鳥谷しずさんのレビュー一覧

ディアプラス文庫 「20th Anniversary Book」 グッズ

嬉し楽しい小冊子。

 好きな雑誌の20th記念冊子。
コミコミスタジオ様でディアプラス文庫3冊購入で頂ける、ということで、予約開始の日にぽちっとさせて頂きました。

 11人の作家さんが5,6ページ程度のショートストーリーを書かれていました。
だいたい既読の本の番外編だったので、楽しく読むことができました。


 まずは安西リカ先生の「バースデー」のその後のお話「愛を注ぐ」。
滝本と百合原が「三希」と…

2

紅狐の初恋草子 小説

鳥谷しず  笠井あゆみ 

仔猫がかわいい


呪術師一族の末裔で翻訳家の花染千明(受け)は希代の大呪術師だった大叔父の遺した家を譲り受け引っ越しをしたその日、担当編集から譲りうけた仔猫(猫宮と命名)が玩具にしていた指輪を戯れにはめてみると突然赤狐・朱理(攻め)が現れます。
この指輪を大叔父が作った使い魔召喚の呪具だと察し、朱理の外見にとても好感を持った千明はうっかり契約してしまうのですが、直後に朱理はすでに主が決まっている式神だったとい…

2

兄弟ごっこ 小説

鳥谷しず  麻々原絵里依 

癒しを求める気分の時にお読みください

2016年『薔薇の蕾』、2017年4月『乙女百合』と続いたので「今度はどんな花が?」と思っていたのですが、今回は花じゃなかった。
でも、魅惑の(?)部位に不思議な呼び名を付ける所は変わってなかった!
この変態紳士さま方は、どうして名を付けちゃううんでしょうか?
ひょっとして真名か?

親同士の結婚でまだ小さな頃に義兄弟となり、その後の離婚で没交渉となった2人の再開ものです。
攻め様は徹…

4

溺愛スウィートホーム 小説

鳥谷しず  橋本あおい 

園芸比喩

レビューでは聖大くんの可愛らしさに、みなさんメロメロですね。
これといって『子育てもの』が好きな訳ではない私ですら「この子は可愛い」と思いましたもの。
「ほーらほらほら、可愛いでしょ?」とでも言う様なあざとさがないので「鳥谷さんは子どもや小動物(今回は仔猫が出て来ます)が本当にお好きなのだろうなぁ」と思います。楽しんで書かれている。

ただ、遙が仕事を辞めようと思ったのは、聖大くんの可愛ら…

1

恋よ、ハレルヤ 小説

鳥谷しず  佐々木久美子 

変態度、薄め

個人的イベントですが『鳥谷さん読書強化週間』3冊目。
2015年発行の今作は変態度よりも『教師のお仕事』についてカッチリ書いてあって、萌えは少なめですが、お話自体には大層好感を持ちました。

憧れた末なりたいと思った職業と、自分に向いている職業って違いますよね。
それに気づいた時の律が、今までの考えに固執するのではなく、すんなりと柔軟に考えを変えていくあたりがとても面白かったです。
自分…

1

紅狐の初恋草子 小説

鳥谷しず  笠井あゆみ 

え?あれが入っちゃうんですか?

可愛い!
BLって可愛いお話が多い訳なんですけれども、その中でもこれは可愛い!
主要等常人物(正確には人間じゃない方が多いのですけれども)がみんな可愛い!

「妖狐を召喚した呪具の指輪がそういう事であるなら、結果はきっとこうだよね」と最初から充分想像出来る話運びなんですね、このお話。だから、誤解・思い込みの所為で何度も繰り返される気持ちのすれ違いは、お話の進行に必要なことではないんだと思う…

2

お試し花嫁、片恋中 小説

鳥谷しず  左京亜也 

私も読書の手を止めて『百合乙女』をググりましたとも

填まると抜け出せなくなる鳥谷さんの変態紳士。
特に私は後発ファンなので、まだまだ読んでいない彼氏達がいます。実に楽しみです。

あらすじは先の皆さまが詳しく書かれておられますので感想のみを。
幸野って所謂『可哀想な受け』なのにあまり可哀想な感じがしないのですが、鳥谷さんの受けさんってみんなそんな感じじゃないかと思ったんです。
『切ない感』があっても可哀想じゃない。
で、美人のくせに結構…

2

スリーピング・クール・ビューティ 小説

鳥谷しず  金ひかる 

意地悪変態攻めと振り回される恋愛初心者乙女受け

鳥谷さんのデビュー作ですね!
関連作の探偵の処女処方箋を先に読んでて、悠莉の年上の恋人に興味があったのでやっと読めました。

うーん、前半はとにかく悠莉が辛くて大変でしんどくて可哀想でした。
恋をしたのも凄まじく美形な男が自分には冷たく酷い態度なのに他の男には甘く優しくしている所を見たり、寝顔の美しさにフラフラっとキスをしてしまったからなのでしょうか?

この二人が結ばれるとは思えなく…

0

捜査官は愛を乞う 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

流されすぎ



他の方のレビューで次巻に続くで終わるとわかっていながら、ある程度収拾した状態で次巻だと思ってたから、読んで失敗したー!と思いました。いいところで終わりすぎです。続きが気になって仕方がないじゃありませんか。

愛のない結婚でできた子供故愛されずに育ち、愛を信じない大人になった刑事の篠森(受け)と公安エリート・百合永(攻め)。

すでにたくさんのレビューがついているので感想だけ。
い…

3

捜査官は愛を乞う 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

バックボーンはツボなのだけれど

小山田さんの美麗表紙につられて購入。



愛のない政略結婚をした両親を持つ、刑事の篠森。両親は篠森がまだ子どもだった頃に離婚し、父親にも母親にも愛されることなく育った彼は「愛」を信じることが出来ない。仕事と、飼っているウサギの玲於奈が心のよりどころ。

ところがそんな彼のもとに父に使える執事の三男である百合永が現れ、父方の家を継がないか、と接触してきて…。


というお話。

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