AZ Pt.(AZ Pt )さんのレビュー一覧

背徳のマリア 下 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

上巻同じく

上巻であまり乗り気のレビューを書いていない通り、下巻も同じく神評価レビューが並ぶ中にノリ悪いです。
皆さんはどこに良さを感じているのか知りたくて、レビューを拝見してきました。うーん……やっぱり好みの問題かなぁ。
地に足のついたリアルを感じる作品が好きで、彼らにリアルは感じられなかったというのが一番かもしれない。ラスト、狂気をなんとなく良い雰囲気のところに収めてるけれど、自己中心的な愛ばかりだな…

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背徳のマリア 上 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

自分には合わなかった

自分は特殊な作品で、男性の妊娠描写がある、という程度の予備知識ではあったもののもっと知らない方がよかったな…でも知らなかったら興味を持ってないしな…あるいはもっと知ってても良かったのか?

まず、『人魚の声が聞こえる』から上下巻通して一つのお話で(まぁ一つのお話といえば一つのお話なんだけど)早坂が主人公だと思い込んだのが良くない。しかし誰を主人公と思えば良かったかというと、登場人物の誰にも惹か…

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背徳のマリア 下 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

めちゃくちゃ面白かったです。これに尽きる(サムズアップしながら)

上下読み終え、ほかの方があらすじなど書かれていらっしゃるので、読了後の感想のみで。


衝撃作だということはずっと噂などから見知っていたのですが、まさか2つのカップリングのお話が収録されていて、それぞれがこういう結末を辿るとは予想もしていませんでした。


愛って本当に難しい。


狂気になったりするもし、淋しさを分け合う愛にもなったり、ひょんなことから変わってしまったり、ずっと…

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背徳のマリア 下 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

数十兆個からなる愛の果て

好みか好みではないか。評価が分かれる作品が好きです。
正直、上下巻共に萌えという言葉がこんなにも似合わない作品はあるのだろうかと思うのです。
人によってはいたるところに劇薬がごろごろと落ちているような、かなり人を選ぶ特殊設定と展開のオンパレード。
ディープ中のディープというか、2023年現在の商業BL小説の新刊としてはまず積極的には出版されない題材なのではないでしょうか。
設定も展開も狂気…

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背徳のマリア 上 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

異色作

BL小説というジャンルの中に一石を投じた異色作でもあり、意欲作でもある1冊かなと思います。
人によっては大地雷があちこちに埋め込まれていそうな設定のオンパレードといったところですが、人間の狂気をも孕んだ執念と情念の描き方が濃厚で、非常に読み応えのある1冊でした。
話が面白ければなんでも来いな方はぜひ。面白いですよ。

まず、こちらの上巻でメインに描かれているのは表題作ではなく、主人公が異な…

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背徳のマリア 下 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

上下巻を読み終えた人しか分からない、このクソデカ感情…

 上下巻を読み終えました…。頭がグルグルしています。あまりのディープさに疲労感がすごくて…。過去にこの本を読んだ同志達に親近感すら覚えます。
読書体験といえど、インパクトは大きかった…。
人は思いっきり選ぶ作品です。

BLというジャンルで語っていいのか迷うところですが、愛において形に拘り続け、人の道から外れた男達の壮絶な本能の闘いの物語でした。今でこそLGBTと問題が語られますが、この作…

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背徳のマリア 上 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

まさに、医療サスペンス

この本は2CP出てきます。まずは「人魚の声が聞こえる」、「体温は証明する」の医大時代からの同級生同士、現外科医の早坂圭介×佐伯彰

本当ならば幸せの絶頂である、結婚式の当日に姿を消した新郎の彰。その2ヶ月後に変わり果てた姿で帰ってくる。その結婚式の1年後に彰とそっくりな全裸の女性が2人の思い出の場所で圭介の前に現れる…というもの。

読んでいて、これはBLなんだろうか?もしやファンタジーの…

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背徳のマリア 下 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

強欲の罪と罰

 上巻も衝撃でしたが、下巻はさらに衝撃な内容でした。
 話の流れを重視してまずは「背徳のマリア 前編・後編」と「背徳のマリア 旅立ち」の黒崎兄弟からにします。

 上巻の感想にも書きましたが、私は兄弟BLを求めて本作品を購入したんです。
 妊娠するという情報だけは知っていたのでどんな話だろうと好奇心いっぱいでしたが、上巻の「体温は証明する」の中で黒崎兄弟の悲惨な末路を事前に知らされていたの…

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背徳のマリア 上 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

鈍感なのは幸か不幸か

 兄弟BLを求めて購入しましたが、想像以上に禁忌がてんこ盛りで衝撃的な作品でした。
 元々、女体化やオメガバースというジャンルに苦手意識があるので、本作品も本来は地雷でしかないのですが、性転換や男性妊娠について、作者の文章力によって現実的に落としこまれており、妙に納得させられながら読み進めることができました。

 表題作である「背徳のマリア」は前編のみ収録されているので、黒崎兄弟については下…

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背徳のマリア 下 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

・・・

titleつけようが無いです、どう表現したらいいのか、分からない。
タブーを犯す黒崎と彰の愛には、凄みと哀しさを感じます。

彰の人生の選択は、圭介に愛されたい為に、タブーへ挑むことになりました。誰も出来ない事をやってのけていく彰の一途な気持ちは批判出来ないけれど、圧倒される凄みと怖さと憐れを感じました。
特に、彰が受精卵を埋め込む為に独りで手術を行い、失血死寸前まで行った場面は本当にド…

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