兼守美行さんのレビュー一覧

快楽刑 小説

西野花  兼守美行 

期待しすぎた

タイトルにあらすじに表紙!
どれだけ凄いのかと期待しながら読みましたが、これといった盛り上がりがなくアッサリ読了してしまいました。
快楽刑という淫靡な響きの刑も中途半端で、ただ素敵なお邸に皆んなで仲良く淫らに暮らしているお話、という感じでした。
ご兄弟達は淫靡な良いセリフを言っているのですが、それがあまり発揮されず…
もう少し、お道具を使ったり責めるシーンがあってもよかったかなと思いました…

2

薔薇の虜 闇夜に花嵐 小説

遠野春日  兼守美行 

格好悪い攻め×男前女王様(実は甘えた)

シリーズ3巻、最終巻です。

高月にもう少し活躍の場があれば萌え度も上がったのに、限り無く中立に近い萌ですね。

前巻の最後で義兄からの攻撃の開始を知り、好きな男を守るために遠ざけ一人奮闘する健気な神楽です。
高月の力になりたいという言葉に対して、殺されたくなかったら連絡をしてくるなとか投資しているカネを増やす契約を遂行しろなどと憎らしいことを言うが、それも自分の身を案じていると感じて喜…

0

棘ある薔薇 闇夜に花嵐 小説

遠野春日  兼守美行 

モナコでデート

1巻同様今回もメインカップルはエッチなしです。
いいところまではいっても、冷静になった神楽の反撃でお預けを食らうか邪魔が入ってそれどころじゃなくなるのでこの巻でも小出しにされて次回へのお楽しみです。
盛りがった挙句のお預けに高月同様しょんぼりです。

お話の方は、またもや神楽に都合よく使われ便利で何でもいうことを聞いてくれる犬扱いですが、それでもいいというかむしろそんな風に振り回されるのが…

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闇夜に花嵐 美しすぎる男 小説

遠野春日  兼守美行 

たとえ火傷しても手を触れたくなる美しすぎる男

暴力団の企業舎弟という限りなくブラックなグレーゾーンで投資会社を経営し高額の収益を上げている高月(趣味は刺青)。
歌舞伎町に拠点を築き日本進出の足がかりにしようと来日した中国マフィアの神楽。
出会ってすぐお互いに興味を持ち憎からず思いながらも、究極の嬢王様なツンデレ神楽は簡単に手を触れさせないし堕ちることもありません。
高月を振り回しいいようにあしらい利用し都合よく使うばかりで、エロもラブも…

0

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

ふらふらがカワイイ

表紙イラストがこの作品を見事に表現しています。ちゃんとなまはげが描かれているのもイイ!

1冊丸ごと表題作です。

栢山の目線で進んでいくのですが、野垣が好きなのに、智也に迫られるとつい誘惑に負けてしまいそうになるフラフラぶりが素直で可愛かったです。野垣が好きだからなまはげコレクションが趣味だという斜め上の発想にも脱帽です!

野垣の気持ちは分かりにくかったのですが、ストーカーや記者を…

1

防人の男 小説

水原とほる  兼守美行 

題名&表紙買い

題名が気に入ったのと、表紙が素敵だったので購入をした一冊です。
続編「司法の男」と並べると麗しいイラストにうっとりします。
とはいえ、あとがきにあった「ある朝のふたり」、朝食を作る大守とそれをじぃと見つめる礼一のコミカルなイラストも可愛かったです!

表紙の印象そのままに、内容はカッコイイ二人の男の話でした。
働く男達といった感じで、仕事もの好きとしてはたまらない展開でした。自分たちの方…

3

慈しむ獣 愛す男 小説

火崎勇  兼守美行 

番の相手

諦める事だけ上手になってしまった子供。

両親を亡くし親戚の中をたらい回しにされていた広夢。
いい人もいたけど、事情があって広夢を育て続ける事が出来なくて。
そんな時に父の友人だと言う神代に引き取られます。
最初は怖いと思っていた神代が不器用なだけでとても優しい人と知って、いつしか恋に。
でも、その思いを伝える事も出来ずに。
そんな悩みやいろんな話を蔵の神様、狼のクラにだけは話して、…

2

慈しむ獣 愛す男 小説

火崎勇  兼守美行 

辛い過去が多いけど全体としては重くない

タイトルに惹かれて購入しました。
慈しむ獣、愛する男…まさにこのタイトル通りの内容でした。クールで無愛想だけど本当は凄く優しくて愛に溢れてる神代…主人公の広夢はかなり辛い生い立ちで悲しい想いもたくさんしてきたけれど、可哀想な子にならずに済んだのは神代のおかげでした。
ただ幼い頃の辛い記憶のせいで広夢が神代への恋にかなり悲観的になっていたので、読んでいて胸が苦しくなりました。
さらに神代も広夢…

5

和菓子よりあまい求婚 小説

水瀬結月  兼守美行 

頑固で一途な職人さんと内気な作家の甘い甘い恋の話

老舗和菓子店の長男でありながら不器用さから職人を断念した六花。
再婚した母の連れ子として義父の役に立ちたかったし和菓子も大好きなのに。
六花は職人の道を挫折したことから、作家としてドラマ化されるほどの人気がでてもいつまでも自分に自信が持てない自己評価が低いまま。
そして幼馴染で今では立派な和菓子職人として工場のリーダー的存在になった石衣に想いを寄せているのに少しでもそばにい続けたいから決して…

1

契婚 ~鬼の恋と乱れ華~ 小説

つばき深玲  兼守美行 

討伐隊長と神職と

江戸が終わって間もなくの時代。鬼と幼なじみとして育ったため、鬼に対して悪感情を持っていなかった受け。その受けが住む村に鬼が出ます。その鬼を退治するため、帝都から鬼斬りと呼ばれる討伐隊が派遣されてきた、というのが物語の始まりです。
神職として神社で仕事をしている受けは、山で悪鬼と呼ばれる悪い鬼に出会い、鬼の「印」をつけられてしまいます。その「印」をつけられた人間は、匂いで雄を引き寄せ、男に抱かれ続…

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