栗城偲さんのレビュー一覧

社史編纂室で恋をする 小説

栗城偲  みずかねりょう 

受け守られ展開が好きならハマれたかも?

物語の軸となるのが、主人公である受けの志月が冤罪をかけられるということなので、序盤からずっとモヤモヤが続く。

志月のキャラ設定的に前向きで明るく読めるところもあるが、中堅社員なのに仕事になるときゃんきゃんうるさい新人のようなふるまいで、恋愛になると女子中学生のようなモノローグを発する。
志月は性別を女にすれば何の違和感もなく読めてしまう残念仕様だった。まあBLあるあるなんだけど。
周囲の…

3

鬼の棲処 小説

栗城偲  コウキ。 

受けらしい受け

黒髪というだけで人間扱いされない島にすむ受けが、王子様にさらわれて人として生きていくお話です。

確かにおとぎ話って王子さまが、とか名前ではなく地位で書かれてますよね。そのやり方でおとぎ話感を創作されたとのこと。

わかるけど、わかりにくいから普通に名前つけてもよかったな、と思いました。
受けに名前を授けるってことは結構名前を重視しちゃってるわけで、そんな国のひとたちが誰も名前を持たない…

0

塚森専務の恋愛事情 小説

栗城偲  みずかねりょう 

美麗な挿絵での補完が完璧

会社で首切り役となった専務(受け)と成績トップ営業(攻め)の話。
現実でもフィクションでも悪役として立ち向かわれる側で描かれることの多い首切り役を主人公にし、そちら側の視点から描いた点が興味深く面白かった。
受けのキャラ設定も無表情クールで、感情に流されることなく合理的に人員整理を行っていく。たぶんBLキャラとしてはもう少し悩んだり苦しんだりした方が共感を得られるんだろうけど、こういうちゃんと…

5

「玉の輿ご用意しました(1)」電子限定描き下ろし番外編 グッズ

美味しそうだよ、大人様ランチ

「玉の輿ご用意しました(1)」電子限定描き下ろし番外編となります。
4p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓




タイトル「大人様ランチ再び!」
本編で、子供の時に家庭が厳しくお子様ランチを食べたことのなかった印南にいわゆる「お子様ランチ」の大盛り版である「大人様ランチ」を作って出した青依。
この番外編では今度は中華風の「大人様ランチ」を作ったよ!というお話。
チャー…

4

玉の輿ご用意しました(1) コミック

高緒拾  栗城偲 

よくある話だからこそ、攻めの変容を期待する

しまった〜失敗した…
(1)だったんですね。そして(2)がまだだったんですね…
高緒先生のファンで、キャンペーン中で、思わずポチったはいいが。この中途半端感…

内容は、ハイスペックの攻めが自分の車に当たり屋をした受けを恋人に仕立てるために、同居して色々マナー・教育等々を与える、はじめのうちギクシャクしていた2人だが次第に…
…というストーリー。
攻めの方はセレブだけど、子供らしい経験…

1

恋愛モジュール 小説

栗城偲  RURU 

仕事の修羅場くらいしか印象に残るシーンがない……

萌えにするか、中立にするか迷いました。
可もなく不可もない作品でも、何か一つでも楽しめるところとか、この作品ならではの魅力が感じられる場合には萌にするのですが、そういったものも特にないので中立です。

攻めも受けも社会人なんだけど、どっちもどことなく幼い感じがしてノリきれず。
特に受けは挿絵でも、とても30歳には見えないんですね。

そして30にもなって、仕方なくプロジェクトリーダーに…

1

塚森専務の恋愛事情 小説

栗城偲  みずかねりょう 

リーマン

「社史編纂室で恋をする」に出てこられた塚森さんのお話。時間軸としては「社史」より前になります。前作読んでいなくても可能だと思います。みずかね先生ファンとしてはたまらん一冊!イケメンリーマン二人のスーツ姿、タバコ咥えた姿、たまりませーーーーーーーーーーん!攻め受けとも嫌いではないですが、そんなに残らないかもと思ったので、萌にしました。いやでもホント、カッコいい。雑誌掲載分+書き下ろし+あとがき。

2

「塚森専務の恋愛事情」メーカー特典ショートストーリーペーパー グッズ

本編直後の2人になります

本品は『塚森専務の恋愛事情』のフェア書店特典ペーパーです。

本編後、荏原視点での2人の後朝のお話です。

荏原は恋人となった塚森との初めての場所はもう少し選ぶべきだったと
後悔していました。荏原が自室を選んだこと自体は悪くなかったと思わ
れますが、如何せん荏原の住いは会社の男性独身寮なのです。

同僚達の気配が沢山ある上に、原則「同棲の家族」以外の宿泊は認めら
れていませんが、…

3

塚森専務の恋愛事情 小説

栗城偲  みずかねりょう 

営業部のエースを翻弄する新任専務

今回は傾きかけている繊維メーカー営業部のエースと
経営の立て直しの為に親会社からやってきた新任専務のお話です。

受様視点で経営改革を進める受様の排斥を狙う犯人を捕らえるまでと
攻様視点で本編裏事情を絡めながら後日談を収録。

受様は老舗の紡績メーカー鷹羽紡績の直系親族ですが、社外で営業職を
5年程務めた後、完全子会社である三柏紡績の専務取締役に就任します。

三柏紡績は鷹羽の…

2

Chara BIRTHDAY FAIR 2020 Ⅱ キャラ創刊25周年記念バースデーフェア小冊子 グッズ

爆笑

ネタバレですので注意してください。



「俺のアオハルは渡さない」

相変わらずアオハルに拘る昴は文化祭当日に、実行委員になって落としもの担当の地味な場所にいました。

落ち込んで涙目の昴の元へ、陣内が衣装を持って来てくれました。
  
昴はメイド喫茶のホール担当と言われていたので、てっきりメイド服だと思っていたらキッチンの服で、疑問に思って陣内を振り返るとそこにはメイド服を…

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