よしながふみさんのレビュー一覧

非BL作品

西洋骨董洋菓子店(4) 非BL コミック

よしながふみ 

何度でも読みたい

もう何度も読んでるんですけど、何度も読んでるからこそ芥川が「アンティーク」と呟いた瞬間、ダバーっと涙が出てきてしまいました…

橘の立つ場所は全く変わらないような、大きく前進したような、もっとこの作品を読んでいたいような、とても清々しく完結したような複雑な気持ち。良い作品です。

順番にそれぞれの闇みたいなのが語られてきましたが、神田の闇もここで…そうね、彼だってあっけらかんと養護施設に賞…

0
非BL作品

西洋骨董洋菓子店(3) 非BL コミック

よしながふみ 

この巻からぐっと

奮闘アナウンサーがあるからこそ、これは女性向け漫画だなと思う。非BL漫画かBL漫画かなんて区分けはよしなが先生の作品にはさしたる意味はないのですけれど。

これで小野が浪費家ってのも、ビジュアルと中身が合わない人よ。小野を引き止めた理由が神田くんてところが、人情物語をこよなく愛する自分には深く突き刺さる。この中では一番関係性の繋がりが浅いかと思っていた神田くんが、いつの間にやらこんなに深く…皆…

0
非BL作品

西洋骨董洋菓子店(2) 非BL コミック

よしながふみ 

非BL作品ではあれど

あの、滅多に謝罪しそうにない橘が、千影を思って彼に優しくせよと言い、千影を思って小野に謝るという事実。愛だね。千影に対して異常に優しい橘がエッチで…すみませんエッチという目線でどうしても見てしまうの。

そういう目線で読むと、ビジュアル的には千影×橘が一番好みな気がします。主従萌もあるかな…
でも性愛込みではない愛情をかなり重視するタイプなので、彼らの関係性は×で掛け合わなくたって好きなんで…

1
非BL作品

西洋骨董洋菓子店(1) 非BL コミック

よしながふみ 

おケーキさまさま

テレビ東京のプロデューサーがラジオでこの作品好きとおっしゃってて、40代男性もよしながふみ先生の作品を好んで読むんだなぁと嬉しくなりました。この作品に限らずお好きだそうで、対談されてましたね。

この巻の最後に収録されてる話が好きです。捻くれていて、優秀で、やると決めたらやる男というのはカッコいいものよ。最後の描き下ろし見るとカッコ悪〜〜ってなるのがやっぱり橘でまた良い。

1巻の登場人物…

0

1限めはやる気の民法(文庫) コミック

よしながふみ 

新装版1,2で読んでます

<1巻>
よしながふみ先生の名作中の名作。20年経っても面白い。20年経っても世の中大して変わってないよなって気分になり、大学時代も思い返せる。

BL的要素は少ないのに、たしかに萌える。素晴らしいです。まだ手に取ったことがない方は、読んだ方が良いと胸を張って言えます。

◾︎藤堂(政治家の息子)×田宮(優秀な学生)
法学部(慶應がモデルですよね)の学生たちの日常の中にある…

2

無罪世界 小説

木原音瀬  よしながふみ 

何気ないものが誰かの犠牲で成り立っている

“捨てるものの為に苦しむ人がいるなら、自分くらいビールを瓶にしてもいいかと思ってね”

最後まで夢中で引き込まれるお話ではなかったのですが、BL小説でここまで愛以外のメッセージ性を持たせた作品に出会った事が(絶対数が少ないのですが)なく、挑戦的な作品だと思いました。

法外な値段で浄水器を売る悪徳業者の主人公(この設定が既に面白いのだけど、詳細は流石にないので面白さが半減して惜しい)が遠い…

0

1限めはやる気の民法(文庫) コミック

よしながふみ 

最初から最後まで萌えしかないので、いつでも誰にでも薦められる

 今までよしなが先生の作品は外国貴族ものしか読んだことがなかったのですが、日本の大学が舞台となったより身近に感じられる当作品も、素晴らしかったです。ゼミや試験前の雰囲気、教授による講義の違い、学生同士の会話もかなりリアル。そして、何と言ってもメインキャラ達の性格、ビジュアルが最高なんです。学力のポテンシャルはあるのに父に逆らえず、興味のない法学部でチャラそうな学生に甘んじる藤堂と、親の七光な学生達…

3
非BL作品

きのう何食べた? 16 非BL コミック

よしながふみ 

愛情たっぷりホームドラマ

お正月ドラマ情報も熱くますます安定カップル度が微笑ましい16巻。これラブシーンがないけど完全BLというかおじさんズラブコメだと思う。2人の愛の絆が深いし2人が美中年で可愛い所は腐女子の夢が入ってるとは思うけど。

ゲイの2人だけでなく家族や周りの人々も丁寧に描いている所が素敵だと思います。BLだと異性愛者は小道具か風景になりがちですからね。もちろん美形ゲイしかいないBLファンタジー的設定でも気…

1

執事の分際 コミック

よしながふみ 

セルヴィニアンの行く末も気になった

 執事×主人は私の好みにぴったりで、且つよしなが先生の笑いと切なさが絶妙なバランスで詰まった作風ということで、とても楽しんで読めました。舞台や時代的に『ジェラールとジャック』に限りなく近い雰囲気ではありますが、壮大さやシリアス感はあちらの方が強いですね。こちらはもう少しライトに、フランス貴族の恋愛を描いています。

 なんといってもページ数が多いので、執事のクロード、主人のアントワーヌ共に子供…

0

ジェラールとジャック(文庫) コミック

よしながふみ 

年々落ち着いていくジェラールと、綺麗になっていくジャックに見惚れる

 元々2冊だったものを1冊に纏めた文庫版なので当然といえば当然なのかもしれませんが、このボリューミーな1冊でギャグもロマンスも哀しさも存分に味わえる上、2人のことをかなりの時間をかけて描かれていて大満足な作品でした。終わりかけに冒頭の娼館にいた頃のジャックのコマが挟まれていて、そういえばジャックはあんなに未熟な幼い子供だった、と思い出し驚いたほどです。文字の書き込みも最小限で読みやすく、とても集中…

3
PAGE TOP