葛西リカコさんのレビュー一覧

奪還の代償 ~約束の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

せつない

最初、この3作目を買うつもりはなかったのですが、表紙のカイエの可愛くて美しい姿を見て即買ってしまいました。

前作もそうですが、このお話には聖獣や魔獣が出てきたりします。でも世界観に着いていけないなんてことはなくて、むしろこの独特の世界観に引きずり込まれてしまいました。

陥れられ、奪われた自分の繭卵を諦めず何年かけてでも探し出そうとするリグトゥール。
一方、今の主ベルマンは本当の主では…

4

ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

BL要素は少ないですが…

シリーズの第一巻。
上條と瀬名、新藤と葉鳥の2カップルが登場します。
BL的な甘さはほぼ皆無ですが、猟奇殺人事件を中心に4人が交差する、なかなかに読み応えのある作品でした。


攻めの上條は、警視庁捜査一課の刑事。
二年前、仕事で家庭を顧みずにいた為に離婚されています。

性格男前、外見美人な受けの瀬名は、アメリカでサイコロジスト(セラピスト)として働いていて、上條の高校の後輩です…

2

欲情螺旋 小説

水戸泉  葛西リカコ 

螺旋に残る愛

SF仕立ての恋愛小説というのがちょっと新鮮。SF作家でない人の近未来設定は安っぽくなりがちだけど、そこを上手く書いてると思う。 受の慎治を執着愛した喬一が、自分の想いを込めたクローンを残す。そのクローンである享と慎治の物語。

オリジナルの影響なので享もかなりの執着愛。途中ちょっとイタイシーンあるので苦手な人は注意かも、です。大丈夫な人は満足感あるのではないかと。そしてやっぱりクローンのキョウ…

2

裸のマタドール 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

BLにうってつけの素材

マタドールシリーズとして「愛のマタドール」が先に発刊されていますが、前作を読んでいなくても読めそうだったので、こちらから読みました。

いやもう、眼からウロコの衝撃でした。
闘牛が、スポットの当て方次第で、こんなにも官能的な雰囲気を醸し出すものだとは。
獣と人間との一対一の死闘。マタドール(正闘牛士)の華麗なコスチューム、牛を刺し貫く剣、牛を仕留めた後の心身の昂ぶり、殺したばかりの牛の血の…

7

奪還の代償 ~約束の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

もふw

ようやく読み終えることができましたヽ(´▽`)/長くかかった。
というのもですね、これ、カップルは違っても、前回からの登場人物を引きずってるので
どうしてもどうしてもどうしても・・・・どうしても前作を思い出してしまう。
しかも、前回のお話は、転生あるにせよの死別・・・・重すぎるんだよorz
可愛く、無邪気な小さなリュセランを見るたびに胸が締め付けられて
そのリュセランを愛しすぎた攻の気持…

8

星を泳ぐサカナ 小説

朝丘戻  葛西リカコ 

表紙が素敵

朝丘さんの作品は読んでいて「ちょっと性急過ぎやしませんか?」と感じることが多いのですが、この星を泳ぐサカナはそういう部分がないわけではありませんが比較的少なかったなと思います。

受けである優太郎は、高校生にしては少々世間擦れしていない少年。
欲しい物を自分で買うために、レンタルショップでバイトを始めます。

攻めは『恋愛欲がない』という、大学生の本田。
過去に囚われ、女にだらしなく執…

7

ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

続きは買ってから!

 夢の島で猟奇的な殺人事件が発生?
 それは被害者が餓死させられた上、性器を切り取られ、喉の奥に詰められていた……という恐ろしい物であった。
 その捜査を担当することになったのは、警視庁の刑事である上條善成。

 事件の第一発見者は、間宮祥。
 ところが彼は、解離性同一障害という病気を患っていて、犯人と接触してはいたものの、その間の記憶がないという。
 そんな彼の保護者として現れたのは…

1

好きになりなさい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

意地っ張りと気になる視線

歳の差カップルの話で、受けになる史哉は幼いころから無意識の甘えが攻めである
有木にあって、有木は史哉を幼い時からずっと見つめる、それも子供にもその視線が
解るくらいなのですから、読み手としては、この攻めショタなのかと勘違い。
しかしながら読み進めて行くうちに、有木は単に育ての親で後に史哉の母と
事実婚する相手に史哉親子を見守っていけば自分に何が大事なのか解るなんて
理由から史哉を見つめ続…

6

好きになりなさい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

3年の猶予

題名が前作に似ている事、イラストレーターが同じ事から、あれ前作のスピンなのかな?と思ったら全く別作品でした。
この椎崎作品、いつものように温度は低めで、一読目は首を捻った具合だったのですが、読みかえしをして寝かしてみると、ジワジワジワと効いてくる。
一読だけでバッサリ切ってしまうのはもったいないと思った作品ですが、ちょっと色々とひっかかる部分が目に付いてちょっぴり評価は低いかも。


幼…

11

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

気配りな攻め様

丸ごと一冊全部がひとつのストーリーでした。

いや~、こんな出来た人間が横にいるとラクでしょうね!
気になったとしても、心へ踏み込まない、
優しいけどそれが押し売りではなくて
でも決して突き放しているわけではない
といのが相手にちゃんと伝わる程度の状態。

こっっっんなこと出来る人、なかなか居ませんよね~。
そりゃぁ、ホレますw
しかも免疫少ない受け様の事ですもの。

ほん…

4
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