カワイチハルさんのレビュー一覧

籠の鳥のオメガの運命の恋人 小説

月東湊  カワイチハル 

母は強し。

 カワイチハル先生のイラストが好きで、月東先生のオメガバースにも心惹かれて購入。

 のどかな田舎の村で過ごす受け様のルシェルと攻め様のレオは幼馴染。
ルシェルはお世話係の夫婦と教育係の先生の下で、自分の生い立ちも何もわからないまま、決められた生活の不自由ながらも穏やかな日々を過ごしていたのですが。


 いきなり王都へ行くことになり、帰ってくることはない、と言われて、抵抗心から言われ…

0

籠の鳥のオメガの運命の恋人 小説

月東湊  カワイチハル 

一大ミッションを成功させよう!

かなり驚きの展開のオメガバースです。
ちょっと無理があるなと感じる所も多々あるのですが、
格差のある恋って一筋縄ではいかないよねーーと思わせる面白い展開でした。


長閑な村で暮らすルシェルは、両親の顔も知らずに育ちました。
ルシェルの心の支えは幼馴染のレオ。
両想いのルシフェルとレオでしたが、突然王都からルシフェルに迎えが来てーー…!

舞台は18世紀頃のヨーロッパです。
ま…

3

黄金の狼は永遠の愛を捧ぐ 小説

一文字鈴  カワイチハル 

スウェーデンに旅行してみたくなってくる

2018年刊。
裏表紙のあらすじから既にネタバレを察するけれど、気にしない気にしない(^_^;)
まぁ人狼攻めだろうなと期待した通りで、冒頭から自分の好きな甘々溺愛な予感は難なく当たった。
ちなみに年上外国人攻めってのも好みの要素だったりする。

この話は王道的な展開、人が好い登場人物達で癖がないので地雷で引っ掛かる部分もない。
ただ話全体があっさりしているので、せっかくの人狼攻めと人…

1

黒王子はいじわるに溺愛中 小説

小中大豆  カワイチハル 

攻めが良かった!

あとがきによると先生の作品の中でも「『カチンとくる攻めランキング』の上位にランクイン」とのことだけど、特にカチンときませんでした。
むしろいい男だと思ったし、後半のメロメロっぷりには萌え転がりました。

受けは初めてのバイトとはいえ、皿や卵など割れるものはとにかくやたら割る、緊張しすぎてお客様には無愛想になってしまう、仕事の手はとにかく遅い……etc
受けのせいで余計な仕事が増えるという超…

2

眠りの杜の片想い 小説

安西リカ  カワイチハル 

展開が急で・・・

あらすじは皆さん書いて下さっているので省略。

恋愛に至る(好きと認識する事だけではなく最後の展開が)説得力に欠けるというか、ラストのエロシーンまで少し速足な気がしました。
好きなのは分かるんだけど、感情移入して読めないというか・・・。

ファンタジー的な要素も現代モノの設定から少し浮いているような気がして、そこが残念でした。
キャラクターの好感度は高かったので、恋愛に踏み込んで書かれ…

0

眠りの杜の片想い 小説

安西リカ  カワイチハル 

前半は良かったのに……

読後あとがきを読んで、この作品が雑誌の「年の差、かつ年上攻め」のお題に寄せた作品と知って、驚きました。

もし自分が「年上攻め」というお題を与えられたときに、「受けの一族は先祖代々、霊媒体質を受け継ぐ祈祷一家」とか「いかにも霊感ありそうなのに霊感皆無な受け」とか、「10時間睡眠が必須な事に悩む受け」といった背景を思いつけるかといったら絶対に絶対に無理で、作家さんの発想力の凄さに改めて驚きました…

2

共犯者の法則 小説

いおかいつき  カワイチハル 

何かと顔に注目のいく刑事

2016年刊。
いおかさん得意の事件もの&バディもの。
捜査には熱心なのだが、誰もスタンドプレーを制する事が出来ないせいで周囲から持て余し気味の刑事・尊(たける)。
そんな尊でも、コンビを組んでいる越谷とは無駄な気を使わずに息が合うようだ。

この話の殺人事件では、被害者が尊の初めての相手(しかもセフレ)と知り、彼自身は戸惑いを見せるものの過去の若気の至りと割り切って淡々としている。

0

箱庭ろまんす 小説

間之あまの  カワイチハル 

世界は2人だけのもの・・・ではないのです

今回は特別な存在を持った事の無い伝奇小説作家と
行く当てがなく攻様に拾われた孤児のお話です。

受様視点で攻様との出会いから恋人として認められるまでと
攻様視点で本編裏事情を含んだ後日談を収録。

受様の母は「男を狂わせる」とまで言われる類稀な美貌の持ち主で
何かと男に困らされ不幸な人生を送りました。受様はそんな母譲り
の美貌の持ち主です。

母が亡くなってからは引き取られた…

5

箱庭ろまんす 小説

間之あまの  カワイチハル 

綾部!!むかつく!!!

たまらない溺愛と執着、それが繰り広げられるのは家の中のみ。
まさに箱庭で繰り広げられる、”ろまんす”という言葉がぴったりな物語でした。

前半部分はまさに2人だけの世界。
出会いは受けが12歳のときで、そこから一緒に暮らし始めて愛を育む。
という若干の光源氏感はありますが、最初は攻めにその気が全くないところがポイントだと思います。

このまま永遠に2人だけの箱庭で生活していくのかと思…

7

箱庭ろまんす 小説

間之あまの  カワイチハル 

可愛がるにもほどがある

先生買い。読み終えて「早くレビューしたいっ」「レビューするまで次の本読みたくないっ」と思うほど好きなタイプのお話でした。目新しさには欠けたかなと思うので萌2です。ああ楽しかった。King of にまにまの称号を進呈したいお話、本編300pほど+攻め視点SS6P+あとがき。間之先生には珍しいのでは?と思うのですが、愛情のあまり、ちょっとお仕置きが過ぎるシーンがありますので、一応ご注意ください。

5
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