雲田はるこさんのレビュー一覧

非BL作品

アスク・ミー・ホワイ 非BL 小説

古市憲寿  雲田はるこ 

どこか遠くの世界での、彼らの幸せを願っています

作家さんと作品テーマが気になって読みました。
ヤマトの目線で紡がれるアムステルダムの街並みは、行ったことのない場所なのにどんな風景か想像できてしまう、そんな文章でした。

このような言葉で表現するのはあまり良くないと思いますが、ヤマトくんはとても日本人らしい日本人の青年です。
偏見の目に晒されることを恐れ、自分が人を傷つくことを恐れ、また傷つけられることを恐れる。
アムステルダムという土…

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非BL作品

アスク・ミー・ホワイ 非BL 小説

古市憲寿  雲田はるこ 

アムステルダムの恋

BLじゃない本を探していて、カバー絵が素敵すぎて買ってしまった作品です。

個人的に冒頭で結末を匂わせるような描写がある書き方はそれに捕らわれて好きじゃないのですが、切ない思いを持って読み始めました。

薬物スキャンダルとゲイ疑惑で芸能界を去ったイケメン俳優の港と
彼女とアムステルダムに移住して相手の浮気で振られたレストラン勤務のヤマトがだんだん恋をしていく過程が素敵でした。

ヤマ…

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新宿ラッキーホール コミック

雲田はるこ 

「男の色気」の匠な描写

数多の賞を総なめにした『昭和元禄落語心中』の「男の色気」の匠な描写は、著者がこれまでBL作品をメインに手掛けてきたからこそ・・・
と「雲田はるこの原点はコレだー」といった趣旨の紹介文をHONTで読んで、興味を持って読みました。

たしかに、ポーズが歪ではなく綺麗に決まって美しい。
基礎の素描力有るから、横顔のチラ見せの色気や心情を醸し出す影の描き方が上手い。

色々な生き方が選べるのに…

1
非BL作品

アスク・ミー・ホワイ 非BL 小説

古市憲寿  雲田はるこ 

表紙絵とマッチするような儚さを持つ内容

読んだあと悶絶しました。
冒頭は特に何の変哲もないストーリーでしたが、後半から怒涛の萌でした。   
特に、旅行から先のシーン!
作者さんがtvでも活躍されている有名な方だったので暇つぶし程度に読みましたが、なかなかハマれるストーリーで、つい、読む手が止まらなくなってしまいました。
イラストも雲田はるこ先生の仕上げということでやわからな物語にマッチしていてイメージが容易に湧くと思います。個…

4

野ばら コミック

雲田はるこ 

登場人物全員に癒される

お疲れの皆様にイイ癒しがここにありますとご紹介したい。
私は作者さんの作品で常々癒されておるのですが、既刊の中でも癒され度が高い作品です。
普段はちょっと痛みを伴う物が好きなので、デビュー作もめっちゃ好きなのですが、自分を甘やかしたい日は今作を読みます。

やはり表題作ですかね、癒しで言うならば。
武と神田さんはもちろんモネちゃんばあちゃん皆かわいい♡
四十路可愛い受けは厳しいか?(他…

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窓辺の君 コミック

雲田はるこ 

甘さの中にも棘がある

作者さん買いです。
雲田さんのデビューコミックなのですね。
イラスト入り手書き目次が可愛い。
7話のお話が収録されている短編集でした。

中でも表題作「窓辺の君」と「あなたには言えない」「だいだい色に溶けあう」が良かったです。

窓辺に見える彼をただ見てるだけで良かったのに、その彼からつきあってと言われて…なお話なのですが、想像していた彼とはかけ離れていて、しかも単なる興味本位で付き…

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まるごとねこっけ~雲田はるこ『いとしの猫っ毛』トリビュートブック~ コミック

雲田はるこ 

ねこっけ萌え大集合♡

題名通り、まるごとねこっけな一冊。
作者さんのファンでねこっけファンのための本です。
Amazonで紙のをまだ買えました。良かった。

雲田はるこさんと河内遥さんの対談や、ねこっけファンの漫画家さんたちの寄稿、雲田さんのお礼イラスト、ねこっけ名言&迷言集などなど盛り沢山。

不勉強でして、河内遥さんを存じ上げなかったのですがインタビューはボリュームもあり、作者さんのひととなりや…

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非BL作品

アスク・ミー・ホワイ 非BL 小説

古市憲寿  雲田はるこ 

二人の関係性を示すセリフに撃ち抜かれた

一週間くらい余韻に浸りたい、なんかもうめちゃくちゃに泣きたくなる作品だった。

主人公のヤマト目線で語られる一人称小説で、独り語り感が強い文章。柔らかく繊細な描写で入り込みやすく、作品世界に没頭すると時間の流れがゆったりしているように感じる。リアルと二次元の融合具合が独特で、世界観の構築が素晴らしかった。

冒頭から時事ネタの羅列で雑念が入りそうになるが、たぶん自身の中に在るこの雑念もこの…

4

いとしの猫っ毛 5 初回限定版 コミック

雲田はるこ 

再び春が来て…

けいちゃんが東京に来て初めての冬をこえて、また春が来たお話です。

これまでの巻のように、ほのぼのだったり甘々だったりの日々。
所々にほろっとくるエピソードが来るので、気が抜けません。
みいくんのおばあさまとけいちゃん2人のシーンは他の巻でもでしたが、胸に刺さります。
けいちゃんがあの厳しいおばあさままで手懐づけるのがある意味 けいちゃん恐ろしい子! と思ってしまいますけどね笑

高…

2

いとしの猫っ毛 4 コミック

雲田はるこ 

幸せが詰まった一冊でした

けいちゃんとみいくんに冬がやってきました。
なんとなく2人には冬が似合う。
コタツでいちゃいちゃも良し、一つの布団に包まるのも良し。
今作もまた愛で溢れ返ってます。

みいくんが海外に行って5日間会えなかったり、クリスマスがあったり、みいくんのお誕生日があったりイベントごとの多い巻でしたが、なんといってもみいくんとけいちゃんが2人で小樽にお里帰り。このエピソードが印象に残りましたね。

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