カワイチハルさんのレビュー一覧

今夜ぼくはシェフのもの 小説

安曇ひかる  カワイチハル 

フィンランドが舞台の甘々ストーリー

フィンランド在住の日本人シェフ×失職して日本から旅行に来ていた元会社員。

会社の人間関係により失職した受けは、自分が子供の頃に手紙を出し、励まされた恩人のサンタクロースに会うためフィンランドに旅立つ。しかし到着したとたんにひったくりに遭い、途方に暮れていたところ、現地でレストランを営む日本人シェフ(攻め)にバイトとして住み込みで雇ってもらうことに。
最初はぶっきらぼうで愛想のなかった攻めの…

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その後のエピソード

B6サイズの小冊子に、本編のその後のエピソードが書かれています。

「恋愛・教師~Color of Snow~」
5ページ。佐々井の目線で語られます。
付き合いだして8年。井瀬崎が佐々井の両親に挨拶に行きたいと言い出します。沈黙の後、両親の反応は…。本編同様、静かな印象の作品でした。

「豪華客船で恋は始まる7」
5ページ。エンツォの目線で語られます。
東京の水族館に、エンツォ、湊…

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今夜ぼくはシェフのもの 小説

安曇ひかる  カワイチハル 

フィンランドに行きたくなる

フィンランド・ヘルシンキの小さなレストランを舞台としたほのぼの系の物語。
あとがきによると某邦画に影響を受け書かれたお話のようで、確かに似ています。

フィンランド旅行中、カバンを盗まれた碧人(受け・23歳)は、現地でレストランを営む冴久(攻め・29歳)の店で、しばらく住み込みで働かせてもらうことになります。

碧人は、ドジで乙女で泣き虫だけど、意外と正義感が強く、そのため損をすることも…

7

君が恋人にかわるまで 小説

きたざわ尋子  カワイチハル 

流れに身をまかせすぎ

建築士×サラリーマン、幼なじみの6歳差年下攻め。

攻めが16歳、受けが22歳のときに一度告白され、断った受け。しかし疎遠になったりはせず、受けが一人暮らしを始めてからも攻めが隣に越してきたり、毎朝のように攻めを起こしてやり、攻めの食事を作ってやったりという、べったりの関係性が続いています。
しかし告白から10年が経ち、受けが上司(男)から迫られているのを知った攻めが危機感をおぼえ、再び告白…

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君が恋人にかわるまで 小説

きたざわ尋子  カワイチハル 

流され受けを好きになれず……

6歳年下の亘佑(攻め・24歳)を、幼い頃から弟のように世話してきた絢人(受け・32歳)。
ある日、亘佑から20年越の想いをぶつけられ…。

優柔不断な受けが終始流され流され~…なお話。
受けの性格に反比例するかのように周囲には強引な人間ばかりで、彼らに何か言われるたび流される絢人の意志はどこにあるの?って感じでした。

亘佑は幼い頃から絢人のことが好きで、絢人がどんなに優柔不断でも愛想…

4

もったいない! 小説

凪良ゆう  カワイチハル 

ライト感覚のフツーな作品

凪良ゆうさんが、ルビー文庫!
思いもかけぬ組み合わせに、驚いてしまいました。
スンマセン……。

中身はというと…タイトルそのままです。
「もったいない」が合言葉。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

超ウルトラ節約家の主人公(受け)。
巨額の借金の代償として、姉が幼馴染の攻めと婚約することになり、
受けはショックを受けます。
攻めは王子様のような外面とは逆に、本当の素の姿…

1

もったいない! 小説

凪良ゆう  カワイチハル 

題名そのもの「もったいない!」

切ない話が有名な作家さんですが、コミカルな話も面白いです。ただ、この作品はいろいろもったいないなぁと感じました。

主人公・日向が良いです。素直でまっすぐな性格、はっきり言うけれど反省もする。好感の持てる可愛い20歳です!

生えているオオバコを食事のおかずにしてしまうくらいの倹約家なのですが、後ろでモヒカンの兄ちゃんが待っているからとライブ代2500円を即効で払うという、単にケチだけじゃ…

1

君は僕だけの果実 小説

きたざわ尋子  カワイチハル 

マカロンみたい

サクッと食べるとホロホロ崩れる、甘いお菓子みたいなお話でした。
とりあえず、主人公が健気ないい子で、とにかくモテモテ。
母の再婚で、一人で切り盛りすることになった下宿の住人は、幼なじみの男らしいイケメン、王子と呼ばれる大学生、チャラい年下の大学生。
幼なじみと王子の二人からアタックされて、心は幼なじみに傾いて、でも、どうしても、最後の返事ができないのは、二十歳になったらある人の愛人になる約束…

0

君は僕だけの果実 小説

きたざわ尋子  カワイチハル 

安定して読めるけど…

可愛らしいお話を目指して書いたとあとがきにありますが、その言葉通り、大きな事件やアップダウンなども全くありません。
幼馴染み同士なので、関係性も安定していますし。

〈ハイム花みずき〉の管理人の水貴(受)は、母親が再婚し一人で下宿屋を切り盛りすることになります。
そこに幼馴染みの拓也(攻)が仕事の移動に伴い下宿して来ました。

水貴は母親が再婚するまで、カフェレストランという名の古い喫…

5

二十六年目の恋人 小説

高尾理一  カワイチハル 

もっと妄想アピールを!

この作者さんの作品は初めて読みましたが…面白かったです!

表題作は瑞貴(受け)目線で進むのですが、この主人公が良いキャラです。妄想好きなキャラは他の作者さんの作品でも読んだことがありますが、発想が楽しかったです。ことわざのブタとネコを気にするところとか、日下部(攻め)との会話も楽しかったです。全く想像がつかないからと妄想をスキップするところは、我が身におきかえて納得しました(笑)
もっとあ…

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