栗城偲さんのレビュー一覧

無用のオメガは代わりもできない 小説

栗城偲  野木薫 

健気受と不器用攻が好きな方へ

栗城偲先生の作品の中では「恋渡り」以来、自分の中のツボに突き刺さりまくるお話でした。

実は読み始める前は時代背景はもっと現代だと思っていたんです。でも読み進めて行くうちに違和感を感じて、もっと古い時代だということが分かりました。

多分、最初の漣の価値観とか行動や言動に嫌悪感を感じる方もいるかもしれません。
それだけ漣の育った地域はオメガに対する差別が酷くて、央我と出会う前の漣にはそれ…

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無用のオメガは代わりもできない 小説

栗城偲  野木薫 

受けさんがカッコよく、そして可愛い。

作家買い。
栗城先生の描かれる薄幸・健気受けって大好物なのですが、今作品の受けちゃんもドツボに突き刺さる受けちゃんでした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公はオメガの漣。
今日は漣の弟・弐湖の結婚式。
弐湖のお相手は、本来は漣が嫁ぐはずだったアルファの那淡。
有体に言ってしまえば、弟に婚約者をとられたのだった。

蓮・弐湖兄弟は両親亡きあと亡き父の友人…

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幼なじみマネジメント 小説

栗城偲  暮田マキネ 

幼なじみもの

芸能事務所に所属していた幼馴染と再会し懇願されてマネージャーになり二人三脚で頑張る話


疎遠になっていた幼馴染・晴臣(攻め)の出演するコンサートに付き合いで行くことになった匠(受け)。そこで見た晴臣に覇気のなさに驚きます。
気まずくなっていたことを忘れ勢いで文句にメッセージを送るとすぐに反応があり、マネージャーになって欲しいと懇願されるのです。
マネージャーになって3年、晴臣が望む仕事…

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経理部員、恋の仕訳はできません 小説

栗城偲  みずかねりょう 

このシリーズ大好きです

「社史編纂室で恋をする」のスピンオフ、シリーズ3作目。「社史…」と同じ時間軸の別カプ、稲葉の部下、染谷×鷹羽紡績の経理部員、倫理の物語です。
横領事件の裏でチリチリと燻り出す恋愛。横領事件の顛末を知ってるからか、裏側を覗けた感じで楽しかったな~
「社史…」の方と違って、今作は少しずつ進んでいく恋愛って事でヤキモキしましたが、ちゃんと収まってくれて一安心。
最初、染谷はめっちゃ遊んでるんだろう…

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新書館創立60周年記念 ディアプラス文庫フェア特典書き下ろし小冊子 C グッズ

ディアプラスさんの番外編

全部で5編入ってて、以下2編が好きだったのでレビュー。
(フェアは終了しちゃってるので、気になった方は頑張って探してください・・・)

1.社史編纂室で恋をする 番外編
  大町が塚森常務の恋愛事情をあんまりにも気にするもんで嫉妬してしまう
  稲葉。そのことを塚森にからかわれていたら、塚森の恋人と鉢合わせする
  ところに居合わせて・・というお話。大町君好きなんですよ。ほんと優秀な

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玉の輿ご用意しました(2) コミック

高緒拾  栗城偲 

紙版絵師のコミカライズだから違和感ない

文字より絵のほうが場面の情報量が多いので、コミカライズの読書は少し疲れる。
それに、ノベルのシリーズを読了した後で、コミカライズを読む必要あるかな?
・・と敬遠してました。

一巻は、アタリ屋を止めて同居を始めた青衣君が、忘れ物の資料を会社に届けるまで。
二巻は、カメラアイに気づき、偽装恋人から本物の恋人となり、就職先が決まるまで。番外編は「家庭内カレー戦争」

コミカライズを読了後…

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エブリジャック、ヒズジャック 小説

栗城偲  yoco 

相応の相手

絵師買いしたけど、挿絵が少なくて残念。 

クズ×ダメンズ:舞台俳優。
オネエ×苦労性:塾の生徒と教師。 
当人同士が幸せなら、それでいいと思う。
普段はオネエの教え子にくみしかれてしまった谷脇、きっとびっくりしたと思う。この場面、笑ってしまった。
クズとダメンズの二人に、恋人の深谷を紹介する谷脇、なんか奇妙で可笑しい。

Every Jack has his Jill. 
誰…

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恋渡り 小説

栗城偲  yoco 

前半は兄/後半は弟。得した気になる一冊

YOCO先生の挿絵が凄く綺麗で、素敵です。
yoco さんんの挿絵が入ると、神秘的な昔物語のような装丁に感じる。

倭の古語のタイトルだけど、大昔の大陸のどこかが舞台背景。
鳥飼というと、連想するのはカザフ民族のイヌワシ、勇壮な伝統は途絶える寸前らしいです。
https://montsame.mn/jp/read/233256

紙本は上下二段になっているので、電子版のほうが読みやす…

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Chara BIRTHDAY FAIR 2021プレミアム♡ペーパーセレクション Aコース グッズ

年に一度のお楽しみ

毎年、ペーパーセレクションが届く時期になると、申し込みを忘れていなかったか?ちゃんと間違いなく届くかと不安になるくらい楽しみにしてます。


漫画の方は感想を書きにくいので、小説の方だけ軽く感想を書きたいと思います。


まずは、英田サキ先生の『DEADLOCK』の「ハンサムが多すぎる」です。
11月25日に『DEADLOCK番外編(3) AGAIN』が発売されるのが楽しみですが、こ…

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鬼の棲処 小説

栗城偲  コウキ。 

御伽噺

2010に雑誌掲載された作品の再編集。
不憫受の「黒鬼=夜」の物語。
姐さんがたのお薦めに従い、電子特別版を購入。

元々遠島流刑地だった島に、たまに生まれる黒髪の子は、鬼の子だと忌み嫌われていた。
名を持たない黒髪の少年は「黒鬼」と呼ばれて、島中から忌まれる存在。
黒鬼を産んだ両親は既に死亡しており、薬師だった祖母も死亡した。
祖母の死亡後、薬草を強奪されることが増え、家が荒らされ…

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