ああ、お前が好きなんだと言ってしまいたい!

妄想男子のイケナイ愉しみ

mousou danshi no ikenai tanoshimi

妄想男子のイケナイ愉しみ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
23
評価数
8
平均
3.3 / 5
神率
12.5%
著者
髙月まつり 

作家さんの新作発表
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イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784576161464

あらすじ

幼馴染みの瑞原に想いを寄せている永塚。好きだと言えない代わりに、毎晩瑞原とのアレコレを妄想していて――!?

中学生の頃から幼馴染の瑞原に想いを寄せている永塚。心も体も成長し、その想いは膨れ上がるばかり。
ついには欲情をも持て余し、あんなシチュエーションやこんなシチュエーションで瑞原とのイケナイ妄想に耽るのが日課になっていた。
自分の想いが伝わるわけがないと思いつつも、ちょっとした瑞原の言動にドキドキせずにはいられない。
そんな中、両想いになれるジンクスがある文化祭の時期が近づいてきた。けれど、永塚は瑞原に告白する勇気がなくて……。

表題作妄想男子のイケナイ愉しみ

瑞原涼司,幼馴染のイケメン同級生
永塚陽登,瑞原に想いを寄せている高校生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

題名が全て

近くの書店にて購入させていただいたのですが、取り敢えず題名が全てを物語っています。

主な登場人物は、歩いているだけで家族ごとスカウトに声をかけられるほど容姿端麗、成績優秀、それでいて誰からも好かれているモテ男、瑞原涼司。涼司の幼馴染であり、ノンケの涼司に淡い恋心を抱きつつ妄想が趣味という性癖をもった永塚陽登のふたりです。

このふたり以外にも数人名前が出ている登場人物がいたり、メインキャラクターに女子が出てきたりと、BL小説にしては珍しいタイプかな、と思いました。

ある日、永塚は同じクラスの瑞原とカラオケに行く話になります。その話に便乗して、3人の友達も一緒にカラオケに行くことになりますが、その間にも永塚は中学の時から想いを寄せている瑞原のことだけを考えています。その晩、長塚のもとに瑞原からの電話が来ます。もちろん妄想は膨らむばかりで…。

兼守美行さんの挿絵も本作品の雰囲気と合っていて、とても可愛らしい挿絵で、ページを捲るのが楽しみになりました。

男子高校生の膨らみまくる妄想にあふれています。素晴らしいですね。読んでいる途中に無意識にニヤついてしまうような作品です。是非読んでみてください。

2

妄想満開の愉しい両片想い

高校3年生の永塚(受け)は中学の時から幼馴染の瑞原(攻め)に片想いしている。
ノンケの瑞原とは絶対に結ばれないと思ってるから、絶対にばれないように妄想で満足する毎日。

永塚は優秀な走り高跳び選手ですが、記録に縛られたくないと推薦ではなく一般入試で瑞原と同じ大学に行こうとしています。内実は瑞原た同じ大学の同じ学部に行きたいがためということですが、受験勉強にいそしみながらもカラオケにいったり、学園祭や高校生活を楽しんでいます。
家では学校での瑞原を思い出し妄想にふけっています。この妄想がすごいです。高月さんの受けらしくうじうじしたところがなく、妄想はしていますが外側はがっちり理性で固めていてとても好感が持てます。そして、やはり男兄弟の長男でブラコンなところも通常装備です。こんな男兄弟羨ましい。

瑞原もまたバスケのインハイで準優勝するような選手でスポーツ推薦ですでに進学を決めています。また、すごいイケメンで女の子にモテモテで歩いているとスカウトされまくりです。そして瑞原もまた高校に入ってすぐから永塚のことが好きで妄想で我慢しています。こちらは、早々に友達にばれてしまっており相談に乗って貰ってます。
そしてこの二人を見守る3人の友達がとてもいい友達たちです。
紅一点の初瀬倉の恋模様も絡んでいたり、高校生活を謳歌しているのがとても楽しそうでした。

