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2/4(合計:38件)
柴田よしき
まりあげは
ネタバレ
もう言葉にならない結末だった。 伏線が回収されていくにつれて暴かれる血腥い人間関係。そして最後、練を助けるのにひと足間に合わなかった麻生のすすり泣きに、全まりあげはも泣いたし、巻末の小冊子再録での練と麻生のその後に救済された。 ここまで来たら、警察辞めて探偵になった麻生の話も読みたくなる。 練とはこの後も、なんとなくこの距離で関係を続けていくのかなと思う。 思えば麻生は、冤罪で練と…
かつて、honto×ちるちる不朽の名作 BL小説でスリリングな恋部門で入賞した作品の1つ。 上だけで600ページ越えの超大作。 まだ上しか読んでないので全体像を語れないのですが、ひとりの893の死によって始まるお話。 主役は捜査一課のバツイチの男、麻生。 そして容疑をかけられた美しい男娼あがりの企業舎弟の山内は、実は十年前、主役の男が刑務所に送り込んだ男だったという… いや、これ…
sugichan
本作は「聖なる黒夜」の麻生と及川の若かりし頃が読める唯一のタイトルです。二人とも大人っぽいので20代の男子には思えませんが、特に及川は確固たる自分を持っていてゲイであることを公言しているのもすごいです。麻生とのやり取りを見ていても適度にスパダリと人間臭さを兼ね備えてモテ男っぽい余裕を感じます。が、会話の端々に臆病な顔が見え隠れするので、麻生に受け入れてほしいといういじらしさを感じました。ある意味、…
今作は「聖なる黒夜」の本当のラスト(↓の方のコメント通り、時系列的にはラスト)と扱って良いのでしょう。とはいえ、「聖なる黒夜」を知ってると切ないですね。「聖なる黒夜」は一般小説と言いつつほぼBLですが、今作は主人公が女性刑事のRIKOなのでBL成分はかなり薄めです。でも、麻生も練も浮気しまくりですが、誰がどう見ても両想いという意味では一種のバカップルなのかな?周りの人に、あの二人は愛し合ってるけど…
「聖なる黒夜」の後に警察をやめ、私立探偵になった麻生の話です。時系列に沿ったストーリーですが、事件としては短編の作りになっているので読みやすいです。ただ、「聖なる黒夜」レベルの読みごたえはないですね。麻生×練が付き合った後なのでもっとラブラブしてるかと思いきやそれもなく・・・二人にとって一番の蜜月期だったと思うのですが。とはいえ、「このあとセックスしたんだろうな」ぽい描写はあるのでそれなりに妄想で…
各所の情報から図書館で借りられるBLと聞いて読みました。 上下巻ともかなりの分量(厚さ)なのに、面白くてスラスラ読めます。内容は重い&暗いので苦手な方もいるかもしれませんが、登場人物が魅力的でBLファンにも刺さるのではないかと思っています。特に山内練の聡明さ・美しさ・強さに惹かれました。冷酷な部分もあるけど、根底には純粋な気持ちが見えるんですよね。サイド・ストーリーの「歩道」を読むと、彼の本質的…
碧雲
ついに、見つけてしまった感が強い名作。 非BLに区切られているけど BL要素は濃い。 会話主体の進捗構成だから、読みやすい。 『RIKO』シリーズのスピンオフだけど、この作品のほうが人気があるし、 内容的にも先に読んで支障ない・・ように思う。 【この作品は、追記の短編が入っている「文庫版がお薦め」です。 但し、サイドストーリーは、本編を読み終えてから読まないと、面白みが削がれま…
pono
電子で上下合本版を購入、全1086P。 腐界隈では"匂い系"として有名な一般小説のようですが、小説を読みだして日が浅く、最近になって知りました。 これまでにも大好きな作品は数あれど、こんなにも心を奪われ、余韻から抜け出せない作品は珍しいかもしれません。 初読から1週間が過ぎても他の本を読む気になれず、その後の2人が登場する関連作品を読み漁る毎日です。 (この本に出会…
甘食
名作というのは何度読み直しても何度も萌えられるものなのですね。聖黒ヒロインは魔性の美青年、でも本質は天使のような受けの山内練で間違いないのですが、攻め・麻生の元彼である及川純も相当な魅力的キャラです。何てったって私の大好きな刑事受けだ。麻生との関係では逆だったけど芯は受け体質。抱くより抱かれる方が絶対合ってる人。 麻生って誰に対しても優しく残酷な人なので及川は10年位付き合った末、手酷く振ら…
ももよたん
『聖なる黒夜』を読んでから、RIKOシリーズも3作全て読み終わりました。 本作の一作前の『聖母の深き淵』のラストで山内をかばって罪を犯し、麻生さん前科者になってしまいました。 警察官で天才とまで言われたあの麻生が短期間とはいえムショ暮らしとは…驚きの展開でした。 それもこれも山内のため。 お互いに愛してると自覚していますが、本作では2人の接触は無しでした。 離れていてももう2人が関わ…