ふばば
いやぁ、1巻の頃からは考えられないくらい、史朗のケンジへの愛が日に日に大きくなっていくようで腐女子としては嬉しい限りです。小日向とジルベールの結婚式でのスピーチ、緊張で台詞がとんだ史朗だったけれど、かえってこのかけがえのない時に感じた感情をありのまま伝えることができて、ゲストの心に残るものになったんじゃないでしょうか。あんなに素直に人前で、ケンジといることの喜びを言葉にした史朗に目頭が熱くなりま…
ほのぼのした変わらない日常のなかに、今回も特大の萌えが潜んでいました。共同名義で部屋を購入することを考えているなんて、本当ケンジへのプロポースでしかないですよね。ケンジ貯金頑張って! 仕事でちょっとへこむことがあった時は急遽家飲みに付き合ってもらって、ほろ酔いで「彼氏と飲むのが楽しい」と素直な言葉を漏らす史朗、なんて可愛いんでしょう。ケンジの実家でもすっかり家族として受け入れてもらっていて安心し…
ケンジと史朗の両親が再会できたわけじゃないけれど、史朗に何かあった時のために連絡先を交換するというエピソードがあり、10年越しの関係性の進展をとても嬉しく思いました。おろおろしながら食事して謝罪したいという史朗母に、自分たちがした仕打ちや現実的なことを考えて毅然とそれはダメだと言う史朗父、格好良かった。できればまた一緒に食事して欲しいけれど、母親の精神状態ももっと落ち着いて、ケンジが不安に感じる…
2人で暮らす年月が経つと共に、史朗がどんどん人間として、ケンジの彼氏として格好良くなるなぁと感じています。初期の頃に比べてケンジの同性の恋人である自分への抵抗がほとんどなくなって、職場でこそカミングアウトしていないものの、いろんな場面で堂々とケンジへの愛を示してくれるようになったなぁと感無量です。誕生日プレゼントは何でもいいと言われた時は困ったり、昔から変わらない所も残っているけれど。そこでお揃…
史朗が遺言書や遺産の話をケンジに持ちかけるエピソードがありましたが、結婚していない不安定な関係性のなかでそういう話をしようと思えるのって、史朗にとってケンジがいかに大切な存在になっているのかがよく分かりますよね。突然そんな話を切り出されたケンジは怒ってしまったけれど。確かに実際には生々しい話ですから、あまり耳に心地いいものではないですもんね。でもこの先もし別れても遺産はケンジに、という史朗の気持…
史朗の男前さやケンジへの愛情がたっぷり詰まっていた巻でした。普段ケンジの方が愛情表現が分かりやすいからこそ、ふとした時に史朗の愛が垣間見えるとケンジ同様テンションが上がってきゅんとします。女性客との食事に妬くのではなく、乗り気でないケンジの心情を理解したり、そんな食事の帰りが遅い時は本人の意思に反して帰れなくなっているのではと気を回したり、本当にかっこいい彼氏だなぁと。佳代子さんとの買い物や料理…
ケンジの母親はどういう心境の変化で突然史朗との食事を思い付いたのかなぁと思っていましたが、なるほど、親もまた子供に何かあった時のことを考えているのだとハッとさせられました。必ずしも親、子の順に亡くなるわけではないし、そうなったとしても、やはりケンジの姉たちと史朗が今まで会ったことないとなると、有事の際面倒になりそうですもんね。史朗も晴れてケンジ一家の仲間入りとなり何よりでした。
佳代子さ…