栗城偲さんのレビュー一覧

新書館創立60周年記念 ディアプラス文庫フェア特典書き下ろし小冊子 C グッズ

グッと来た作品がありました

こちらの小冊子の中で本編を読んだ事のあるお話は三作品でした。順番に感想を書きたいと思います。

まず最初は菅野彰先生の『色悪作家と校正者』シリーズ&『ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱』より「色悪作家とドリアン・グレイの大迷惑」です。ドリアン・グレイの方は雑誌に続編が出ているようですが、そちらは未読です。
タイトルから分かるように本シリーズとスピンオフの2CPが登場してます。白洲が新し…

1

嘘の欠片 小説

栗城偲  一夜人見 

清らか

性格のすこぶる良い2人のすれ違いを美しく読ませる作品です。およそ悪人と思われる悪人が出てこない!健全な職場環境!峯井に無理やりキスした女の子や、採血室の看護師なんかもいましたけど、可愛いもんです。女性にそういう役回りが与えられてる感じがややBL作品らしいなと思いつつも、不快なほどではありません。大方のBL小説にも、職場にも世の中にも、もっと苛立ちが含まれると思いますが、とにかく清らか。番外編で知る…

0

ラブデリカテッセン 小説

栗城偲  カワイチハル 

ストーリーは悪くないんだけど…

表紙の可愛いさに惹かれて購入しました。
本当に可愛いイラストで、さぞかしスイーツのような甘々ストーリーかと思いきや?


料理研究家の嗣巳(受)は高校の同級生・大食いタレントの山江(攻)と仕事先で偶然再会する。嗣巳は高校時代、山江の事が好きだった。けれど山江の心無い言動に傷つけられ、逃げるように海外へ留学。それを機会に料理研究家となり活躍していた。
山江は「友達になれるチャンスをください…

1

玉の輿ご用意しました(1) コミック

高緒拾  栗城偲 

極端さが。ツッコミ役とか緩衝材役がいたらいいかも。

原作既読です。そちらの評価も萌でした。

小説のコミカライズで挿絵の高緒さんがそのまま担当されて。
高緒さんのコミックは壮絶な話しか読んだことがなかったので、笑顔だ!と新鮮でした。

お話はとっても良いんですよね。
なんだろうキャラかな?極端過ぎて。
攻めが恋人に求めるのが偏ってるし、育ちも…。
受けは良い子だけど育ちが…。
極端過ぎてあんまり萌が浮かばないような。

コミカ…

0

幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

頑張るアイドル

先生買い。二人の関係は好きだったのですが、攻めが追い込まれるシチュエーションがなかなかツラかったので萌にしました。元気な時に読んだらもっと感想違ったかもな、アイドル成長話で、雑誌掲載170頁ほど+その続き150頁ほど+あとがき。芸能界ものがお好きな方だったら嬉しいのかも。

長らく連絡を断っていた幼なじみ(アイドルになっている)のコンサートに行き、キラキラ輝いていない攻めが心配になった受け。攻…

0

幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

障壁らしい障壁がない芸能モノ

芸能モノの醍醐味人間として役者としての成長しつつ恋人となる三重構造をさらりと書き上げている
地軸は受なワンコ攻め
飼い主(受)に捨てられたと思って
でもいつか帰ってきてくれると信じて待ってるけど余りに帰ってきてくれないから元気がなくなり
の所を受が目撃して帰ってきてくれる
待てが出来る血統書付きの捨て犬時代を乗り越えて受が帰ってきてくれて息を吹き返し…
役者を始めたのも続けてきたのも受…

1

幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

お仕事の話は面白かったけど

表題作の雑誌掲載分の「幼なじみマネジメント」は受けの匠視点、そして書き下ろしの「幼なじみインクルージョン」は攻めの春臣視点でした。

匠視点のお話では春臣が事務所内で干されている原因が読者は早々に気がつくと思います。
でも匠だけが教えて貰うまで気が付いてません。そして自分が原因だったと知り上手くいっていたマネジメントに、自分は資格さえ無いのではと悩みます。
春臣が匠に今までの気持ちを告白し…

2

幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

誰よりも輝ける存在のために

今回は活動を制限されているタレントと
幼馴染のマネージャーのお話です。 

受視点で再会した攻様と恋人になるまでタイトル作と
攻視点で攻様の映画が完成するまでの続編を収録。

受様には大好きな幼馴染がいます。
この幼馴染が今回の攻様です♪

シングルの受様の母も共働きの攻様の両親も忙しく
同じ保育園で遅くまで残っていた2人は仲良くなり
お互いを親友と呼ぶほど友情を育てます。

1

幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

理想的な幼なじみ

読み終わってほのぼのしました。攻が甘えん坊さんなところが特に高めの糖度で、芸能界のお仕事描写もしっかりした作品でした。
そして、暮田先生のイラストが大正解です。

”マネジメント”が受視点で、”インクルージョン”が攻視点でした。
すましたイケめてる攻が、仮面の下でどんなスケベなことを考えてるのかというのを読みたい派なので、攻視点の後半のほうが好きでした。(もちろん、前半のエピは2人を理解す…

3

幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

栗城先生のお仕事BLはやっぱり良い〜

主人公幼馴染二人がどちらも頑張り屋さんで終始微笑ましい話です。攻めが若干ヘタレで受けの心の強さがいい。これは栗城作品らしいと思います。
玉の輿〜でもそうなんですが、先生のBLで好きなところは脇役もちゃんと生きている姿が見えるところ。この作品でもそれがちゃんと盛り込まれていて、作品に厚みがあります。芸能界を舞台にしたこの作品でも群像劇の要素がとてもいい味になっています。どのキャラクターにも愛情を感…

6
PAGE TOP