夕映月子さんのレビュー一覧

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

清らかな風を感じます

”あなたを好きになりたくない”から辿り着きました。
こちら読んでから、改めて”あなたを~”に収録されていた後日譚を読んだら
前回読んだときより尊く感じました。(当たり前か…)

他のレビュアー様がすでに指摘していますが、BL設定じゃなくても…難病ものの恋愛小説(男女)でもいいんじゃ?的な印象もなくはないのですが、舞台となっている土地の自然の繊細かつ雄大な描写にワクワクしたり、穂高と梓が相手…

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お兄ちゃんはお嫁さま! 小説

夕映月子  みずかねりょう 

自然とご飯と双子に癒やされる

東京のITイケメンセレブの田舎移住体験。

壱が家政夫をつとめることになった移住者の世古。世古は疲れ切ってボロボロになって田舎ドリームを求めてやって来て。
壱が何もかもお世話してお料理して食べさせて1週間で3キロも幸せ太りさせて。

幸せほのぼのなのですが、田舎ドリームは大人の思惑もあり。世古と村の大人の間で悩む壱。

田舎の事情も興味深く面白かったです。
それに壱の作る料理もとて…

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Mr.α 小説

夕映月子  アヒル森下 

ミスターアルファ

Mr.αはアソコも完璧なMr.αである。

なかなか読み進めず、半分こえた辺りで飛ばし読みになってしまいました。ごめんなさい。
好きな作家さんなのに。

なんでだろう受けに共感できなくて。
立場の違いやバース性に悩んだり自分の体調不良やΩ女優が攻めの家から出てきたからって、連絡をたつのは18歳の時ならわかるけども。

10年後に再会して口説かれて、あしらい続けたのに魔が差したと…。…

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駅弁列車、きみんち行き コミック

エイタツ  夕映月子 

鉄道の旅に出たくなる

ゲイカップルが北は北海道から南は九州まで、鉄道の旅をするお話でした。

JR最長片道切符というものがあるんだそうな。
テツの故郷、稚内からトーリの故郷佐賀県まで1万キロ超を駅弁を食べたり、観光したりしながら2人で旅します。
駅弁の紹介や、各鉄道の見所などを交えてあるので勉強になる。
またいつか自由に旅出来る様になったら、まだ食べた事がなかった駅弁食べたい…。

2人の恋愛事情はと言い…

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おうちとごはんと愛をください 小説

夕映月子  佐倉ハイジ 

つい現実的に考えてしまって萌えきれず

うーん。ご主人様とユキや仲間たちの時間はとても良かった。ホロリときます。
化け猫になってしまった経緯もユキの健気さご主人様想いで大変良かった。
家と仲間を守るために頑張ってきたユキ。

色んなジャンルを読んできたので猫から人へも受け入れられると思ったのですが、なんでかなあ素直に萌えられず。
ファンタジーにやけに現実をつきつけられるというか、人間からしたら当然の反応というか。
やっぱり猫…

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駅弁列車、きみんち行き コミック

エイタツ  夕映月子 

鉄ちゃん向け

夕映先生の駅弁愛たっぷりなご本でした。私的には笑うほどすがすがしい鉄向けコミック。乗り鉄傾向あるので、私はウキウキな部分がありましたが、これは鉄ちゃん傾向ない方にはどうなんだろう?と思ったので、すいません中立にしました。以下、鉄ちゃん向けレビュー。

登場人物は
黒鉄小徹(28歳、プログラマ)、田上通(美容師、32歳)、最後にトーリの家族全員、回想で小徹の祖父母。加えて実際に販売している駅弁…

4

Mr.α 小説

夕映月子  アヒル森下 

求めたものと違ってたかなあ…

攻さんは今をときめく俳優。誰もが認めるその圧倒的α性を持つ彼は、作中の舞台作品「ミスターアルファ」の主役にも相応しく、まさにそのタイトル通りの俳優だと認知されている。
でもそもそも、その名を、その役割を彼に与えたのは、高校時代の受さんだった。ベータである彼は、何故かアルファの攻さんに懐かれ?絆され、お付き合いするように。だけど、自分はベータだからと、彼との愛が永遠ではないと思い込んでいる。実際、…

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駅弁列車、きみんち行き コミック

エイタツ  夕映月子 

旅をしたくなる優しいお話。

鉄道旅。
駅弁。
そこにBLが盛り込まれているような話。

北海道から九州までの鉄道旅30日越え。
駅弁と鉄道を楽しみながら向かうのは
トーリ(通)のご家族が住む、佐賀県唐津。

「家族にテツを紹介したい」と言われたのは鉄道旅が始まった直後。
テツ(小徹)は戸惑いながらも、旅を一緒にしていて、ずっとトーリと一緒にいたい。という気持ちを固めていく。

コアな鉄道ネタ(私自身も割…

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本気の恋をお借りします 小説

夕映月子  すずくらはる 

いきなり彼氏

きゅっきゅっ。っていいな♡甘い!甘いよー。

なんだこの甘さは?このかわいさは!

すさまじく美しく努力家で家族のあたたかさを知らないで、周りの大人の顔色ばかりを窺って育ってきた箱入り息子の20歳の朔。
唯一の家族の祖父が入院しゲイで一人ぼっちな朔のことを心配され見合いを勧められたところから広がります。

とにかく、恐ろしいほど美しい主人公。男にも女にも見え誰もが振り返る美しさ。本人…

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ハイスペックな彼の矜持と恋 小説

夕映月子  香咲 

エリートが陥った三十路前のクライシス

エリートvsエリート、スーツ、お仕事と個人的な好物が揃ってました。受が性のアイデンティティ問題でちょっと拗れてて面倒くさいことになってたのですが、この面倒くささが面白かったです。受も相当かっこいい男なんですけど、攻がそれを凌駕するさらにかっこいい男ってゆーので、年上攻特有のスケベにおける余裕や言葉攻めにグッときました。(”玉の輿”の印南を彷彿としてしまった。)

タチとしてゲイライフを謳歌して…

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