タカツキノボルさんのレビュー一覧

可愛い弟のつくりかた 小説

渡海奈穂  タカツキノボル 

一筋縄ではいかない兄弟物

 義兄の万貴に憧れている洸は、少しでも近づきたいと、彼の通った高校に通い、彼と同じテニス部に入っていた。
 けれど、万貴と同じ結果は出せずに努力を続ける日々。

 そんな中、万貴は親友を家に呼んで仲良さそうにしていて、洸はあまりよくない感情を抱いていた……

 という話だったんですけど。

 いや、この話、何がすごかったって。
 万貴が一皮向いたら、大分ヤバイやつで、人をコントロー…

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「オメガ王子とアルファ王子の子だくさんスイートホーム」出版社特典SSペーパー「結婚前夜」 グッズ

甘すぎて

明日は待ちに待った結婚式だというのに、アールは眠れないようです。

緊張して怖いというアールに、ライが優しく何が怖いのか言ってごらんと尋ねてます。

すると明日の衣装が似合っているかどうかという可愛い心配でした。

ライがひとつひとつ心配を取り除くように答えてます。アールは納得すると今度はライがいかに素敵かを訴えてました。ごちそうさまです。ww

次にアールが心配したのは双子の赤ん…

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オメガ王子とアルファ王子の子だくさんスイートホーム 小説

墨谷佐和  タカツキノボル 

箱入り王子の冒険譚

初読み作家様でした。

このお話はオメガ王子のアルフレートを好きになれるかなれないかで、評価は変わって来ると思います。
実際にアルフレートが城を抜け出して、ラインハルトの元から城に戻るまでが苛ついて好きになれなかったです。
好きなのはまさにラインハルトだけでしょうww

顔も見た事無い許婚同士が偶然に出会って恋に落ちて結ばれたのに、お互いに身分を偽っている為に話が進まないのです。壮大な…

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オメガ王子とアルファ王子の子だくさんスイートホーム 小説

墨谷佐和  タカツキノボル 

受けに、びっくりするほど萌えない

こちら、明るく元気でロマンチックな王宮もの+オメガバースになります。

オメガが王位を継承する事から、大切に保護され、愛されて育った末王子のアール。
隣国の王子との婚姻が決まりますが、運命の相手との恋に憧れる彼は、家出を決行したんですね。
そこで危ない所を救ってくれたのは、魔法使いの末裔で薬師であるライ。
世間知らずで何も出来ない自分を優しく、時に厳しく導いてくれる彼に惹かれて行きますが…

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不埒なファシネイション 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

そうだ、カウンセリングに行こう

全巻通して、登場人物全員カウンセリングにブチ込みたいなって思いました。


真野未直(モンタージュの受け)
他者(攻め・三田村)への依存心が強過ぎて読んでいて心配になりましたが、二巻以降からはやたらと落ち着いていて驚きました。
親兄弟から虐待を受けて精神的に参っていたけど今は保護者が居るので落ち着いたんだろうな、と納得しました。

三田村明義(モンタージュの攻め)
警察の人が未成年…

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不夜城のシンデレラ 小説

犬飼のの  タカツキノボル 

これは良い執着

ハリウッドスター×No.1ホストでございますよ!
おまけにホストの京は来月初めには独立して自分の店を持つ予定の、写真集も出しているし『アイドル本』の様な本も出している超売れっ子……と来れば当然の如くお金が舞い飛ぶ世界になる訳でございまして。
京の為に舞い散るお金も100万なんて言う単位じゃないの。千万が最小単位。億だよ、億!
何という景気の良い話ではございませんか。
「今から8年前ならもう…

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不埒なパラダイムシフト 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

ズレてるけど十分スパダリ

「不埒」シリーズ3作目、内容的には2作目からの直隆x真幸CPの「スペクトル」の続編です。

直隆と真幸はラブラブCPだけど、それだけに2人の付き合う以前のアレコレが立ちはだかってくる…という展開。
まずは直隆の過去。
直隆は元々ノンケ。婚約者もいました。今回その女性が、転職した直隆のコンサルの顧客になったという。もちろん、真幸的にはモヤモヤ…
一方、真幸の実家との確執も新展開。義姉が真幸…

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不埒なファシネイション 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

インセンティブの裏話

「不埒なインセンティブ」の状況を、真幸側から、日比谷側から、未直側から描く短編連作集となっています。

「不埒なファシネイション」
「インセンティブ」で、日比谷にしつこくしつこく相談/愚痴を持ちかけて、日比谷x和典の仲を壊しかけた、真幸の抱えていた家族問題について。
結局は10年来ずっとくすぶっていた実家からの勘当がこじれている件です。
義姉が両親との仲を一生懸命に取り持ってくれるから、…

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不埒なインセンティブ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

尽くしんぼ

「不埒」シリーズ4作目。そして3作目のスピンオフ作です。
いわゆる「オネエ攻め」の先駆的な作品、と言えると思います。
攻めの日比谷は、口調が少しオネエなだけで、上等なスーツを着こなし仕事も映像ディレクターと華やかなイケメン。
一方受けの和典は地味で平凡。リストラにあい今はバイトをしている冴えないタイプ。そして健気。
遊びの一夜で抱いてもらった日比谷が忘れられず、出会った店にコソコソと通った…

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不埒なモンタージュ 小説

崎谷はるひ  タカツキノボル 

エロ健気っこの天然どエロおねだり

久々の再読。
で、やっぱり歳の差BLで若い子が受け、っていうのあんまり好みじゃないな〜っと思った。
特に本作は、受けの未直(みすぐ)は高校3年生なんだけどちょっと子供っぽくて、ちょっと女の子っぽくもある。
すぐうるうるべそべそ泣いちゃうし。
確かに可哀想な子ではあるのです。
自分がゲイかも?って思って頼れるお兄ちゃんに相談したら勝手に変態認定されて親にねじ曲げて伝えられ、結果親は泣き。そ…

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