栗城偲さんのレビュー一覧

運命の、糸はひそかに 小説

栗城偲  yoco 

ホロリと来ちゃうんですよ

こちら、おとぎ話風BL+オメガバースになります。

健気で不憫な主人公が、王子様と幸せになる・・・。
そんな、優しいおとぎ話の世界そのものの、切なくも最後には幸福感に満ちた物語。

また、yoco先生のイラストがですね~、超絶世界観にぴったりでして!!
作者さんもあとがきで書かれてますが、表紙がこれ、金色なんですよね。
繊細なのに、華やかでロマンチックです。
実は私はですね、小説の…

11

玉の輿新調しました 玉の輿ご用意しました(3) 小説

栗城偲  高緒拾 

幸せになるために二人が出した答えは

青依の将来を巡って、印南と青依の心が大きく揺れる本作。シリーズの中で一番好きです。人生を左右する大きな選択に印南と青依が出した答えは、二人が共に幸せになる最高の形だと思いました。

忙しさに疲弊する印南のそばで、青依は直接的な戦力になれない自分をもどかしく感じます。そんなとき、来日した研究者・ベルが、青依の優れた記憶力に研究者の資質を見いだし、フィリピンに来ないかと誘ってきます。大学に行かせて…

7

玉の輿謹んで返上します 玉の輿ご用意しました(2) 小説

栗城偲  高緒拾 

タイトルは、きっと、未来への決意

前作は印南と青依が結ばれるまでの波乱の物語の趣でしたが、今作では恋人同士になった二人の心の内がじっくり描かれていています。読後の満足感は、断然今作の方が上でした。読んでよかったです!

「そこには愛が詰まってる」
酒匂視点の短編。青依が印南の会社の工場にある資料管理室で働き始めて半年ほど経っています。
フィリピン支社に出張の印南と酒匂。研究者・ベルは、社員に気遣いを見せる印南の変わりように…

7

玉の輿ご用意しました 小説

栗城偲  高緒拾 

二人のキャラクターがとても魅力的

小説Dear+アキ号vol.71で栗城さんが描かれていたリーマンの攻めがかっこよかったので(「社史編纂室で恋をする(後編)」)、こちらの作品も読んでみたくなりました。

当たり屋で生活費を稼いでいた青依(受)が、セレブで社長の印南(攻)の車に飛び込むも、失敗。見逃す代わりに『元恋人を見返すための恋人』役を要求され、印南のマンションで一緒に暮らすことに。中学卒業後に一家離散でその日暮らしの転落人…

3

バイアス恋愛回路 小説

栗城偲  カゼキショウ 

苗字が微妙

これってイジメだよね。勝手に性癖をバラされて自殺した大学生を思いだして嫌な気分になってしまいました。
後書きで勝手にジロジロ見られたらストレスだったろうと作者さまは書かれてましたが、私は読んでる途中で
「この自意識過剰野郎!」って自分が周りに居たら言ってやるのに!って何度も思いました。
講義被ったらそんなに負担?しかも、単位落としてるの自分なのに!これは攻めでは無くその友達ですが、こんな奴と…

2

ていこうなんて、しないから 小説

栗城偲  大槻ミゥ 

『制服プレイ』の部分が秀逸

『小説b-Boy 2012年11月号』掲載作品の電子書籍化です。
リブレの主にb-Boy単発作品の電子化は個人的なツボにはまると、とんでもないヒットを飛ばすことがあって楽しみにしています。
今作も『兄弟もの』がお好きな方は大好きなんじゃないかと思える作品です。
年下攻めでとても王道。

両親の再婚で16年間、仲の良い兄弟として育った朔生と脩介。いつの頃からか兄の朔生は脩介に恋心を抱いてい…

2

きみはぼくのつがい 小説

栗城偲  コウキ。 

ショタ攻めだけど大丈夫



オメガバース設定の話です。
中編2編「きみはぼくのつがい」「ぼくはきみのつがい」
掌編「The best day ever]
の3編からなります。


「きみはぼくのつがい」
攻めが小学5年生で受けが高校2年生から始まりますが、まだ精通していないアルファでちゃんと教育されている名家の出なので間違いはおきませんのでご安心を。
ふたりが出会い、自分がまだ子供だと痛感した攻めが大…

1

たちまち、おちる 小説

栗城偲  街子マドカ 

残念ながら…

前作を未読でも問題無いと思います。
社長が強面でもとても良い人なのは今作でもわかりますので☆
業界って色々大変そうだなぁとか
好きだからやり続けられる仕事でもなさそうで
ちゃんと食べて寝て欲しいというおかん目線になってしまいました。

ネコ役だった叶夢(佐藤)との再会、そんなに違ってちゃそりゃわからん!!ww
もうすぐ成人あたりからそんなに身長が伸びるタイプもいるんですね…??
声…

4

きみはぼくのつがい 小説

栗城偲  コウキ。 

波乱がないから癒される

電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。ただし、marilynさんが前のレビューで教えてくださっている『カバー下ss』は収録されていません。

栗城さんらしい、可愛らしいオメガバース。
可愛らしいと同時に「正しい」と思いました。
適切な言い方かどうか判りませんが「政治的に正しい」って言うか……読んでいて私の中の女性的な部分が傷つきません。
私の中に『学校図書館に置くべきBL』というジャンルが…

6

いとこいし 小説

栗城偲  北沢きょう 

せっかくなので次作は攻めの根暗変態っぷりパワーアップの話が読みたいです

お花の世界は知らないので分からないけど将来的に2人は幸せになるんだろうか?
真性ハッピーエンドマニアなので、その時「だけ」幸せじゃなくて未来も幸せになりそうwなカップルが好き
これはBL的には良いのかもしれないけど社会人としては……うーん…これでいいのかなぁ?
それと攻の龍鳳が変態。根暗変態。少しドン引きしました。
龍鳳は爺ちゃんになって死ぬまで受けの弓弦にベタ惚れしてそうな熱量で片想いし…

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