兼守美行さんのレビュー一覧

闇夜に花嵐 美しすぎる男 小説

遠野春日  兼守美行 

たとえ火傷しても手を触れたくなる美しすぎる男

暴力団の企業舎弟という限りなくブラックなグレーゾーンで投資会社を経営し高額の収益を上げている高月(趣味は刺青)。
歌舞伎町に拠点を築き日本進出の足がかりにしようと来日した中国マフィアの神楽。
出会ってすぐお互いに興味を持ち憎からず思いながらも、究極の嬢王様なツンデレ神楽は簡単に手を触れさせないし堕ちることもありません。
高月を振り回しいいようにあしらい利用し都合よく使うばかりで、エロもラブも…

0

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

ふらふらがカワイイ

表紙イラストがこの作品を見事に表現しています。ちゃんとなまはげが描かれているのもイイ!

1冊丸ごと表題作です。

栢山の目線で進んでいくのですが、野垣が好きなのに、智也に迫られるとつい誘惑に負けてしまいそうになるフラフラぶりが素直で可愛かったです。野垣が好きだからなまはげコレクションが趣味だという斜め上の発想にも脱帽です!

野垣の気持ちは分かりにくかったのですが、ストーカーや記者を…

1

防人の男 小説

水原とほる  兼守美行 

題名&表紙買い

題名が気に入ったのと、表紙が素敵だったので購入をした一冊です。
続編「司法の男」と並べると麗しいイラストにうっとりします。
とはいえ、あとがきにあった「ある朝のふたり」、朝食を作る大守とそれをじぃと見つめる礼一のコミカルなイラストも可愛かったです!

表紙の印象そのままに、内容はカッコイイ二人の男の話でした。
働く男達といった感じで、仕事もの好きとしてはたまらない展開でした。自分たちの方…

3

慈しむ獣 愛す男 小説

火崎勇  兼守美行 

番の相手

諦める事だけ上手になってしまった子供。

両親を亡くし親戚の中をたらい回しにされていた広夢。
いい人もいたけど、事情があって広夢を育て続ける事が出来なくて。
そんな時に父の友人だと言う神代に引き取られます。
最初は怖いと思っていた神代が不器用なだけでとても優しい人と知って、いつしか恋に。
でも、その思いを伝える事も出来ずに。
そんな悩みやいろんな話を蔵の神様、狼のクラにだけは話して、…

2

慈しむ獣 愛す男 小説

火崎勇  兼守美行 

辛い過去が多いけど全体としては重くない

タイトルに惹かれて購入しました。
慈しむ獣、愛する男…まさにこのタイトル通りの内容でした。クールで無愛想だけど本当は凄く優しくて愛に溢れてる神代…主人公の広夢はかなり辛い生い立ちで悲しい想いもたくさんしてきたけれど、可哀想な子にならずに済んだのは神代のおかげでした。
ただ幼い頃の辛い記憶のせいで広夢が神代への恋にかなり悲観的になっていたので、読んでいて胸が苦しくなりました。
さらに神代も広夢…

5

和菓子よりあまい求婚 小説

水瀬結月  兼守美行 

頑固で一途な職人さんと内気な作家の甘い甘い恋の話

老舗和菓子店の長男でありながら不器用さから職人を断念した六花。
再婚した母の連れ子として義父の役に立ちたかったし和菓子も大好きなのに。
六花は職人の道を挫折したことから、作家としてドラマ化されるほどの人気がでてもいつまでも自分に自信が持てない自己評価が低いまま。
そして幼馴染で今では立派な和菓子職人として工場のリーダー的存在になった石衣に想いを寄せているのに少しでもそばにい続けたいから決して…

1

契婚 ~鬼の恋と乱れ華~ 小説

つばき深玲  兼守美行 

討伐隊長と神職と

江戸が終わって間もなくの時代。鬼と幼なじみとして育ったため、鬼に対して悪感情を持っていなかった受け。その受けが住む村に鬼が出ます。その鬼を退治するため、帝都から鬼斬りと呼ばれる討伐隊が派遣されてきた、というのが物語の始まりです。
神職として神社で仕事をしている受けは、山で悪鬼と呼ばれる悪い鬼に出会い、鬼の「印」をつけられてしまいます。その「印」をつけられた人間は、匂いで雄を引き寄せ、男に抱かれ続…

5

おやじ貸します!? ~兄弟屋顛末記~ 小説

夏乃穂足  兼守美行 

アラフォーの受けですが・・・

題名から、どんな親父が・・・と本屋で背表紙を見てドキドキしたのですが、とっても(中身が)可愛いおじさんでした。
外見だって、七三分けだけどあまり加齢臭はしませんし、オジサマを期待すると、ちょっと違う感じです。
読んでいて39歳だってことを忘れてしまうような、ちょっと天然の・・・お兄さんとは呼べないから、やっぱりオジサンなのかしら?(笑)地味だけどとても内面が魅力的な受でした。

「便利屋『…

3

快楽刑 小説

西野花  兼守美行 

エロ特化本です

取り合うんじゃなく仲良し兄弟で共有するタイプの複数ものです
鷹揚な紳士でトレーダーの長男(表紙右の黒髪)
芸術家肌で小説家の次男(表紙上のウェーブヘア)
今どきの子っぽいプログラマーの三男(表紙左の茶髪)で4P
年齢は30代半ば~20歳過ぎまで (受は21歳)
オレ様系がいないのはよかったかな

流れは複数→個別Hで心を通わせる→再度複数という複数モノの定番?展開
あとがきの「遊ん…

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愛犬調教 小説

宮緒葵  兼守美行 

カップリングが新鮮でした。

「愛犬志願」の続編です。
篝(かがり)と禍神・紅雪の主従関係がメインですが、前作で闇落ちした神支那家にも決着がつきます。

受けと攻めの気持ちのすれ違い(勘違いとか暴走)や、攻めの成長などが楽しめたので、前作カプよりも紅雪と篝のほうが好きかもしれません。
ハンサム風ドS×ツンデレ女王様というカップリングもとても新鮮でした。
篝は見た目的にもあまり見ないような気がします。ほんのり香る和風ゴ…

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