柴田よしきさんのレビュー一覧

非BL作品

私立探偵・麻生龍太郎 非BL 小説

柴田よしき 

「聖なる黒夜」レベルの絡みを求めると物足りない

「聖なる黒夜」の後に警察をやめ、私立探偵になった麻生の話です。時系列に沿ったストーリーですが、事件としては短編の作りになっているので読みやすいです。ただ、「聖なる黒夜」レベルの読みごたえはないですね。麻生×練が付き合った後なのでもっとラブラブしてるかと思いきやそれもなく・・・二人にとって一番の蜜月期だったと思うのですが。とはいえ、「このあとセックスしたんだろうな」ぽい描写はあるのでそれなりに妄想で…

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非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

みんな大好き山内練

各所の情報から図書館で借りられるBLと聞いて読みました。
上下巻ともかなりの分量(厚さ)なのに、面白くてスラスラ読めます。内容は重い&暗いので苦手な方もいるかもしれませんが、登場人物が魅力的でBLファンにも刺さるのではないかと思っています。特に山内練の聡明さ・美しさ・強さに惹かれました。冷酷な部分もあるけど、根底には純粋な気持ちが見えるんですよね。サイド・ストーリーの「歩道」を読むと、彼の本質的…

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非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

「昔、天使だった魔性」山内練の物語

ついに、見つけてしまった感が強い名作。
非BLに区切られているけど BL要素は濃い。
会話主体の進捗構成だから、読みやすい。

『RIKO』シリーズのスピンオフだけど、この作品のほうが人気があるし、
内容的にも先に読んで支障ない・・ように思う。

【この作品は、追記の短編が入っている「文庫版がお薦め」です。
但し、サイドストーリーは、本編を読み終えてから読まないと、面白みが削がれま…

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非BL作品

聖なる黒夜 下 非BL 小説

柴田よしき 

切なくて苦しい愛憎ミステリーBL

電子で上下合本版を購入、全1086P。
腐界隈では"匂い系"として有名な一般小説のようですが、小説を読みだして日が浅く、最近になって知りました。

これまでにも大好きな作品は数あれど、こんなにも心を奪われ、余韻から抜け出せない作品は珍しいかもしれません。
初読から1週間が過ぎても他の本を読む気になれず、その後の2人が登場する関連作品を読み漁る毎日です。
(この本に出会…

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非BL作品

聖なる黒夜 上 非BL 小説

柴田よしき 

及川の魅力再発見

名作というのは何度読み直しても何度も萌えられるものなのですね。聖黒ヒロインは魔性の美青年、でも本質は天使のような受けの山内練で間違いないのですが、攻め・麻生の元彼である及川純も相当な魅力的キャラです。何てったって私の大好きな刑事受けだ。麻生との関係では逆だったけど芯は受け体質。抱くより抱かれる方が絶対合ってる人。

麻生って誰に対しても優しく残酷な人なので及川は10年位付き合った末、手酷く振ら…

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非BL作品

月神の浅き夢 非BL 小説

柴田よしき 

誰と寝ようが相思相愛

『聖なる黒夜』を読んでから、RIKOシリーズも3作全て読み終わりました。

本作の一作前の『聖母の深き淵』のラストで山内をかばって罪を犯し、麻生さん前科者になってしまいました。
警察官で天才とまで言われたあの麻生が短期間とはいえムショ暮らしとは…驚きの展開でした。
それもこれも山内のため。
お互いに愛してると自覚していますが、本作では2人の接触は無しでした。
離れていてももう2人が関わ…

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非BL作品

所轄刑事・麻生龍太郎 非BL 小説

柴田よしき 

先輩後輩のビターな恋模様

『聖なる黒夜』の麻生龍太郎がまだ新人刑事と呼べる時代のお話でした。
本作では龍太郎と付き合っているのは大学の先輩で、警察としても先輩で恋人の及川。

非番の前夜に及川の部屋に泊まる…という関係が続いているようです。
だけど決して順調な関係ではなくて、龍太郎は及川が運命の相手だと思いながらも違和感を感じていて、それを及川も感じとっている様子なんですね。
微妙な関係の2人だから、曖昧な気持ち…

2
非BL作品

私立探偵・麻生龍太郎 非BL 小説

柴田よしき 

2人の関係の終着点がみたい

『聖なる黒夜』読了後すぐに読み始めました。

麻生は警察を辞め、元妻のために買ったマンションも手放し、私立探偵になっていました。
その事務所兼自宅に練はふらっと現れ、次の約束も何も言わず帰って行く…そんな関係が続いています。

警察を辞めたからヤクザものとの付き合いを続けられる、とは麻生は思っていません。
自分は警察にどっぷり浸かった人間であり、だから練がヤクザと盃を交わすならこの関係…

2
非BL作品

聖なる黒夜 下 非BL 小説

柴田よしき 

運命か因縁か、引き寄せられた二人

一冊になっている単行本版を読みました。
ので、下巻の方にレビューします。
かなり分厚いのですが、引き込まれてついつい夜更かしになってしまいました。
警察とヤクザ・裏社会を舞台にしたお話で、くくりとしてはヒューマンミステリーかな?
ミステリーのネタバレはしませんが、BL的なネタバレはありますのでご了承ください。

ある事件により人生が全く思わぬ方向へ行ってしまった青年・山内と、その事件に…

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非BL作品

所轄刑事・麻生龍太郎 非BL 小説

柴田よしき 

25歳の龍太郎!

ピチピチの若さの20代で、呼び名も麻生ではなく龍太郎。でもやはり周りの同世代同僚よりは落ち着きがある…というか老けた性格の印象。彼が様々な事件を通して刑事として成長していくストーリーですが、腐女子が気になるのはチョコチョコ出てくる交際中の先輩刑事、及川純の存在。彼は大学の剣道部の先輩でもあり、彼の引退試合の夜に愛が芽生え、付き合い始めたらしいよ。キャ!(萌)

20〜25歳まで付き合ってるって…

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