンダー…
青い空白い雲はるか彼方
文のやり取りが雅です。 東宮からウーへ白菊に結んだ文で「菊の香りが私の枕辺まで漂ってくる」と漢詩を送り、ウーは東宮へ「うつろい色づくまで手折るのを待って」と和歌で返し、契った翌朝、東宮から「移ろい菊」の直衣を贈られ、後朝の文は色づいた白菊に結わえられ届けられる、風流で憧れます。 オメガバースものは、大抵、惹かれるのは好きだという気持ちからではなく本能のせいだから・・と悩むパターンが多いです…
夕映月子 佐倉ハイジ
じょし
ケモ耳大好きの民なので読んでみたのですが、最初から最後までユキくんがめ~っちゃ可愛かったです!!! 元は猫なので自然体で甘え上手なのがたまらないし、しかも自分の見た目が良いということに自覚がないという…最高かな? 誉さんも最初は感じ悪かったけど、誤解が解けたあとはあまあまで嬉しかった…。 一目惚れした相手に厳しく接しないといけないのも辛いよね、わかるよ…と思いながら読んでました。 というか…
ぴれーね
こちら、王朝もの+オメガバースになります。 大国の皇子ながら「卑(オメガ)」に生まれた為、冷遇されて育ったウー。 特使の名目で蛮国と蔑まれる瑞穂の国に追いやられますが、そこでは全く想像してなかった世界が広がっていてー・・・と言ったものになります。 まずこちら、世界観ですが、ウーの母国・黄が中華風、瑞穂国が和風(平安朝)になります。 これ、主人公のウーがかなり不憫で、これまでの境…