兼守美行さんのレビュー一覧

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

BLでここまで笑えるとは

純粋に面白い。
BL小説でコメディって当たりが少ないけれど、
(メジャーなトコでは交渉人シリーズくらい?)
この作品は当たりでした。

攻の気質が「飼い主に構って欲しい!独占したい!」ゆえの従順さという
正しく愛玩犬。見た目は程遠いけど愛玩犬。
忠犬ではありません。だって変態だもの。

受のほだされ具合もいいですね。
個人的にはもっと見た目は可愛くないほうが好みなのですが
中…

5

PARTNER 籠の中の二羽の鳥 小説

高岡ミズミ  兼守美行 

ニッチに見えて王道の年下×年上

全寮制の中高一貫男子校に高校から入学した琳(攻め)。
誰ともつるまない美貌の2年生・彩羽(受け)に惹かれていき…という学園物。

舞台となる高校は、多数のエリートを輩出するスパルタ校。
落第を避けるため、生徒が二人一組でパ得意科目を教え合うパートナー制が取られているという設定です。

坊っちゃん揃いの学内で、歯に衣着せぬ物言いの琳は初日から浮きまくり。
更に、一匹狼の彩羽に誘われ彼と…

5

快楽刑 小説

西野花  兼守美行 

快楽刑とはなんぞや

タイトルからしてエロそうっていうな(@^0^@)/

さて、お話はといいますと、ちょっと小難しい説明が冒頭。
加害者の人権とは何ぞやというところから始まります。
復讐、敵討ち。そんな時代錯誤が代名詞なお話。
とはいえ、読み進めればなんてことない。
いつものエロエロ的展開でしたw

受は家族に上手に愛されていなかった。
妹のために始めて身体を男に売り、
それがバレて男に身体を売る…

6

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

バランスの取れたトライアングル

えろかった…と息をつきたくなる作品でしたが、サクッとえろえろを楽しむという感じではなくて、大人の濃厚でしっとりしたえろさ、という感じでした。
設定はシンプルでわかりやすかったです。

脚本家の向井が、ベテラン俳優・宮乃と若手俳優・伊織から求愛されるという三角関係ものです。
向井もそれなりに魅力的な男性なのでしょうが、やはり人気俳優二人に比べれば地味な印象なので、有名人二人の狂気的な愛を向け…

4

快楽刑 小説

西野花  兼守美行 

期待しすぎた

タイトルにあらすじに表紙!
どれだけ凄いのかと期待しながら読みましたが、これといった盛り上がりがなくアッサリ読了してしまいました。
快楽刑という淫靡な響きの刑も中途半端で、ただ素敵なお邸に皆んなで仲良く淫らに暮らしているお話、という感じでした。
ご兄弟達は淫靡な良いセリフを言っているのですが、それがあまり発揮されず…
もう少し、お道具を使ったり責めるシーンがあってもよかったかなと思いました…

2

薔薇の虜 闇夜に花嵐 小説

遠野春日  兼守美行 

格好悪い攻め×男前女王様(実は甘えた)

シリーズ3巻、最終巻です。

高月にもう少し活躍の場があれば萌え度も上がったのに、限り無く中立に近い萌ですね。

前巻の最後で義兄からの攻撃の開始を知り、好きな男を守るために遠ざけ一人奮闘する健気な神楽です。
高月の力になりたいという言葉に対して、殺されたくなかったら連絡をしてくるなとか投資しているカネを増やす契約を遂行しろなどと憎らしいことを言うが、それも自分の身を案じていると感じて喜…

0

棘ある薔薇 闇夜に花嵐 小説

遠野春日  兼守美行 

モナコでデート

1巻同様今回もメインカップルはエッチなしです。
いいところまではいっても、冷静になった神楽の反撃でお預けを食らうか邪魔が入ってそれどころじゃなくなるのでこの巻でも小出しにされて次回へのお楽しみです。
盛りがった挙句のお預けに高月同様しょんぼりです。

お話の方は、またもや神楽に都合よく使われ便利で何でもいうことを聞いてくれる犬扱いですが、それでもいいというかむしろそんな風に振り回されるのが…

0

闇夜に花嵐 美しすぎる男 小説

遠野春日  兼守美行 

たとえ火傷しても手を触れたくなる美しすぎる男

暴力団の企業舎弟という限りなくブラックなグレーゾーンで投資会社を経営し高額の収益を上げている高月(趣味は刺青)。
歌舞伎町に拠点を築き日本進出の足がかりにしようと来日した中国マフィアの神楽。
出会ってすぐお互いに興味を持ち憎からず思いながらも、究極の嬢王様なツンデレ神楽は簡単に手を触れさせないし堕ちることもありません。
高月を振り回しいいようにあしらい利用し都合よく使うばかりで、エロもラブも…

0

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

ふらふらがカワイイ

表紙イラストがこの作品を見事に表現しています。ちゃんとなまはげが描かれているのもイイ!

1冊丸ごと表題作です。

栢山の目線で進んでいくのですが、野垣が好きなのに、智也に迫られるとつい誘惑に負けてしまいそうになるフラフラぶりが素直で可愛かったです。野垣が好きだからなまはげコレクションが趣味だという斜め上の発想にも脱帽です!

野垣の気持ちは分かりにくかったのですが、ストーカーや記者を…

1

防人の男 小説

水原とほる  兼守美行 

題名&表紙買い

題名が気に入ったのと、表紙が素敵だったので購入をした一冊です。
続編「司法の男」と並べると麗しいイラストにうっとりします。
とはいえ、あとがきにあった「ある朝のふたり」、朝食を作る大守とそれをじぃと見つめる礼一のコミカルなイラストも可愛かったです!

表紙の印象そのままに、内容はカッコイイ二人の男の話でした。
働く男達といった感じで、仕事もの好きとしてはたまらない展開でした。自分たちの方…

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