全体的に明るい雰囲気で暗くならないので、心が疲れることもなく読めます。
写真部と文芸部共同制作の3年生写真集がとても楽しそうでした。
ファンタジー軍服とか不思議の国のアリスの時計ウサギの恰好とかイラストも眼福です。他の部の赤穂浪士や新選組、看護師も見たかった。
そして、女子陸部員扮するアリスに追っかけられる男子陸部ウサギとかも主人公関係ないけどイラスト見たかった。特に、永塚がシルクハットを持って跳んでるところのパネルのイラスト見たかった。
二人ともが早々に両片想いなのがわかってるので、二人が悶々としているのを読むのは楽しかったです。
惜しむらくは本番が妄想の中だけだったことかな。
妄想が濃いので物足りなくはないのですが、でも妄想じゃない本番読みたかったな。本番を迎えた翌日熱出て休んだなんてどんな濃いのだったんでしょう。うーむ、気になる。

せっかくなので、大学に行くようになって同居するようになってからもちょっと読みたかったな。

2

幼馴染の両片想いモノ

あらすじ:
高校3年生の永塚(受け)は、幼馴染の瑞原(攻め)のことが好き。
彼を想って妄想と自慰に耽るほど片想いをこじらせており…

高月まつりさんの作品によくある、イケメン攻め×そこそこ長身だけどあまりモテないやんちゃ系の受けという組み合わせ。
しかし今回は受けに妄想癖があるという設定なので、いつもの絆され受けとは一味違いました。

ただ、攻めの瑞原も実は永塚のことがずっと好きで、彼を独占したい願望があるややヤンデレ気味のキャラで…という事実が物語中盤、永塚時点になることで明らかになってしまう展開は安直でやや残念。
後半まで瑞原の片想いという体で妄想で引っ張って、終盤で永塚の真意を明らかにした方が意外性があって面白かったのではないかと思います。

それ以外はいつもの高月さん作品らしいエロくてコミカルなノリを楽しめ、悪くない一冊でした。
メイン二人だけでなく同級生らのキャラクターや恋模様も描かれており、良い青春ドラマに仕上がっています。

3

妄想ならなんでもアリかもしれませんが

スカウトされても断り続けるイケメン・瑞原と
弟妹想いの走り高跳び選手・永塚の両片想いで
お互いにえっちな事をしてされてという妄想を繰り返して来たという内容でした。
瑞原がイケメンなのに先に共通の友人に話して周りから固めていくようなヘタレ具合は悪くありませんでしたが妄想が上級者…。
永塚が電車内で複数の男に痴漢されているところを目の当たりにしながら言葉責めして
最終的に痴漢男たちの視線の中で繋がるという。
それって付き合ってからしばらく経ったあたりとかでも良くないかな??
好きでたまらない相手だったら一人占めしたくならないものじゃなかろうか…。
痴漢もののビデオ観たからそれを永塚に置き換えて、らしいですが。
永塚は永塚で放課後の教室でスる妄想、こちらも見られてしまう可能性の中で興奮しちゃっていましたが言葉責めされてるあたり妄想でもお似合いな二人なんですね…。
ただ、「女みたいにイくっ、女みたいにっ!」だったり
「メスイキしそう?ねえ、メスイキさせてあげるからね?」など
あまりメスイキ等の言葉を連呼されて萎えてしまうのはなぜなんでしょうか…。
「ナカでイっちゃう」だったらあまり気にならないんですが
こういう感覚、面倒くさい類かもしれませんね、ごめんなさい。
あと、せっかく文化祭でアクシデントの後両想いだとわかってキスしたり69したり素股までしたのに、“翌日の代休ラブホで朝から晩までヤりまくり”の本番がないなんて!
そこ!!重要!!!
共通の友人だからと言って彼らの前で「俺が好きなのは瑞原だけで、この先何があっても瑞原のちんこしか銜えたいと思わねえから」って宣言しなくていいと思う……。
二人だけでだったらいくらでも何でも言ってくれって感じですが。
DKのエッチな妄想、大歓迎!と思って読ませていただいたんですが残念ながら萌えまで至りませんでした。

1

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