成瀬かのさんのレビュー一覧

狡い男 上 小説

成瀬かの  花小蒔朔衣 

みんな狡い男(>_< )

あらすじを読んだ時点では『狡い男』というのは攻めの事を言っているんだろうと思っていましたが、登場人物全員が狡い男です。

攻めの満木はワガママで傲慢でやりたい事をやりたいようにやるがさつな男です。
受けの日下は内気で平凡な会社員ですが、覇気が無く利己的で狡い男です。
この二人で萌があるかと言うととても微妙ですが…。(笑)

特筆すべきは、受けがとことん攻めの事を恋愛対象として好きではな…

11

異界の王 小説

成瀬かの  鳶谷あい 

イラストが実に勿体ない

現代日本での死と同時に異界へ飛ばされた青年・桜貴と、その異界のダリアという国の王である冬宗のお話です。お互いに不本意な花嫁と花婿だった二人ですが、桜貴の物怖じしない性格と清楚な美貌ながらビッチな性癖が幸いして(?)、傲岸不遜で愛情を知らない冬宗との距離が徐々に縮まっていく様子が描かれていました。

いわゆる中華風ファンタジーで最後までとても面白く読みました。桜貴があっけらかんとエロい子なのも楽…

4

騎士が愛でるは籠の鳥 小説

成瀬かの  六城ポコ 

受けさんが泣くところで胸つまされる

私、この本すごく好きなんです。ずいぶん前にかの先生たどりで読んでましたが
大好きなのに評価いれてなかったじゃん!と思いだして、今頃評価。
(しゅみじゃない という評価が結構あって、しょんぼり。。。)

何が好きって 飛ばされてきた受けさんが元の世界に帰りたい といって
泣くところ。
異世界トリップものって 飛ばされた後、帰りたいと苦悩するシーンってあまり
覚えがなかったです。割と新し…

3

初恋スイーツ 小説

成瀬かの  森原八鹿 

表紙がすべて

1冊すべて表題作です。
主人公は冬生(受け・通称「フユ」)ですが、鴻巣(攻め)の視点もありますので心情が分かりやすいです。

表紙のイラストがすべてを表しています!
右のフユは、小柄で可愛らしい、高校生。
左の鴻巣は、ヤクザと見紛う強面、長身、年上、パティシエ。

自分にとってはイラストとあらすじで想像したとおりの内容で、一生懸命なフユに鴻巣が惹かれるという恋物語が素敵でした。
両…

1

何も言えない僕と懐中時計と恋の魔法 小説

成瀬かの  小椋ムク 

私はカラスが好き

ちょっと不思議なお話でした。いろいろ盛り込みすぎなのかな?
カラスが出てきます。
攻めさんが一緒にいる使い魔です。
カラスをモフ とはいうのは苦しいですが、動物系に弱い私。
攻めさんと使い魔の関係が好きでした。
二人でフルーツタルトの取り合いをするシーンがあるのですが
ほほえましい~
無事うまくいってから、朝 ベッドの上のカラス(オニキス)に
受けさんが「オニキスになりたかった」と…

0

何も言えない僕と懐中時計と恋の魔法 小説

成瀬かの  小椋ムク 

結局、何の話だったんだろう…

成瀬かのさんの作品を読んだのは3作目です。自覚はないけどちょっと変わった人…が主人公になっているイメージがあり、そのズレている感じが物語とカチッとハマると面白い作家さんだと思うのですが、残念ながら本作はキャラクターと物語が最後まで噛み合わず「…結局、何の話だったんだろう…」と思ってしまいました。

攻のソールが魔法と縁のある不思議な一族の人間であること、受の千晴が大叔父に請われてSMの女王様を…

2

騎士が愛でるは籠の鳥 小説

成瀬かの  六城ポコ 

途中から流し読み

※辛口注意※
以前読んだ成瀬さんのモフモフ作品がツボだったので、異世界トリップ大好物ということもあり迷わず購入。
……したんですが、期待値高すぎた。
異世界トリップものの醍醐味ははっきりいってゼロです。
ファンタジーに求められる要素も微妙。
リアルは現代物で求めますので、ファンタジーの必要性を感じなかったというか……。
中世ヨーロッパ風味な設定で、ある日突然そんなとこに来ちゃった現代人…

2

白虎の契り 書き下ろしショートストーリーペーパー グッズ

3カプのスペシャルコラボ♪

本品は『鬼人の契り』の
フェア書店限定配布の特典ペーパーです。

既刊『白虎の契り』の番外編となっていますが
本編と『黒豹の契り』の主カプも絡んだ
楽しいコラボ番外編になっています♪

床の間も廊下もピカピカに仕上げ
障子の桟にも塵一つなく磨き上げた清夏は
畳の上に身を投げて掃除の完了を告げます。

そして傍らの美丈夫に
褒美を求めてにッと笑いかけると
長身の美丈夫の姿…

0

獣の理 Ⅱ 小説

成瀬かの  円陣闇丸 

続編も楽しく読了

獣の理の続編。今回はグレンの住む異世界に飛ぶという話。グレンは自分といる為にこの人間界で一緒に暮らしているけど本当にいいんだろうか?と悩んでいるところにグレンの部下・リュドヴィックとアルシ王がやって来る、熊族の襲撃を受け、グレンは異世界シルヴァに飛ばされ、聖明はグレンの後を追いかける。戦いの話ながら殺伐とした部分はほぼなく、聖明が危機的状況をくぐり抜けるのも意外に上手い。今回はモフモフ要素が少なか…

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プラチナ文庫10周年&CannaComics3周年記念ANNIVERSARY BOX グッズ

30作品の番外編を収録

小説11編、コミック19編が収録されていますが、ページ数としては半々といった感じです。本編を読んでいなくても、二人の雰囲気がそれなりに楽しめます。

コミックは1作品だけ1ページですが、あとは2ページか4ページで4コマ作品もありました。

小説のあらすじを少しだけ紹介します。以下、敬称略です。

凪良ゆう「蟹の宿」
「お菓子の家~un petit nid~」番外編。阿木の目線で進む、…

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