乃一ミクロさんのレビュー一覧

俺の許可なく恋するな 小説

楠田雅紀  乃一ミクロ 

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合わなかった。
2017年発刊。同人誌で連載していたらしい作品。
以下、何故不快を感じたのか、理由を整理するためのメモ。


広夢が好きすぎる恒星
恒星は、小学生の1年間だけ同級の広夢への思慕が執着になり、妄執から画策を実行する。
想う相手、広夢から愛を得られず、失敗すると自殺未遂。
狂気に満ちた頭脳優秀な恒星は、幼少期に母から虐待を受け、現実感喪失症候群・・(解離性人格障害?)を…

1

ナルシスト、異世界にて竜の嫁になる 小説

伊達きよ  乃一ミクロ 

読んでいくうちにどんどん登場人物達を好きになっていく

すごく良かったです!
最初はこれBLに発展するの?誰と誰がカップルになるの?と。
登場人物たちも噛み合わず主人公は変わった人でどうなるんだろう…と思っていたら!

他者視点で理解する主人公の素晴らしさ。
あんまりセツ視点であれこれ気持ちなどの描写はなく、セツの表情や仕草、行動をリーホァンやシャオヤを通して知っていく感じがしました。

なんてったってこの僕ですから!
もうセツの自己愛…

5

俺の許可なく恋するな 小説

楠田雅紀  乃一ミクロ 

執着攻め!?

執着執着!裏で糸引き囲い込んで手中に収める攻めは大好き!!
のはずなのに、ハマりませんでした…
受けが嫌がっても無理やり手籠めにするのも平気なんですが・・・

攻めの恒星が感情を感じない性質で
広夢といる時だけ、広夢に関することだけ世界をハッキリ感じるという広夢の特別感!!
広夢の行動に一喜一憂するのは可愛く、
想いが過剰すぎて異常行動しちゃうのもゾクゾク!!
でも、広夢が本気で嫌…

2

両手に美男 小説

鳩村衣杏  乃一ミクロ 

いったいどちらを選ぶのか。

両手の美男。
差し出された手のどちらをとるのか、とてもドキドキしながら読ませて頂きました。


受け様は、ゲイでありパンメーカー勤務の後藤。

1人目の攻め様は、後藤が片思いを経て告白して失恋した相手の榊原。
恋心は友情に昇華して、今では得難い親友となった。

2人目の攻め様は、榊原の後輩として紹介されたフリーライターの弓削。
フィーリングが合う好みの男で。

2人共ノンケ…

1

雪原の月影 小説

月夜  乃一ミクロ 

完成度が高い

なろう出身の作家。 
主役は2人。内容は、ほぼ非BL.  

成長することのない病、クルベール病にかかった皇太子・エルンストとその従者・ガンチェが味わう辛苦。 
皇太子が位を剥奪され、貧しい領地を与えられる。
貧困に苦しむ領民を慮るエルンストを狙う陰謀。

エルンストに無償の愛をささげる従者。 

商業本の続きは、ウェブ公開版で読了。
エルンストは少年のまま老化しないが、従者は…

8

モンスターフレンド 小説

丸木文華  乃一ミクロ 

怖い本


他のレビューを見て、何となく内容を理解してましたが、実際の本を読むとまた違う感じがします。

とにかく、怖かった!!

結構、ヤンデレや執着系は好みで読みあさってるのですが、1位2位を争うほどヤバイ攻めです。

執着といえば、執着なのですが、一言で言うと、サイコパスです。

自分の思うことが正しい。絶対。という性格で、受けくんの意見は一切聞きません。
自分がこうしたいからと言…

5

真珠にキス 小説

遠野春日  乃一ミクロ 

救済系ともいえる

読み終わって結果的には私好みのお話だったんですが、あらすじとか当初の展開から段々変わってしまう印象。
あらすじから言うと、澄ました大学の准教授が傷痕などに執着する倒錯した性癖を暴かれて…
…みたいな話として始まるんだけど。
読んでみると、美しきビッチが振り向かない男に恋焦がれて、というストーリーの方が主になってくる。
ビッチは、ヤクザ幹部の朝霞。
元々普通の学生だったのに陥れられて刑務所…

1

ナルシスト、異世界にて竜の嫁になる 小説

伊達きよ  乃一ミクロ 

これは愛さずにいられない

この受けの雪がすごくステキなキャラです。
ナルシストと一言で片付けられない人です。
決して人を見下すような言動もしないし、最高の自分に向かって努力を惜しまず、押し付けがましくなく周囲に優しく、気を配る事ができる人です。
有言実行で、努力に裏付けされた自信家に不快感は持たないでしょう。
こんな人いたら好きにならずにいられないと思います。

リーホァンが幼体から成体になった場面でのお洋服事…

7

ナルシスト、異世界にて竜の嫁になる 小説

伊達きよ  乃一ミクロ 

受けが全部持ってくお話

Web発の異世界ファンタジー。冒頭試し読み部分の突き抜けたナルシスト受けが気に入ったので読んでみた。

全体的に心理描写が少なく、神視点に近い三人称になっていて、ファンタジー色が濃く出ている。攻めのリーホァン視点でも魔法使いのシャオヤ視点でも受けのことばかり語られるため、彼らから見た魅力込みの雪を追う形で読めた。

ストーリーは大筋はシンプルで分かりやすい。
初恋にそわそわしたり、些細な…

4

モンスターフレンド 小説

丸木文華  乃一ミクロ 

モンスターという名に恥じないサイコパス攻め

丸木さん作品2冊目ですが、才能ある気がしてなりません。
好みは別にして、心に残る一冊を届けてくださいます。

今回はタイトルぴったりな幼馴染モンスターに惚れ込まれた哀れな受けのお話。
作者がサイコパスというだけあって、攻めのヤバさが飛び抜けていました。
世界は自分中心に回っているが、それを悟らせないどころか周りを納得させて、その世界を実現できるんですよ。
たち悪いったらありゃしない。

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