イシノアヤさんのレビュー一覧

恋などとうに成就してた コミック

イシノアヤ 

かわいい短編集

イシノ先生にしては普通(と言っては語弊がありますが)に好きになる瞬間とか、心情描写がしっかりされていてわかりやすかったです。
(他は絵で語り余白が多く、好きの気持ちを読者が汲み取りにいくような作風なので)

近江が竹花を好きで、そのお話が続くのかと思いましたが違いましたね。

表題作は義理の兄弟のことだったとは。

遊び人の笹岡先生と付き合うことになった近江だけど、あんなに好きだった…

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夢みた週末 コミック

イシノアヤ 

表題作がかわいい

短編集。
前半の2本はイシノ先生にしてはセリフ、モノローグ多めかと。

それでも、キャラの名前がわからなくてもおもしろいし。
何より、好きだとかそうじゃないとかそんなことをごちゃごちゃ言わなくても、好きになるとこうなるよね、というのがいろんな人物のいろんな個性で見られるのが楽しいです。

□表題作
真逆のタイプの2人。
クマオが取り持つ仲なのがおもしろい。

おかっぱくんのキュ…

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君に沈む コミック

イシノアヤ 

タイトルがいい

タイトルと表紙がイカしていて好きだなと(死語?)
でもこのタイトルのお話はないんですね。
収録されている各話の人物が人を好きになることをこう表しているのか。かっちょいい。
あとがきの「埋没できる程 誰かを好きになれたら それはとてもしあわせなことだと思います」ですね。

イシノ先生の絵が好きでして。
構図、背景、紙面の美しさが。
でいて、説明が少なく、絵で語るところも。

イシノ…

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それはおまえが童貞だからです 小説

凪良ゆう  イシノアヤ 

非常に買いづらいタイトルですがw

凪良先生のBL小説は切ない、シリアスなものも好きですが、突き抜けたコメディも大変面白い!
本作は設定モリモリで、ともすればこんがらがる内容を上手くストーリーに組み込んであるあたりが流石だなぁと思わされる作品でした。

タイトルにかなりインパクトはあるのですが、童貞だからどうなのかがわからないので興味をそそりますよね。
読み始めて「あぁ、アレ系のお話か」っていうのが分かるんですけど、美形でモ…

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隠し事ができません 小説

海野幸  イシノアヤ 

嘘はわかっても誤解ばっかりしてる

主人公は理系の院生・夏目、ゲイ。
しかしながら、物語の進行は夏目視点だけでなく、お相手となる4年生の秋吉の視点でも語られる。
正直それがちょっと読みづらかったりして。

序盤、とにかく夏目と秋吉の噛み合わなさ!
夏目はともかく…
秋吉。
なんなのよこれはッー‼︎
と言いたくなる。夏目が後輩の女子学生と話す事にいちいち口出したり、なーんかめんどくさい事ばっかり言ってる。
一方その秋…

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恋などとうに成就してた コミック

イシノアヤ 

どのキャラもそれぞれに味があって良い

イシノアヤ先生の作品はなんかBLの王道から少し外れてる感じがあるんだけど、そんな所もお洒落な作画も好きです。

本作はある大学を舞台にしたオムニバスっぽいストーリーと、他の世界線の短編で成り立っております。
何人かの同性に恋をする男子が登場人物なんですが、どのキャラも可愛い。

どのキャラを贔屓にするかで視点や感想は変わってくるお話なのかなぁ、と思います。
私も読みはじめは近江視点で読…

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トリガー コミック

イシノアヤ 

全ては偽りから始まった。

三井という男の、偽りから始まった転落と再起の物語。
自分のセクシャリティを否定する深さのリバウンドが、よりダメージの幅を大きくさせている様子が良かった。
仕事では高スペック。確かに、三井という男は出来るやつ、これはゲイでも結果は同じだと思った。しかし、家庭では妻子に対して良き夫、父であるのは全て自分の為で、そこに幸せと感じる家族は無かったんだな。
離婚理由が、私を欲してくれる人と暮らしたい。…

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トリガー コミック

イシノアヤ 

ガチガチの観念からの解放

攻めザマァな作品と言えば必ず挙がるこちらの作品。
攻めザマァ萌えも萎えもないのですが、読もうと思っていたのに先延ばしになってしまっていました。

確かに三井はクズな部分もあるんだけど、なんだか"可哀想なヤツ"という印象でした。
ただ自分がゲイだってことを認められず、どんなに否定しても同性に惹かれる自分に対する怒りを他人にぶつけていたのだろうと思うんです。

三井だけ…

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room share コミック

イシノアヤ 

セフレ以上恋人未満

初めて読んだイシノアヤ先生の作品です。
ルームシェアしてる大学生のお話でした。

無邪気攻め×ツンデレ受けって感じのカップルなんですけど、どうも完全な恋人って感じではない模様。
身体の関係はあるけれども恋人って受けの大原は認めてない感じ?攻めとは別にセフレも居るし。
素直にはなれないけど、田中の事を好きだって気持ちは伝わってきます。
田中の居ない時にだけデレる大原が見られます。

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カントリー・ダイアリー 秋から冬へ コミック

イシノアヤ 

田舎暮らしを疑似体験

「春から夏へ」から続けて読みました。こちらはえんじ色の線で温かみのある画面になってます。季節が巡っても変わらず新鮮な反応を見せる胡桃澤と一緒になって楽しみました。私自身ここまでの田舎には馴染みがないもので、見たこと無いものばかり出てきてすごくキラキラして見えました。
特に好きだったのは田んぼでの子供と胡桃澤のやりとり。ただただ可愛いです。気になったのは、風邪をひいた胡桃澤が書いた遺書ネタが放置さ…

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