兼守美行さんのレビュー一覧

流星の騎士とステラの旅 小説

柚槙ゆみ  兼守美行 

関連作があるとは知らず

序章の展開とあらすじから、転生ものファンタジー作品なのかなーと思いながら追いかけてみると、あとがきでなんと別作品の派生物語との文字が。
うーん。これは事前に知っておきたかったかもしれません。
ですが、関連作未読の状態でも一応問題なく読めました。
以下、関連作を読んでいないので、こちらの作品だけを読み終えてのレビューとなります。

ひょんなことから、日本人だった前世の記憶を徐々に思い出すよ…

0

流星の騎士とステラの旅 小説

柚槙ゆみ  兼守美行 

色々と思うところはあるけれど

な……なんと!?
『ヲタクの恋は××です!』の主人公2人が転生した物語だったとは。
作者さんのあとがきを読んでビックリでした。

ということは、あれ?考えたくもないのですが、拓実と煌はもうあの世界の住人ではないということ……?ですよね。
うーん……それはなんというか、なんと言いますか…わたし的には複雑な心境です。

この作品の主人公のステラとお相手のラウールは、先にも出した拓実と煌が…

0

獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて 小説

ごいち  兼守美行 

結局は夜の満足が一番?

序盤からヤってるシーンばかりでどうなることかと思ったら、最後までこの調子で進んでいった。トラブルとエロがセットな感じで、それ以外の問題は皇帝の一睨みで解決し、さらっと流れる。メイン二人の魅力がよく分からなかった。

イルハリムは不憫受けになるのかな。奴隷として生きる宦官で、仕事の罰で皇帝に犯される。皇帝の味を知ったイルハリムは、怯える側女に対し奥まで受け入れたら気持ちいいのに、なんて思っていて…

0

未来で断罪してくる騎士のため、悪魔の侯爵と呼ばれた俺は人生を繰り返す 小説

青木なつき  兼守美行 

サクサク読める死に戻りループ

死に戻りもの?毎回騎士に殺され、子供時代から人生をやり直す主人公。ループものといっても、他のループ回は高速ダイジェストで、ほぼ最後の一回の人生のみ描かれている。なので同じシーンが繰り返されることもなく、サクサク読めた。

ルチアーノは何度も人生を繰り返して微妙に達観してるうえ、今度の人生では誰も殺さないと決めている。なのでタイトルにある“悪魔の侯爵”は過去のものだが、いきなり殺そうとしたり殺し…

0

転生したら竜族の王子に猛愛されてます 小説

今城けい  兼守美行 

有能脇役のヨハンネスが良かった。

「転生したら竜族の王子に猛愛されてます」というタイトルから、自分が転生したことを自覚しているのかと思いましたが、主人公のハルトは自分が輪廻転生者であることは知りません。
だから攻めのアレクシスには、愛する婚約者を亡くした過去があると知り、その亡き婚約者に劣等感を抱いたり嫉妬したり……。

ハルトは努力家の下っ端事務官で、王子とは無縁の世界のはずがなぜか王子自身に「あやしい」と目をつけられてし…

0

落ちこぼれオメガと一途な騎士の溺愛結婚 小説

佐竹笙  兼守美行 

一直線の溺愛アルファ攻め

裏表なく真面目で一直線な攻めに愛されて…というお話でストレス無く楽しめました。

受けのセノは娼館育ちの男娼オメガですが、本番行為は禁止のお店なので処女、そしてキスはNGで基本的に話術で爺様たちの心を掴みエロ行為もさほどしてない感じなので、そこまでの悲惨さは感じさせず…

従兄弟に連れられてやってきた生真面目な攻めのイルドネは、セノに仕事と父親との確執を打ち明けるんですね。
で、きちんと…

1

溺愛社長のまっすぐすぎる純愛 小説

名倉和希  兼守美行 

歳の差14歳!! 甘くてコミカルなシンデレラストーリー

名倉先生の作品が大好きで、既刊を読み漁っています。

特に先生の書かれる ”ちょっと間の抜けた”年上溺愛スパダリが本当に好き!♡
今回の攻め・尚行も、一回り以上年下の受け君可愛さのあまり、
「イチャイチャしたい!」と秘書にブーブー言っちゃうような「おいっ」って感じの
攻めなんですが、そんなところも含めておかしくて可愛い〜!!(๑˃̵ᴗ˂̵)

料理上手でしごでき、大好きな恋人に家もピ…

0

落ちこぼれオメガと一途な騎士の溺愛結婚 小説

佐竹笙  兼守美行 

読み返したいシーンがあちこちに

結婚から本格的に物語が動き出し、結婚式で締めるお話。熱烈求婚編と事件編の二部構成っぽいつくり。そこだけを読み返したくなる印象的なシーンが散りばめられていて、とても良かった。

イルネドの求愛・求婚は、真面目さが前面に出ていて応援したくなる。“他のΩを知らないから”と拒むセノの言い分に大いに同意したので、他のΩと付き合って確かめて、やっぱりセノが良いと説得力を持って告白するイルネドが良い。
堅…

1

雪融けのオークショニア 小説

寺崎昴  兼守美行 

お仕事面も恋愛面もモヤモヤが残る

審美眼を持つオークショニアのお話、ではあるが、主に描かれていたのは一対一の美術品取引を仲介するお仕事。BLは三角関係から変化する際に、当て馬の後押しありきのカップル成立になっている。
お仕事面も恋愛面も、微妙にモヤモヤが残ってしまう読後感だった。

主人公の瑞生は、幼少期から美術界で名を馳せた父に厳しい教育を受けた影響で、美術品への思いが複雑。それでも審美眼は本物で、加えて自身の努力もあり、…

0

ぞっこん ~ある日バイクに迫られて~ 小説

松雪奈々  兼守美行 

トンデモ展開の連続で笑った

乗り物擬人化?もの。サクサク進む展開と客観的に見たときのシュールさで、妙にクセになりそうな雰囲気のある作品。バイクの化身だけでなく、車の化身まで現れたところで一番笑った。

バイクを売り払った碧のもとに、自称バイクの隼がやってくる。詐欺を疑いながらも、トンデモ設定で碧はわりと早い段階でバイクなことを受け入れる。このテンポの良さに笑ってしまう。

車に名前を付けると、その車(フィッツ)もまた…

0
PAGE TOP