鈴倉温さんのレビュー一覧

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

捻じ曲げられた真実を糺すには

今回は白銀の聖獣と第一王子のお話です。

冷遇される受様が攻様との出会いで始祖の過ちを知り
神に選ばれた統治者を実権をとり戻すまで。

200年前に第7大陸に辿り着いた一族の長は
大陸を支配する魔獣を倒して王となります。

魔獣に従っていた先住民のカリヨン族は
罪の一族として人前に姿をさらす事を禁じられ
人間達労働を一手に担う事となります。

人間達は飢えの心配が無く、労働…

7

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

読後感

先生買い。今回は読後感が良くなかったので、申し訳ありません、中立にしました。本編230p弱+あとがき。もふもふファンタジーがお好きな方でしたら嬉しいかも。

第七大陸のオルシャエルゴで、第一王子でありながら一人離宮で暮らすフィンリィ。女官や侍従もおらず、側にいるのはたった一匹の謎の四つ足の猫みたいな生き物で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの両親+第二王子、受けの叔父(…

3

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

溺愛と気持ちの良いストーリー展開に拍手!

属性的にはいわゆる不憫受けのお話のはずなのですが、これが不思議なことに読了後の気分は爽快の一言です。
いやあ、気持ちが良かったです。スッキリしました。
ストーリー展開が非常に面白く、1冊の中で綺麗にまとまっていて読みやすいです。

一族の者とは異なる瞳の色を持って生を受けた王子。
ただそれだけの理由で冷遇されているフィンリィがなんとも不遇なのです。
でもですね、読んでいて私はそこまで不…

10

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

名付けと家族

作家買い。フィンリィもモフモフ達も非常に可愛かったです…!

第一王子にも関わらず、父親である王からは無関心、母親である王妃や弟王子、そして家臣達までから疎まれてきたフィンリィ。離宮でひっそりと暮らしている彼の『家族』と呼べるのは、白銀の獣であるカイだけ。四つ足の獣は国では嫌悪や恐怖の対象だけど、フィンリィは13歳の頃カイと出会い、それから一緒に生きてきた。ある日、フィンリィはカイに誘導されて…

3

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

不憫であればある程、溺愛が沁みる……!

鈴倉先生のイラストに惹かれて購入!
試し読み時点で、主人公が冷遇されていて「どうしようかな…」と少し躊躇しましたが、コミコミスタジオさんのインタビューで

>主人公を「何が何でも幸せにする!」という意気込みで書いています。

と先生が答えてらっしゃったので、「どんなに不遇でもこの子はきっと幸せになる筈…!」と信じて読みました。

もう、家族や周囲から冷遇されるフィンリィが可哀想で可哀…

9

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

不幸からの大逆転劇にスカッと読後感!

うは〜…この作品のオチは良い。とびっきりスカッとしました
期待を裏切らないストーリー展開と結末。そして悪はコテンパンにとっちめるスカッと読後感……最高です。
貫井先生の、不憫で不幸な主人公が最後には笑顔になるお話が大大大好きで大好物です(≧∀≦)

こちらの作品の主人公もね、ほんっとにムカつくほど周囲に冷遇されていてイライラします。
目の色が王族の血筋じゃないってだけで、家族や王宮の面々…

13

宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 コミコミスタジオ限定SS小冊子 グッズ

うーん

無料の小冊子に対して言うことじゃないですが、もっと違うお話を期待していました。

時雨と凪が凪の祖母の墓参りをすることや、《ゆわい》の先代の主である柊へのお土産のエピなどはとてもホッコリさせて貰いました。

ただ、個人的には端折られた鬼の里への挨拶の方が読みたかったです。
時雨の策略によってただ立ち寄るだけになってしまったらしいですが、その時の皆の慌てる様子とか彼等の会話がちょこっとでも…

0

宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

前作が良かったので

もう杉原朱紀先生の作品は読むのを止めようと思ってたところ、忘れて購入した「神官騎士は黒翼の忌み子を寵愛する」が凄く良かったので今作も購入してみました。

ところがです、凪の性格が好きになれずに困りました。謙虚さも度を越すとマイナスになりますね。特に自分の命を軽視するのに嫌悪感を感じてしまいました。健気受け大好きでもこれはいただけませんでした。

作中でも凪のこの考え方が時雨にとても失礼で、…

2

宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

面白かったけど、全体的にTLっぽい

人間界と妖界の狭間に潜む、宿屋「ゆわい」を舞台に、様々な妖怪達と交流する〝癒しの妖ファンタジーBL〟です

癒しを求めて購入しましたが、個性的な脇キャラ達がワイワイ登場して、本格和風ファンタジーとしても楽しめる一冊でした。
が、肝心の恋愛部分が終始溺愛の平坦な印象で、残念ながら好みじゃなかったです……

両親を早くに亡くし、駆け落ちで生まれた為、親戚中から疎まれて育ち、更には人ならざる〝…

2

宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

清らか

鈴倉先生挿絵だったので購入。読んではみたものの、攻め受けともシンクロできず、盛り上がらなかったので中立にしました。清らか健気受けがお好きな方でしたら良いのかも。本編290P弱+後日談20P+あとがき。

幼い頃に両親を事故で亡くし、自らも足に少し障害がある凪。なんとか高校を卒業し、世話になった伯父の家を出て一人で生活しようとしていたのですが、様子のおかしくなった従兄弟から襲われ・・と続きます。…

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