total review:291747today:14
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
10/38(合計:377件)
よしながふみ
Sakura0904
ネタバレ
ケーキ屋を舞台に繰り広げられる様々な人間模様が、非情に面白く読み応えのある作品でした。まず、何種類ものケーキが本当に美味しそう。つい、近所のケーキ屋に行きたくなってしまいます。非BL作品となっていますが、天才パティシエの小野がゲイなのでまったくBL要素がないわけでもなく、腐女子もそうでない人もどちらも楽しめる作品だと思います。 店員3人のやりとりも見ていてとても楽しいです。小野を警戒する…
碧雲
「執事の分際」に編入されている短編 主従関係であっても、信頼関係は愛が無ければ生まれないもの。 生前に先代から頼まれていたとはいえ、大変な苦労を厭わないクロードは人格者です。 坊ちゃまがパリの仮装舞踏会に出席する。平民の遊び人に偽装すると聞いてクロードが心配する。 「仮面で身分を隠したら、あなたは世間知らずのただの子供です」「パリは、上品な貴公子ばかりが集まる場所ではありません」 フ…
ちょっと他の作者と違うフォーカスを持っているのは、犯罪心理学を学んだ人が描いているからでしょうか・・読後、心に闇を置かれる感じ。 独特な心の揺れが描かれていて、台詞が短いので余韻が生まれる。 登場人物の以外な行動を読むと、そんなもんかなぁと動揺してしまう。 短編の後、本題の「ソルフェージュ」が掲載されている意味を今、考えてます。 収録されている短編は、下記: 本当に、やさしい…
レビューが心酔するファンの絶賛ばかりなので読みました。 伯爵家の跡取り息子、美男のジャックが辿る数奇な運命のお話。長い出来事の説明部分は、巻末のジェラードが墓で呟く「赦そう」にかかる、手が込んだ長い構成です。ジェラールが「抱える怒り」を「赦して解放される」までの構成は、裁判の弁証法と似てます。さすが。 ジャックは、父の借金の担保として売り飛ばされ、最初は、男娼と客。ジェラールに身請けさ…
著名な作品なのに、なんとなく敬遠して今まで目を通していなかった。 讀んだら、忽ち惹きこまれてしまいました。今日から1巻ずつ読むことにします。 倹約で財政を立て直した吉宗の話。 可哀そうな男前の水野。 「未婚の将軍のお相手をするものを「ご内証の方」といい、夜伽のあと10日以内に自害をすることに定められている」・・これはホントのような嘘。 男女逆転世界だから、そうなってしまうギャグ。…
あさだ2枚
もう何度も読んでるんですけど、何度も読んでるからこそ芥川が「アンティーク」と呟いた瞬間、ダバーっと涙が出てきてしまいました… 橘の立つ場所は全く変わらないような、大きく前進したような、もっとこの作品を読んでいたいような、とても清々しく完結したような複雑な気持ち。良い作品です。 順番にそれぞれの闇みたいなのが語られてきましたが、神田の闇もここで…そうね、彼だってあっけらかんと養護施設に賞…
奮闘アナウンサーがあるからこそ、これは女性向け漫画だなと思う。非BL漫画かBL漫画かなんて区分けはよしなが先生の作品にはさしたる意味はないのですけれど。 これで小野が浪費家ってのも、ビジュアルと中身が合わない人よ。小野を引き止めた理由が神田くんてところが、人情物語をこよなく愛する自分には深く突き刺さる。この中では一番関係性の繋がりが浅いかと思っていた神田くんが、いつの間にやらこんなに深く…皆…
あの、滅多に謝罪しそうにない橘が、千影を思って彼に優しくせよと言い、千影を思って小野に謝るという事実。愛だね。千影に対して異常に優しい橘がエッチで…すみませんエッチという目線でどうしても見てしまうの。 そういう目線で読むと、ビジュアル的には千影×橘が一番好みな気がします。主従萌もあるかな… でも性愛込みではない愛情をかなり重視するタイプなので、彼らの関係性は×で掛け合わなくたって好きなんで…
テレビ東京のプロデューサーがラジオでこの作品好きとおっしゃってて、40代男性もよしながふみ先生の作品を好んで読むんだなぁと嬉しくなりました。この作品に限らずお好きだそうで、対談されてましたね。 この巻の最後に収録されてる話が好きです。捻くれていて、優秀で、やると決めたらやる男というのはカッコいいものよ。最後の描き下ろし見るとカッコ悪〜〜ってなるのがやっぱり橘でまた良い。 1巻の登場人物…
<1巻> よしながふみ先生の名作中の名作。20年経っても面白い。20年経っても世の中大して変わってないよなって気分になり、大学時代も思い返せる。 BL的要素は少ないのに、たしかに萌える。素晴らしいです。まだ手に取ったことがない方は、読んだ方が良いと胸を張って言えます。 ◾︎藤堂(政治家の息子)×田宮(優秀な学生) 法学部(慶應がモデルですよね)の学生たちの日常の中にある…