青石ももこさんのレビュー一覧

ステノグラフィカ 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

惜し〜〜い!

高評価と低評価がばっさり分かれていて、読んだ後にその理由に納得。

確かに、西口さんの態度は大人なのに子供っぽい。
そして私なんかは、前作の佐伯密に完璧ノックアウトされてるので、こういう日向の人の思考回路というか、男性側の気質?的なものが残る物の考え方がちょっと、余計に子供っぽく感じてしまったのかもしれません。
会社の雰囲気の中の話ではわかるんですよ。わかるんですけど、私には無理だな、って…

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off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

気づくと泣いている

※作品のあらすじは皆さん書いているのと、正直ネタバレなくまっさらな状態で読んで欲しいので、私は触れないでおきます。
※しかしながらレビューするにあたり、内容に触れまくっていますので、このレビューを読んで、誰か1人でも、読んだ直後に共感してくれる方が居たら幸せだなと思い書いておこうと思った次第です。ネタバレしたくない方はご注意ください。そして繰り返しになりますが、是非ネタバレ無しで読んでください。…

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is in you 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

簡単に13年を飛び越える想い

一穂先生、当たり外れが激しい、…だけど当たるともう、心が砕け散るくらいグサグサ刺さる物を読ませてくれる、そんな印象の作家さんでした。
けれども、それも最近は良い意味で当てにならなくなってきており、続けざまに当たりばかりを読んでいる感じで嬉しい悲鳴です。

どのお話にも共通しているのが、一穂先生独特の世界観が織り成す文章。
それが飾りすぎていたり、う〜んハマらん、ってなってしまうと、延々と文…

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is in you 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

一束のコンプレックス

ペーパー・バック(1)を先に読んでしまって、さっぱり意味不明。
それで過去篇の本編を読んだら、面白かった。
発刊順に読まないと、意味がつながらないし、面白さが分からないシリーズだった。
なので、初読み読者の為に合本版を出して欲しい。

構成が独特なのは、推理小説を意識しているからなのかな?
著者は最近、推理小説にも挑んでいるらしいです。https://bit.ly/3F2XTod

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ペーパー・バック(1) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

短編の集合体

散文の様な短編だと思ったら、番外編だった。
本編を読んでいないと、さっぱりわかんないし、面白くない。

一束と圭輔、密と良時、西口と碧
・・とか、時系列無しのごちゃまぜで、
本編読んでないからでナニコレ?状態で面白くない。

「is in you」
「off you go」
「ステノグラフィカ」
「アンフォーゲタブル」
・・に登場するキャラのその後を書く番外編と気づいたのは、…

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ペーパー・バック(1) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

ステノグラフィカも入ってて嬉しかった

is in you、off you goが中心と書かれていたので、そこまで期待してませんでしたが、思ったよりかはステノグラフィカも入ってて嬉しかったです!!他2作に比べて少ないは少ないですけども。。。碧大好きなので、、本当ありがとうございマス!!
ステノグラフィカが1番推しとはいえ、is in you、off you goもそれぞれ1巻じゃ物足りない、まだまだ彼らのお話読みたいと思うくらいには好…

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ステノグラフィカ 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

碧が素敵すぎて尊い

一穂先生のお話はいつもどんなドラマが展開されるのかわくわくするんですが、同時にどんな職業が描かれるのかもすごく楽しみにしています。
今回は国会速記者です。この話を読むまで知りませんでしたが、養成所で訓練を受けた人が、国会の討論を特別な記号を用いてリアルタイムで書き留めているんだそうです。時代の流れで音声変換システムも活用されるようになり、碧は養成所最後の代の卒業生で、実質最後の速記者という位置付…

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ペーパー・バック(2) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

とても贅沢で幸せな詰め合わせ 2

明光新聞社のシリーズの番外編集。
同人誌や小冊子やSSカードやその他諸々に掲載の番外編を集めた本の2冊目。今回も楽しかったです。
前作と同様、目次に惑わされて中編かと思うと、SSや短編の詰め合わせだったりするので、それはもうたくさんのお話が読めます。
とってもお得です。
(「アンフォーゲタブル」はまたしても冬悟がちらっと出るだけですが)

さて、今回とくに好きなのは「ハイファイ・ローフ…

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ペーパー・バック(1) 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

とても贅沢で幸せな詰め合わせ

明光新聞社のシリーズの、同人誌や小冊子やSSカードやその他諸々に掲載の番外編を集めた本です。
ほんとにありがたい。ほんとにほんとにありがたいです。
しかもそれに加えて書き下ろしがついているのです。
ありがたく読ませていただきました。
目次を見た時、5つの中編とSSかな、と思っていたのですが、中編と思っていたものは短編の詰め合わせだったので、実際にはたくさんのお話を読めます。

「is …

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アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

硬派な事件で目が覚めました

明光新聞社のシリーズ4冊目。
今回のメインキャラは読みながらどうも二人とも掴み所がなくて、入り込めないなあイマイチかもなあとぼんやり思っていたのですが、中盤の事件が大変な事態で、(私の)目が一気に覚め、そこから貪るように読みました。

再会物とはいえ、こんなに間が開くのもすごい。17年です。
「is in you」の再会も13年で長期と思ったけれど、「アンフォーゲタブル」の方は事情も事情だ…

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