兼守美行さんのレビュー一覧

恋狐の契り 小説

渡海奈穂  兼守美行 

平成狐合戦

狐のBLだというので手に取りました。
渡海さんの作品は初めてです。

やっぱりもふもふは正義です!健気で初心な狐の受けが大好物です!
この作品で私が一番萌えたのは
“耳をもぐもぐ”のシーンです。
東吾が理也の耳をもぐもぐしてるシーンの可愛いこと可愛いこと。

周りの人に無関心で、無気力な男子高校生理也が唯一心を開くのは遠縁だという東吾。両親事故で亡くなったと聞かされている理也には、…

1

二つの爪痕 小説

宮緒葵  兼守美行 

腹黒兄弟に愛された淫乱美少年

カバー絵を見た通り3Pです。
異母兄弟と彼らが見出した天使。

全体的に薄暗く重いです。
悲惨な経験をさせられた啓斗の過去や美少年 陽太を手に入れるためにその姉を利用して近づいてきた兄弟の手口、そして傷つけられた姉やいいように操られた陽太の父親など執着した陽太を手に入れるためには手段を選ばない兄弟の所業に驚きます。
姉は母亡き後母親代わりに弟を可愛がり面倒を見てきたのに、裏切られ弄ばれ堕…

1

おやじ貸します!? ~兄弟屋顛末記~ 小説

夏乃穂足  兼守美行 

おもしろい!

これはジャケ買いの期待感通り、コミカル仕立てでかわいいオヤジ受けを書いた良作でした。

前半は、無駄のない小気味いい筆致でユーモアたっぷりにオヤジのどたばたを描いてほぼ神展開。
もててしょうがないチャラい弟の陰で、優秀ながらひっそりと堅実に生きる決意をした尚を明るく描きます。まじめな上に世間知らずの尚がまきおこす勘違いの嵐に笑いが止まりません。

攻めの新堂はゲイ。こわもて、仕事にはまじ…

3

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

BLでここまで笑えるとは

純粋に面白い。
BL小説でコメディって当たりが少ないけれど、
(メジャーなトコでは交渉人シリーズくらい?)
この作品は当たりでした。

攻の気質が「飼い主に構って欲しい!独占したい!」ゆえの従順さという
正しく愛玩犬。見た目は程遠いけど愛玩犬。
忠犬ではありません。だって変態だもの。

受のほだされ具合もいいですね。
個人的にはもっと見た目は可愛くないほうが好みなのですが
中…

5

PARTNER 籠の中の二羽の鳥 小説

高岡ミズミ  兼守美行 

ニッチに見えて王道の年下×年上

全寮制の中高一貫男子校に高校から入学した琳(攻め)。
誰ともつるまない美貌の2年生・彩羽(受け)に惹かれていき…という学園物。

舞台となる高校は、多数のエリートを輩出するスパルタ校。
落第を避けるため、生徒が二人一組でパ得意科目を教え合うパートナー制が取られているという設定です。

坊っちゃん揃いの学内で、歯に衣着せぬ物言いの琳は初日から浮きまくり。
更に、一匹狼の彩羽に誘われ彼と…

5

快楽刑 小説

西野花  兼守美行 

快楽刑とはなんぞや

タイトルからしてエロそうっていうな(@^0^@)/

さて、お話はといいますと、ちょっと小難しい説明が冒頭。
加害者の人権とは何ぞやというところから始まります。
復讐、敵討ち。そんな時代錯誤が代名詞なお話。
とはいえ、読み進めればなんてことない。
いつものエロエロ的展開でしたw

受は家族に上手に愛されていなかった。
妹のために始めて身体を男に売り、
それがバレて男に身体を売る…

6

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

バランスの取れたトライアングル

えろかった…と息をつきたくなる作品でしたが、サクッとえろえろを楽しむという感じではなくて、大人の濃厚でしっとりしたえろさ、という感じでした。
設定はシンプルでわかりやすかったです。

脚本家の向井が、ベテラン俳優・宮乃と若手俳優・伊織から求愛されるという三角関係ものです。
向井もそれなりに魅力的な男性なのでしょうが、やはり人気俳優二人に比べれば地味な印象なので、有名人二人の狂気的な愛を向け…

4

快楽刑 小説

西野花  兼守美行 

期待しすぎた

タイトルにあらすじに表紙!
どれだけ凄いのかと期待しながら読みましたが、これといった盛り上がりがなくアッサリ読了してしまいました。
快楽刑という淫靡な響きの刑も中途半端で、ただ素敵なお邸に皆んなで仲良く淫らに暮らしているお話、という感じでした。
ご兄弟達は淫靡な良いセリフを言っているのですが、それがあまり発揮されず…
もう少し、お道具を使ったり責めるシーンがあってもよかったかなと思いました…

2

薔薇の虜 闇夜に花嵐 小説

遠野春日  兼守美行 

格好悪い攻め×男前女王様(実は甘えた)

シリーズ3巻、最終巻です。

高月にもう少し活躍の場があれば萌え度も上がったのに、限り無く中立に近い萌ですね。

前巻の最後で義兄からの攻撃の開始を知り、好きな男を守るために遠ざけ一人奮闘する健気な神楽です。
高月の力になりたいという言葉に対して、殺されたくなかったら連絡をしてくるなとか投資しているカネを増やす契約を遂行しろなどと憎らしいことを言うが、それも自分の身を案じていると感じて喜…

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棘ある薔薇 闇夜に花嵐 小説

遠野春日  兼守美行 

モナコでデート

1巻同様今回もメインカップルはエッチなしです。
いいところまではいっても、冷静になった神楽の反撃でお預けを食らうか邪魔が入ってそれどころじゃなくなるのでこの巻でも小出しにされて次回へのお楽しみです。
盛りがった挙句のお預けに高月同様しょんぼりです。

お話の方は、またもや神楽に都合よく使われ便利で何でもいうことを聞いてくれる犬扱いですが、それでもいいというかむしろそんな風に振り回されるのが…

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