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飛龍といい須藤といい、相手が本当に欲しいであろう自分自身は決して与えないのに執着させてしまう麻見という男は本当に罪な男だな、そんな男に執着されている秋仁って一体どれほど凄いの、と思わずにはいられませんでした。金や権力では彼らにはとても適わないけれど、それでも真っ直ぐな言葉を躊躇うことなく投げかける秋仁は、やっぱりそれだけの器を持っていますね。飛龍に銃を向けられた時はまだ怯えが見えていたと思います…
今回は本編以外に通常設定の番外編2本とパロディ含む番外編が2本収録されており、全部麻見秋仁がメインとなっています。本編では麻見の店のマネージャー須藤という新キャラが登場し、麻見と距離が近い彼に対して秋仁が珍しく嫉妬を見せる展開になります。また、麻見にいつも後始末を任されている黒田という検事とも接触し、自分が麻見の周りのことを何も知らないということを秋仁は痛感します。麻見としては恐らく、わざわざ言…
麻見秋仁メインは香港編の後日談が17頁、新しい本編が108頁、飛龍との3Pもある特典小冊子が24頁、水野桧山メインはクロスオーバーで麻見秋仁も登場し53頁という配分になっています(おまけで桐島が風邪を引いた麻見を看病する話も2頁あり)。
新しい本編は、いきなり秋仁の部屋から荷物が全てなくなり、麻見の部屋の鍵しか残されていないという状態から始まります。もうこの時点で麻見の秋仁に対する相当な…
冒頭に本編の番外編として葉と飛龍の過去のストーリーが10頁収録されています。葉は麻見と飛龍の間で二重スパイ的な役割を担いながらも、決してどちらかを欺きたいわけではなく、それぞれに異なった忠誠心を持っていたんですね。麻見へ絶対的忠義を捧げながら、飛龍からの信頼にもきっちりけじめをつけようとした彼は、香港編で事件解決のために最も尽くした人物なのではないでしょうか。刑務所で短髪だった飛龍も素敵です。
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今回は香港編ということで、麻見と秋仁はずっと離ればなれのままです。2人の絡みが見れないのは寂しいですが、飛龍の秋仁に対する評価が徐々に変わっていく所と、麻見がいかに本気で秋仁を取り戻そうと考えているかが分かる所が主な見所ではないかと思います。
秋仁は最初こそ飛龍に麻見の情夫としか見なされず、脅されてただ従順に奉仕することを強要されます。この頃はまだ飛龍も、麻見が可愛がっている人物を自分が…
麻見秋仁メインの本編『ネイキッド・トゥルース』と番外編『ラブサプライズ』が合わせて147頁、新CPの『ベイクド・スウィートメガネ』が22頁、『恋する〜』シリーズ続編で水野と桧山の父親の若い頃のストーリーである『恋するベビーリーフ』が12頁、更に秋仁麻見飛龍のプロフィールやインタビューが各2頁ずつ掲載されています。
次巻からは2巻連続で香港編となりますから、今回は秋仁が香港へ連れ去られる前…