Sakura0904
よしなが先生の作品って、冒頭からその世界観に静かに引き込んでくれて、不思議と登場人物達をひっそり近くで見守っているような気分になります。その引き込まれ方が自然で、心地良いなぁと改めて先生の才能に惚れ惚れしました。個人的には表情の妙や、間の取り方、余白の使い方などがそうさせるのかなと感じています。こちらの作品も、序盤から教師・井田の魅力に惹かれ、小林は当て馬かぁと一旦残念に思いながらも井田の本命で…
◆昨日よりいつも違う日
踏んだり蹴ったりな1日を過ごした大谷が、その日の最後に体験したこと。それは、なぜか思い詰めた親友の四谷に襲われること。どうしてそうなった?と大谷も読者も思わず疑問だらけになってしまうのですが、ちゃんとオチもついてすっきり。その日は最悪だと思っても、案外後になってあの時ああなって良かった、と思えることってあるかもしれない、そんな風に思った作品でした。
◆すこしだけ意…